恋のドライビング・ナイト   北沢まゆみ
   杉山政美/伊豆一彦/高田弘
C/W 白い日記
   杉山政美/伊豆一彦/高田弘
     コロムビア PK−34

コロムビアってこういう何だかよくわからない人たちがうじゃうじゃいるから好き。プロフによると彼女は北海道出身の23歳だそうです。 それにしては念入りなお化粧具合が大月みやこさんチックで好感度大。この涼しい目線はお直しかしら。曲は淡々としたボサノヴァ歌謡、頭では分かっていても下半身が私を夜の街へいざなうの…という内容(ちょっと違うけど)。教えられる悦び、イワされる悦びを、ギミックの無い正統歌謡メロに合わせて呟く彼女は高い部分の発声に特徴というかナンギな部分があるのでこのタイプの曲が似合いでしょう。こういう人に2曲目があるとコワイんですがどうやら1枚屋か?
ほらごらん   あき・ともこ
   東海林良/徳久広司/野村豊
C/W セブンティーンぶるうす
   東海林良/徳久広司/野村豊
     ミノルフォン KA−1070

何てインパクト大のお顔なんでしょうか。「もう終わったのかい早いねぇ、さぁて次はどいつが相手してくれんだい?」とでも云わんばかりのフテ姐ぶりが想像できますが、声はB面のタイトル通り可愛らしいものでテクも殆ど無い状態でした。曲もそれに合わせてかなにげに純情ぶったもので、音として聴くにはよいのですが実際に歌ったら(見たことないけど)何ともいえない違和感に周りを陥れてたコトでしょう。それにしてもB面のタイトルがつけられるという事はホントに17歳?…オンナってコワイわねぇ、くわばらくわばら。
私はシンデレラ   谷ちえ子
   石原信一/中村泰士/馬飼野俊一
C/W 就職戦線異常なし
   中村泰士/中村泰士/高田弘
     コロムビア PK−77

A面はデビュー曲でのアイドル的人気(という程では無いんだけど)を受けて軌道修正を図ったのではないかと思いますが空振り。そういう意味でもB面の「就職戦線異常なし」の方が勝負曲としても適切だったのではないでしょうか。イントロからして不吉なイロモノ具合が十二分にあらわされてるし、何といってもサビの♪ばぁぁ〜〜あああぁじにいぃあぁ〜〜からの自信満々な歌いっぷりはB面にしておくのはホントもったいないです。松居直美あたりがリメイクしてもよかったでしょうね。ちなみにアルバムでは「気まぐれヴィーナス」も歌っている彼女、明らかに何かやらかしてるんでしょうね。持ってる方、報告お待ちしております。
月影のTOKYO   篠塚満由美
   篠塚満由美/亀井登志夫/馬飼野康二
C/W クライマックス
   篠塚満由美/牧野三朗/馬飼野康二
     ポリドール 7DX1029

「パパはもうれつ」でしのづかまゆみとしてデビュー、その後マミー&オールディーズファミリーバンドを経て作詞家として脚光を浴びる事に。この曲はその頃80年のシングルになり、第2弾「太陽のかけら」なんてのもあります。デビュー当時の印象はこまっしゃくれた女の子というイメージでしたが、その時点である程度の場数を踏んでいるので当然だったのね。この曲はおそらくピーナッツやら浜村美智子やらがぐじゅぐじゅに混じった名作で歌ってて気持ち良さそうなのが見て取れるようです。個人的には「パパはもうれつ」のSMチックなダンナさん加減を誰かにリメイクしてほしいのですが。勿論まだ現役のご本人でもいいのよ。
愛人どまり   おがた愛
   橋本淳/穂口雄右/穂口雄右
C/W ある体験
   橋本淳/穂口雄右/穂口雄右
     コロムビア P−431

何とここまでの3人は奇しくもスタ誕出身者だったのでした。このおがたさんは「別れのブラックコーヒー」でデビュー、ハスキーボイスを生かした路線を進んでいたはず(「恋は魔もの」が聴きたい!)でしたがいつのまにかコロムビア得意の何だかわからない歌謡曲うたいのお姐さんに。レイ子ちゃんはいい旦那見つけて店辞めてったけど、アタシってオトコ運悪いのよねぇ〜アンタ、アタシにどんだけ注ぎ込んでくれるのかすぃら?というよくありがちな夜の裏通りの話題ですね。でも橋本淳先生はやはりスゴイ。2番の♪木ぼりの人形、には参りました。肥後ずいきとかそういうものなのかしらん?
初めが肝心   久我直子
   阿木耀子/宇崎竜童/萩田光雄
C/W ステディ
   阿木耀子/宇崎竜童/萩田光雄
     CBSソニー 06SH388

何の為に存在し、何がターゲットなのかが非常に分かり易い分野に属する久我さん、デビュー曲「ノアノア気分」に続くこのセカンドではさらに分かり易いジャケ演出。彼女の表情にも「ほーれどうだ、もうちょっと見たいんだろ、あぁ?」という挑戦的なものが顕れておりやれやれという感じです。曲は少〜しヒットしたので(ホントか?)説明はいらないのではないでしょうか、2番の♪たまにはシャツをお着がえなさい/男くさくてやりきれないわ、というところで主人公の臭いフェチ度が堪能できます、ホントにやりきれないんでしょうねぇ(淫笑)。彼女についてはその内別コーナーで紹介いたしますのでお楽しみに。
おじさんルンバ   桜たまこ
   石坂まさを/杉本真人/京建輔
C/W 明日山脈
   石坂まさを/石坂まさを/伊藤雪彦
     ミノルフォン KA−1061

芸名と「東京娘」のヒットである程度の知名度を得ている桜さん、でも「東京娘」の後を受けて勝負曲としてリリースしたこの第3弾はイマイチ知名度が低くて納得いきません。まがいもの歌謡ルンバとしても珠玉の作品、前作では花売り娘的な部分を強調してましたが、今回は明らかにフケ専、おじさまでないと燃えないんですぅもうタマんないっという感じがプンプン臭ってきてます。桜さんも思いっきり気だるくくねくね歌ってました。しかも♪ルンバ!というヒワイな合いの手を入れるおじさんはTV出演の時も同席、ヘンなコンガみたいなのを叩きつつ囁きかけてたと記憶してます。確か有名な方でしたが名前が…ご存知の方がいらしたら是非ご教示下さいませ。
猛 女 W
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