パンプキン&アンナアン

このお二人をなかなか登場させなかったのは単にシングルが見つからなかっただからであって、決して
オミットしてた訳ではありません。ま、揃えてない時点で興味の度合いもわかるかと(キライじゃないのよ・笑)
パンプキンは城山美佳子(みかりん)と林千春(ちゃお)のコンビ。みかりんはそれ以前からサンミュージックに
所属してたけどちゃおは?てなくらいの合成グループで、仲は良さそうでしたが3曲目でちゃおが抜け、
その後にはいるのがみかりんと“あしたの黄色をつかみ隊”を組んでいた小川真澄(まーたん)。結構長く
コンビは続けてましたがまーたんの膨張がみかりんにも移ってしまった辺りが限界か。みかりんは修復して
今も活動されてます。私はちゃおが好きだったのですが…。
アンナアンは本名不明、調べりゃ出てくるでしょうがそれはいつか偶然見つけた時に(だからキライじゃないん
だってば)。アンナアンとして2曲リリースした後、一年おいてシュガービートとして復帰、こちらはちょっと
売れたのでご存知の方も多いかと。個人的には「!ヤワラちゃんがふたりで歌うたってる!」という感じ
かな。グラビア、おのろけ、結婚…と常に話題をふりまくヤワラちゃん、次の期待は…ってアンナアン紹介
しろよ(笑)。





パンプキン
プレッジハート(誓約)
   尾関昌也/三浦一年/川上了
C/W 泣き虫たちを追っ払え(チームワーク編)
   尾関昌也/佐藤健/川上了
     BMGビクター RHS-309


サンミュージックにしては珍しくデビュー曲からマイナー調、しかもちょっとハード系。彼女たちも練習の成果が見られるハーモニーで頑張ってるのは分かりますが、サンミュならではのひたすら元気よく正統派気味の歌唱で印象は薄味。曲も当時流行りのアレンジやらフレーズやら出てくるのですがここ!という部分が無くて(サビは好きなんですが)もう一つ。それでもアイドルらしいB面よりはA面の方が好きなんですから問題です。NHKアニメの主題歌だったのがいけないのか。それでも冠とれるだけよかったのか。
太陽のハレーション
   尾関昌也/馬場孝幸/川上了
C/W 元気印のプレッピー
   尾関昌也/三浦一年/川上了
     BMGビクター B07S-16


こちらもデビュー曲と同じく「アニメ三銃士」ED曲。似たようなもんではありますがこちらの方が下世話さ満喫で好きです。サビの1フレーズごとのソロ部分なんかゾクゾクするし、一部コブシまでまわってるし(ミカリンでしょうか?)B面はメジャー調ですがこれもいいですね。グループ売りするんならこれくらいは最低限遊んでなくちゃネ。と、結構好きなシングルだったのですが衣裳がねぇ…。デビュー曲の衣裳はカッコよかったのですが、コケたからって(しかも低予算で二人分の衣裳だからって)あからさまにランク下げが分かる衣裳で可哀想でした。
そよ風の騎士

くぅ〜、この曲も好きだったんだけど見つからないんですよねぇ。チャオのラストシングルでもあるので是非入手してご紹介致します。ちなみにまーたんと交代してからもこの曲歌ってたけどみかりん&まーたんヴァージョンの盤は存在しないんだろーか?BMGビクターさん、隠し持ってませんかぁ?(なおTVではデビュー曲から全ての曲を新メンバーで歌ってました)
恋はおまかせ
   石坂まさを/獅PADUDU・竜PADUDU/川上了
C/W 飛べない小鳥
   石坂まさを/川上了/川上了
     BMGビクター B10D-124


アニメ「エルとプルー」主題歌。アニメは見たことないんですが、これはいい曲。この曲からまーたんが声として登場するのですが、みかりんとのハーモニーが合ってるのは昔とった杵柄か。彼女達の持ち味だったその時その時の精一杯の声を出す、という部分が発揮されてますネ。フリもかわいかったねぇ、最後にチュー寸前までする所とかさ。でも。でもね、お子様向けすぎやしないでしょうか?それまでのアイドルとしてのファンはどんなつもりで応援してたのか、お察しいたします。
エルプルたいそう
   杉山真紀/川上了/川上了
C/W エルプル音頭
   石坂ゆたか/川上了/川上了
     BMGビクター B10D-128


