ス・キ・ふたりとも!〜鈴木くんと佐藤くんのテーマ〜
     売野雅勇/木森敏之/新川博
C/W 春の嵐
     売野雅勇/木森敏之/新川博
   CBSソニー  07SH1602

S&Bスナック「鈴木くんと佐藤くん」CMソング。彼女たちはCMには出てませんでしたがCM自体はよく流れてました。TVではサビで柴田さんに他の二人がキスするという振り付けも。仲違いしている時はつらい振り付けだろうなぁと一瞬思いましたが、彼女達のデビュー直後とは思えない年季の入りぶりを考えると何だか安心しました。工藤さんのフニャフニャ声の良さはここではまだ全開ではなくて、柴田さんの声のほうが魅力的に聴こえました。B面のほうがまっとうなB級アイドルぽくて個人的には好きです。作曲の木森敏之とは“大森”の誤植ですよね?
バージン・クライシス
     サンプラザ中野/つのごうじ/つのごうじ
C/W 不思議な帰れNight
     梅本洋一/つのごうじ/つのごうじ
   CBSソニー  07SH1675

ジャケットの柴田さんは可哀想な気がします。木村さんをよく見せる為のものかしら?曲は有名ではないのでしょうか?テレビで見ていっぺんで好きになりました。サンプラザ中野氏の詩は分かりやすいあざとさでドB級だった彼女達だからこそ生きるもの。やはり工藤さんの魅力はここで爆発しています。振り付けも凄いものでしたが、工藤さんはTVで見たときフリ間違えてたなぁ…やる気が窺えます。B面も工藤さんの声だけが良いですね。その後解散を待たずに工藤さんは脱退、末期は残りの二人で営業してたとか。流石です。
いつも両親からイレられる200のチェック     美少女か・ら・ふ・るギャング
     森雪之丞/森雪之丞/窪田晴男
C/W 顔も成績も好きな歌手も関係なく女の子が待ちわびるカラフルな危険
     森雪之丞/森雪之丞/窪田晴男
   ビクター  SV−9100

木村さんは右から4番目、となりは比嘉ひとみさん(下記参照)だったりします。他のメンツについてはご勘弁いただきたい。母体である美少女倶楽部は気持ち悪かったですが、この曲は一応フツーのアイドルポップスに聴こえます。但し個人的には同年デビューのICHIGOちゃんのほうが好きでしたが…。B面のタイトルの狙い方は森雪之丞らしいもの。♪両親が留守の夜/も一度ください、という心境は懐かしさと共によくわかるフレーズですね。もともと婀娜花なので存在しただけで良かったねと言う事でしょう。
KISS ME ON THE WEEKEND     シーエックス
     秋元康/後藤次利/後藤次利
C/W 星を止めて
     秋元康/後藤次利/後藤次利
   CBSソニー  07SH1918

比嘉さんは上段左から2番目、七瀬さんは下段右から4番目です。ジャケットからは、限りなくウサン臭い成り上がりを企む、賞味期限を過ぎた女達の体臭が臭い立ってますが、曲は同じスタンスの寄せ集めグループに比べると格段上のもので実はかなり好きだったりします。誰かは分かりませんが恐らく歌いたくてタマらない人がいるらしく、その人が一人で突っ走っているのも興味深い。他の人が足を引っ張ってないのは皆さん一定の年齢を超えてしまってるからでしょう。B面はオマケとして考えてます。
YOU! BAD BOY     シーエックス
     芥河直樹/水谷公生/富田素弘
C/W 土曜日のLove Affair
     芥河直樹/小路隆/富田素弘
   CBSソニー  07SH2033

私は番組を見ていなかったのでよく知らないのですが、レコードデビューから7ヶ月後には思い切りメンバーが減ってしまって6人に。それでも比嘉さん・七瀬さんは健在で執念の深さを感じさせます。曲もつまんなくなるのかなと思ったらそれほどでもなくてひと安心。B面は私の想像するオールナイトフジ関係と言う感じでちょっとガッカリ。まぁ2曲目が出ただけでも奇蹟と思えばこれくらいは許せます。比嘉さん・七瀬さんのスカートの拡がり方はやはり執念の表れなのでしょうか?賭けてるんでしょうねぇ、これくらいの意気込みがないと。
OITAな15歳(フィフティーン)     A−Cha
     森雪之丞/筒美京平/武部聡志
C/W Break Up!
     森雪之丞/筒美京平/武部聡志
   ワーナーパイオニア  L−1823

筒美京平氏がアイドルグループに曲を提供するのは珍しいのではないでしょうか?それに見合うほどのグループだったからだと思うのは私だけではない筈。山口さんのルックスと歌心は一流だったと思いますが。逆に最初からソロでデビューさせてたほうが良かったのかもしれません。年下を翻弄する、歳の割に熟した女の子を微妙に表現できたのは彼女達の年齢と時代に感謝するべきでしょう。B面は私にとってはイマイチですがグループなんですからこういう曲も歌わなくっちゃね。他のグループが歌ったら良かったかもしれません。
Honey Moon     A−Cha
     秋元康/筒美京平/武部聡志
C/W OH,MY GOD
     秋元康/筒美京平/武部聡志
   ワーナーパイオニア  L−1843

一般的なアイドルグループとして勝負しての結果を受けて余儀なくされるイメージチェンジ。彼女達はコーラスグループとしての道を歩むことに。大正解でした。コーラスが上手かとかいうことはこの際重要性はありません。いかにチャーミングか?これが問題です。山口さんをメインボーカルにしてシュープリームスを意識したこの曲は、彼女達の人工的な魅力をふんだんに散りばめてて最高の出来です。B面も同路線でカッコいいし、ジャケ写のレイアウトも完璧!この路線でアルバムが出てたら言うことなかったのですがそれは贅沢と言うものでしょう。

セブンティーンクラブ/美少女か・ら・ふ・るギャング

シーエックス

A−Cha

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セブンティーンクラブ/シーエックス/A−Cha

80年代後半のデビュー組の特徴はその後再デビューする人が多い事です。
まずは余りにも有名なセブクラですが、御存知工藤静香・柴田くに子・木村亜紀の3人組。松本典子らが出た’84ミスセブンティーン
からの寄せ集めメンバーでしたが工藤さんの再起で伝説のグループに。柴田さんは90年に森丘祥子としてソロデビューしています。
木村さんは同年アルバムをリリースした美少女倶楽部のマイナーチェンジ版・B.C.Gに加入、シングルを1枚残した後モデルを
やってたようですが巨人・清原の奥さんとして再度脚光を浴びることに。しぶといねぇ。
そのB.C.Gに在籍していて一番やる気マンマンだった比嘉ひとみさんは低迷期のオールナイトフジから出たシーエックスに加入、
そこには今や女優として活躍している七瀬なつみさんもいたりします。比嘉さんはシーエックス解散後も「スーパーJOCKEY」で
しぶとく頑張っておりました。まだいるのではないかと個人的には期待しております。
A−Chaは山口由子がいたグループ。ほかのメンバーは木村由美子と鈴木亜希子。最初のソロデビューは木村さんでしたが、その
B面「金曜日まで彼は年下」はA−Chaの曲だったりします。山口さんは「幾千の涙を贈りたい」がソロデビュー曲。私はA−Chaと
しての活躍の方が好きでしたね。末期は山口さん以外の二人が「華麗にAh!So」の歌のコーナーでコーラスをやってたような気が
するのですが…