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第23回(1991.6.23)足利市民プラザ3階ホール

*一般演題

1.より良い看護をめざして−ポケットベルシステムの効用−

 両毛クリニック ○鴇田まゆみ

 ナースコールを受けてもナースセンターに看護婦が不在の場合はただちに対応できないことが多かったが、NTTのポケットベルをナースコールと接続することによって、この点の患者の不満を解消できた。

 

2.尿路変更術を受けた患者の看護−ストーマ・セルフケアに向けての援助を中心に−

 日高病院 泌尿器科病棟 ○原沢さゆり

 回腸導管造設術とストーマ・セルフケアの説明。尿路変更術を受けた一症例の看護経過と問題点を看護婦の援助を中心に考察した。

 

3.当院透析患者の整形外科的“痛み”の実態

 両毛クリニック ○栗田裕子

 透析患者は痛みを訴えることが多い。この“痛み”を部位、性別、年齢、透析歴、等につき検討した。

 

4.HF、HDFの検討

 両毛クリニック ○寺内克典

 今までの既製の透析では、成し遂げられない種々の問題がクローズアップされてきている。このことを鑑み、当院では、この度、日機装社製単身用HF、HDF専用装置DBG-01を購入、HF、HDFを施行しているので、その結果を報告する。

 

5.HFに於ける補液量算出の一考察

 日高病院 透析室 ○林高志

 HFを計画的に行うため、HF中のBUN値の変動を観察し、濾過量とBUNの間に逆相関関係があることが判った。このことより、HF側のBUN値からHF後の理想値とするために必要な補液量が算出できると考えた。(ただし、体重制限がある)

 

6.アルミニウムによるエリスロポエチンの薬効阻害と考えられた一症例

 日高病院 透析室 ○山崎礼子

 長期にわたりエリスロポエチンを投与したにもかかわらず、Htの上昇は認められなかった。諸検査の結果、血中Al濃度が高値であったため、DFOによるAlの除去を試みたところ、Htの上昇が見られた。

 

7.CAPD患者へのエリスロポエチンの使用経験

 白根クリニック ○金子美紀

 CAPD施行中の患者にエリスロポエチンを通常量投与し、貧血の改善が得られていた。しかし、腹膜炎発症とともにHtが下降し、エリスロポエチンを行っていても貧血が改善しないため、エリスロポエチンの投与量を増量した過程を報告する。

 

*特別講演

「CAPDの臨床」

 山形市立病院済生館 診療技術部長兼内科部長 ○工藤健一先生

 CAPD例40例以上を治療している先生は、もともと内科が専門ですが、カテーテル設置からすべてを自ら一人でやっていること、昔、IPDで散々苦労したにもかかわらず、あえてCAPDをやっていること、大学で感染症の治療を担当していた、等からそのお話は我々にとって得るところ大であると考えます。