「大和撫子“春”咲きます」新井薫子
岩里祐穂/岩里未央/見岳章
C/W「片想いのイニシャル」
青木久美子/原川健/矢野立美
TDK T07S-1019
まずは分かり易い人から。というかイラストレーターとして深夜番組でヘンに誤解したインテリぶりを見せている(あれは計算でしょう)カオルコさんと、狂気の過剰演出アイドル新井薫子と現在どちらの方が知名度が残っているのか疑問でもあります。デビュー当時はホンキだったでしょうが段々アイドルのパロディのような路線に行ってしまい、またそれがハマってしまったのは彼女の力量だったのか、それとも基本的にアレだったのか未だに謎ですが(ラジオのパーソナリティやってるのを聴いた事がありますがとても尋常では無かったです)、とにかく「大和撫子」と「OH!新鮮娘」は世に残る名曲でしょう。その後死亡説を打ち消す為のようなタレント活動を経て93年に石川正とTHE TABLESを結成、テーマは「オタクごっこ」?まぁいいか。ファーストの「REIZOKO」の方が曲としては好きですが、アイドルに戻ったつもりのようなこのセカンドも気持ち悪くてかなり。
       
「ネツレツにLOVE CALL」THE TABLES
カオルコ/カオルコ
C/W「PAPER DRIVER」
カオルコ/石川正
シックスティ SXDR-122
「セピア色の夏」 佐藤弘枝
篠原仁志/緑一二三/川口真
C/W「蒼い感傷」
篠原仁志/奥慶一/萩田光雄
ビクター SV-9023
これも一時期色んな処で話題になってましたね、この間に間寛平とのかんコーラの葉月コーラもやっております。ビクターのオーディションで優勝でしたっけ。それだけがウリなんですから強敵が多かった85年組では大変だったとは思います。しかも曲は中途半端に古い哀愁路線、まぁ、ねぇ。でも、だからって10年もたってリベンジしようってアンタ…しかもビーイングで再デビューてのがまた凄い。川嶋みき→川島だりあ、遠藤由美子→森下由実子など燻り続ける炎を再燃させるビーイング系列の着眼点はスルドいというかなんというか…しかも結果を出せないと手厳しいところがまた(以下自粛)
 




「淋しがりやふたりぼっち」 中原薫
中原薫/織田哲郎/池田大介
C/W「'Cause I Love You」
中原薫/中原薫/池田大介
ZAIN ZADL-1040

「硝子路道へ」芦部真梨
有馬三恵子/川口真/川口真
C/W「ミモザ色の恋」
安井かずみ/加藤和彦/乾裕樹
VAP 10054-07
猛女の方で「あと5分だけ」をご紹介している芦部真梨子さんの前身が左の芦部真梨、そしてその後の姿が右の玲奈となります。実は彼女は今でも現役でジャズシンガーとしてご活躍されているそうでHPも存在しております。「硝子路道へ」は淡々としたポップス、両A面扱いの「ミモザ色の恋」(盤にはballad-side/semi-disco-sideと表記)は加藤和彦らしいオリエンタル路線です。変わってクラウンから発売の「共犯者」はベンチャーズ作品シリーズとして発売されたもの、TRACK1を歌うオリーブはベリーズの松本千恵巳がいたグループでした。なぜベンチャーズ?ってところは不明でしたがアレンジがベンチャーズぽい処以外は普通の曲という気も。なにしろ歌唱はホンモノですので、いつかライブを見に行ってみたいものです。
       
「夏の海より好きよ」オリーブ
鮎川めぐみ/EmieChavez/水谷公生
「共犯者」玲奈
鮎川めぐみ/JoeBarile/水谷公生
クラウンパナム CRDP-45

「彼によろしく」三純和子
千家和也/浜圭介/高田弘
C/W「幼い頃」
千家和也/浜圭介/高田弘
EPICソニー ECLB-23
最初は小野木久美として71年に「恋はマジッククラッカー」なる曲でデビュー(未聴、聴きたい!)、その後君スタチャンピオンとなり左の「彼によろしく」で再デビューとなります。その後小野木久美子となり再々デビューというところまでは雑誌で読んで知ってたのですが、なんと彼女がかおりくみこさんだったとは…。かおりくみこさんっちゃ、アニメ・童謡界のヴェテランのお一人ではないですか。まぁデビューのきっかけも童謡歌手だしありがちではあるんだけど、同じように歌謡曲歌手時代を持つ大杉久美子さんとともにもっと評価されるべきと思いここに登場させておきます。ちなみに「彼によろしく」は暗すぎ。 NOW SEARCHING

「バイバイ・サマーボーイ」大内和美
神田ヒロミ/見岳章/鷺巣詩郎
C/W「銀色の翼」
伊藤薫/伊藤薫/あかのたちお
東芝エキスプレス ETP-17524
三純和子が君スタなら大内和美は東芝スカウトキャラバン出身。石坂智子、川島恵、そして3回目が彼女で最後かな?解り易い選考方法ではあります。アイドル全盛時にデビューでちょっとツラかったですが、大内和美としてのラストシングル「バイバイ・サマーボーイ」は矢野良子の後半曲を髣髴とさせる若くないゆえの哀愁が感じられて良かったです。で、その2年後に三井一美と改名して「西ロマン」で再デビュー。当時ラジオのインタビューで再デビューであることは認めたものの以前の名前を決して口にしなかったところに彼女の意思というか戦略というかそういうものが見え隠れして微笑ましかったです。「風はペパーミント」は東芝の扇風機のCMソングでサワヤカ系の佳曲です。でもその衣裳に黒のサングラスはやめたほうが…おなじ大内さんノリなのかしら?

「風はペパーミント」三井一美
大津あきら/あかのたちお/あかのたちお
C/W「素顔のままで」
福島邦子/福島邦子/矢野立美
東芝イーストワールド WTP-17748

「あなたに帰れない」竜エリザ
橋本淳/筒美京平/萩田光雄
C/W「心が晴れるまで」
橋本淳/筒美京平/萩田光雄
ビクター SV-1287
正直云って今回このコーナー作ったのは彼女の為です、といっても過言ではないほど。いやぁ〜朱礼毬子、いいわぁ!!竜エリザとして2曲リリース、動かないまま全日本歌謡選手権で勝ち抜き再デビューという事ですが、私はこの番組を見た事がないのでした。でも、レコードリリース経験がある歌手がシロウトさんと並んで挑戦するわけだから殺気立った番組だったんだろうなぁと推測されます。「とりのこされて」はその殺気がそのまんま持ち込まれたかのようなせっぱ詰まった作品。背中がゾクゾクするくらいの名曲です。彼女の引きちぎるようなファルセットが痛いわ…これは買って損なしです。…って、77年に云ってあげたかったわね。

「とりのこされて」朱礼毬子
出倉ひろし/福島新一/福島新一
C/W「明日わからない」
福島新一/福島新一/福島新一
ビクター SV-6324

糸引くぬめり  2

          

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