|
夜光虫 宗田まこと
山口洋子/都倉俊一/都倉俊一
C/W ぱんどらの箱
山口洋子/都倉俊一/田辺信一
フィリップス FS-2020
長い事探してた曲を発見。宗田まことさんは元女優で「幸せ振り」で歌手デビュー、この曲はサード=ラストシングルだそうな。当時所属してた岡田プロの先輩山本リンダ路線ともいえる曲ですがなんといってもジャケに書かれた「燃える…ジャングル・サウンド」というキャッチが全てを物語る曲に。イントロからいきなり男声コーラス、というか♪ウッホッホッホ、やら♪ウガガガウガガガとかジャングルというより土人の喰人祭りかよ。曲の出だしは♪殺されたのよあなたに、ですが宗田さん、ぜってーアンタが殺すほうでしょ(失礼)。曲ラストも上記の祈祷のようなかけ声、宗田さんも♪ウッウッと雄叫びをあげており、まるで「あ〜うまかった」と云ってるかのよう。曲も完全にリンダ風で必濡の一曲。B面はいきなり♪パンパン…もうダメ逝っちゃったわよアタシ。 |
|
流れる 速水典子
三浦徳子/小笠原寛/小笠原寛
C/W あなたのシャツ着て
三浦徳子/小笠原寛/小笠原寛
トーラス 07TR−1019
割と有名どころですが好きだったもので。タイトルとイントロ、そして冒頭のどこかにイッちゃったような「生きてる…」のセリフでドキッとさせといて歌になると多岐川裕美唱法(首絞められたように頭頂部で歌って職人芸のエコー処理で漂流感を出す)でうつろいゆくいいオンナ気取りの高飛車な態度が好きです。と思いきやB面で見せるつまらなさすぎな地声と人並に歌える歌唱力を聴くとA面が全て演出である事が否応無く解り、その小手先演技がまた見事。いいオンナならねじれてなくちゃね。現在も女優として活動を続けてらっしゃるようですが、どんな風になったのか見てみたい処であります。 |
|
TOKYO千夜一夜 紅理子
吉岡治/浜圭介/蘭広昭
C/W 駅ホテル
吉岡治/浜圭介/蘭広昭
NECアベニュー N06E-33
あらまぁなんて安っぽいジャケ!浅草橋の服地屋で購入した1シーズン前の柄の布(@380、ポリエチレン70%レーヨン30%)をバックと衣裳に使ってるのかしら、しかもこの衣裳は布を巻きつけただけのようね。衣裳さんも苦しみの中から考え出した安ネタで好感度大だわ。そんな豪華ジャケで勝負を賭ける紅理子(クリスって読むのよ)さんは当時レポーターやらナンやらで微妙に露出してた人。演歌歌手志望で業界入りしたものの背に腹は変えられずタレント稼業、やっと芽が出てのレコードデビューなら何て素敵なエピソードなんでしょう。そんな想像をふとさせる(すぐ忘れちゃうけど)本格歌唱の歌謡曲です。なんでもやるわねこの人きっと。 |
|
後ろめたさを囁いて 加藤まき
剱持誠一/山下毅雄/内堀勝
C/W お願いJupiter
剱持誠一/山下毅雄/長谷川英郎
キング K07D-90325
87年12月リリース。プロフによるとハードレッスンを積んでさわやかにデビューとなっております。確かに爽やかよ貴女。でも髪のブロウはもうちょっとどうにかしたほうが良かったわね。A面はタイトルはよさげなのですがもう一つ、その代わりB面が強力。Jupiterなんてタイトルにつけるくらいですからどこぞのアニメ主題歌のようなイントロに続いて彼女のハードレッスンとやらの成果が存分に味わえます。音程が取れてないように感じるのは私が間違ってるのよねきっと。でもサビの♪ね゛ぇぇ、は良いのかしら?きっと良いのよね。何にしろ名曲でしょう。大好きよ。 |
|
めいっぱいのラブ・コール 松尾和美
大矢弘子/井上かつお/武市昌久
C/W 色鮮やかに
千家和也/伊藤薫/高田弘
クラウン CWA-423
「釧路川/白馬のルンナ」でデビュー、私にとっては充分アイドルでした。この曲は4曲目で会心の歌謡ポップス。TV東京系の夜の番組ではよ〜く見ましたが、ちゃんとフリつきだったんですよね。私はワンコーラス終わった後の彼女の開放感いっぱいの笑顔が大好きでした。曲中のAhというためいきもそんじょそこらのぽっと出には出せない域に達してるし、ほんと歌うことでエクスタシーを感じさせる曲だと思います。B面のプチアイドル路線も見逃せません。まだまだ現役で頑張っている彼女、探偵業もやってるみたいですが(笑)歌手として表舞台に立ってもらいたい一人であります。 |
|
ダンスの後でさよならね 西城なつ美
志巻夕雨虎・大野克夫/大野克夫/宮口久
C/W ワンスモアアゲイン
西城なつ美/大野克夫/宮口久
サウンドワールド 7DR46
以前掲示板にお越し頂いたpiroppoさんがご推薦下さった曲をご紹介。まずジャケットにあんぐり。姐さんダメよぉその服レンタルなんでしょ、そんなトコにあぐらかいちゃ汚れちゃうわよぉ落ちなかったら買取よ?あら、靴まで脱いじゃって…そりゃ今日は若いオンナどもにいいオトコかっさらわれちゃったけどいいじゃない、アタシ達だってまだまだ充分賞味期限内よ。次のパーティでは絶対上テクのイケメンをゲットしましょうね。あら姐さん泣いてんの?バカねぇアタシまで泣きたくなるじゃないのサ…、って曲を期待していたらまるで逆の高飛車オンナの乾いた(というかひからびた)別れの曲でした。暴走する彼女の歌声と、それとは違うところで自己世界に埋没していくアレンジの妙。一体何が魂胆なのか。piroppoさんありがとうございました、おかげで素敵なメビウスがまた一つ(笑) |