前作から1ヶ月というスピードで新曲リリース、というかこれはアニメからの派生なのでしょう。見たことないからわかんないけどアニメ自体は人気あったのかな(そんなハズは)。実は私の選ぶパンプキンベストソングはこの曲だったりします。完全に川上了に遊ばれた曲とアレンジ(ここで使ったサンプリングを清水香織でも使ってるので彼にしては単なる実験作だったんでしょう)、そしてそれを倍返しするようなお二人の張り切りようは思わずリピートしてしまうほど、♪ワン!ツー!スリー!フォー!の踏ん張り具合は他の人では絶対出せないですね。。彼女達のハーモニーの見事さ(というか奇妙さ)が十二分に生かされた曲でもあります。
感じるんです
   松本隆/穂口雄右/新川博
C/W 渚のラブ・ポーション
   尾関昌也/佐藤健/新川博
     BMGビクター BVDH-2


香坂みゆきのアルバム曲のリメイク。しかし同じ事務所とはいえよくこんな曲掘り起こしたな、という感じ。ソロ向けに作られた、しかもその時点では正統派の香坂さんに作られた曲の為サワヤカでいい曲ではありますが彼女たちが歌うべき曲ではないですね。ただ、この曲を最後にシングルリリースが無くなるのですが本人たちは2年くらいこの曲とカップリングを歌い続けてたので(演歌かよ)、聴き続けるという事を考えるとあっさりしたこんな曲の方が良かったとも云えますね。って最初からラストシングルのつもりだったのかしら。まぁここまで長続きしたのは彼女達の性格の良さでしょうからそれを生かしたラストとも云えるでしょう。





アンナアン
ライ★ラ★ライ
   SHOW/関口敏行/志熊研三
C/W 少女天国
   真名杏樹/羽場仁志/西平彰
     CBSソニー 07SH3081


パンプキンよりはノリが良さそうだし、まぁもちろんながらハーモニーはバッチリだし、曲もこなれてはいるんですがだからナンなのという救いようのない世界へ。この先にあるバンドブームを予感させてくれるメロディーもこの人たちでやる必要性ないんじゃないの?せっかくの好素材なんだからもっとウマく使わないとねぇとは思いますがソニーではムリか(ソニーさんの思惑通りの曲ではあると思いますが)。テレビでは一度見たような気がするのですが殆ど憶えてないのでパフォーマンスもそれなりだったかと。B面は普通の曲で可もなく不可もなく。
Love Somebody
   平出善勝/羽場仁志/松下誠
C/W ジェミニの奇跡
   真名杏樹/羽場仁志/松下誠
     CBSソニー 07SH3119


上で散々云っといてナンですがこの曲はいい!私はこの曲だけで彼女たちを評価しております。適度にポップ、適度にビートありでなんてことない曲ではあるのですがイントロのギターから♪LoveSomebody!の掛け声、エンディングに至るまでちょっと古めのポップスみたいでカッコいいんだな。歌謡曲自体が過渡期に向かう88年に歌うべきグループアイドルポップスと言えるでしょう。ポピンズが歌っても良さそうですがやはり彼女たち程のルックスがないと(あわわ)。TVパフォーマンスも片方が片足上げてその下をもう片方がくぐるという荒業も披露して前作の比ではないはず。B面はさすがにA面の良さにはかないませんが及第点。
5番目のde ja vu

申し訳ありません、せっかくの再デビューシングルなのですが未入手なのです。一時期夢に出るほど中古屋にも出回っていたような気がするのですが今回探しても結局見つかりませんでした。一応多少ヒットして同名のアルバムもリリースしておりますが、予算削減の為かアンナアン時代の曲も入っておりなんじゃこりゃ、てな思いをした記憶が。見つけ次第ご紹介いたします。
真夏の出来事
   橋本淳/筒美京平/鶴由雄
C/W トパーズ色のDUNE
   横山武/鶴由雄/鶴由雄
     ソニー SRDL3511


この辺になるとシュガービートとA・Chi-A・Chiの区別すらつかなくなってました。ドラマ「キライじゃないぜ」主題歌、おかげでちょこっと売れてたような気もしますが何で「真夏の出来事」でなくてはいけなかったのかは不明。どういうブッキングなのかしら?アレンジも原曲の良さを考えての結論と云えるのかどうか。まぁ当時はリメイクブームだったしね。でも、曲の良し悪しはともかくこの曲がヒットした事で改名してまで歌手であり続けた甲斐はあったと思えたのではないでしょうか、良かったわね。





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