*

日両医学会
お知らせ
演題集
演題検索
日高グループ
両毛クリニック
事務局より
リンク集
履歴

第25回(1992.6.28)足利市民プラザ総合会館センター1階*一般演題

*一般演題

1.透析患者の皮膚掻痒症に対するエリスロポエチンの止痒効果

 両毛クリニック ○須藤千賀子

 最近、EPO使用例で血中のヒスタミン濃度が下降し、皮膚掻痒症が軽快するという報告がある。当院でも検討したので報告する。

 

2.DIP法による骨塩量の測定

 日高病院 ○高橋正臣

 透析患者の手の中手骨を標準のアルミスケールとともに撮影し、テレビカメラで輝度を分析し、骨塩量を測定した(中外製薬)。当院の透析患者でPTHやAl-pが高値の患者にDIP法を用いて骨塩量を測定し、正常域との比較を行った。また、透析歴やアルミニウム、β2-MGなどとの関連性も検討した結果を報告する。

 

3.当院透析患者の至適透析量の検討

 両毛クリニック ○和田好正

 当院透析患者の透析量の至適性をurea kinetic modeling(KT/V、TACBUN、PCR)を用いて検討したので報告する。

 

4.短時間透析の試み

 日高病院 ○大塚恭弘

 何らかの障害のために4〜5時間の透析が出来ない患者に対し、2.5〜3時間の短時間透析を試みた。透析効率UPの方法としてHDFを行った。透析量の指標としてKT/Vを用い、4〜5時間透析と同等な透析量を得るための血流量の算出やフィルターのクリアランスの算出を行い、条件設定をした。短時間透析を行っている症例について、その有用性を報告する。

 

5.アルコール依存症患者の社会復帰への援助

 白根クリニック ○堀江なつこ

 アルコール依存症を持ち、血液透析を実施中の患者が診療拒否のため、状態が悪化した。その看護経過を報告する。

 

6.薬物依存患者の看護について

 日高病院 ○山田聡子

 薬物依存(ペンタジン)の患者が当院に転院し、問題を解決するため、患者の過去をさかのぼり、背景を調査し、看護方針を立て、透析方法などを考慮した。薬物を使用しなくなるまでの経過と結果を報告する。

 

7.訪問看護の一症例

 白根クリニック ○羽鳥千鶴

 体重管理ができず、2度の肺水腫を起こしてしまった患者に対し、日常生活管理などについて訪問看護を行った結果を報告します。

 

*特別講演

「腎不全保存期の治療」

 自治医科大学 腎臓内科講師 ○田部井薫先生