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第27回(1993.6.27)足利市民プラザ勤労福祉会館4階

*一般演題

1.新人教育−透析専門ナースの教育課程Part1−

 日高病院 ○石崎さゆり

 当院新人ナースの教育課程で行っている基礎講義、実技試験、受け持ち患者記録等について、現在、教育課程の途中ではあるが、報告し、他施設の意見、感想等を聞かせていただければと思っている。

 

2.AM-GP膜の性能評価

 日高病院 ○高橋正臣

 旭メディカルより高分子物質の除去性能を目的にAM-GP膜が開発された。AM-GP膜と従来より使用しているAM-FP膜とFB-U膜(ニプロ社製)でのBUN、Cr、UA、IP、ベータ2ミクログロブリン、ミオグロブリンの除去率とクリアランスを測定し、比較評価した。

 

3.DIMCSの使用経験

 日高病院 ○武井晴人

 東レメディカルのDIMCS(Dilysys Machine Control System)の自動除水設定とコンピューター管理内容を使用した経験を報告する。

 

4.当院の病室および透析室の空中浮遊菌の検討

 両毛クリニック ○石井雅美

 クラレ(株)製「エアトレンド」を用いて空中浮遊菌を測定した。さらに病室で使用している空気殺菌器クラレ(株)製「ゼロマックス」および透析室に設置されている紫外線殺菌灯の効果について検討した。

 

5.透析患者の不安度調査

 日高病院 ○広田冨美子

 透析患者の不安度を知るために、MMIPの中のMASテスト(簡易不安度テスト)と独自に作成したアンケートを基に透析歴別、年代別、原疾患別、合併症の有無により比較統計処理した。透析導入期や15年以上の長期透析患者に不安度が高かった。

 

6.MD/MS法による透析患者の骨評価

 両毛クリニック ○寺内克典

 本年1月から毎月一定数の患者の手のX線写真を撮り、(株)帝人バイオ・ラボラトリーズに依頼してMD/MS(microdensitometry / multiple scanning)法による骨計測を行っている。今までに検討の終わった例についてその結果を報告する。

 

7.血清アルカリフスファターゼが4063mU/mLと高値を示した腎性骨異栄養症例の13年間の治療経過

 両毛クリニック ○増田美奈子

 高ALP血症を呈したが、徹底した食事管理、透析液の変更、P吸着剤の工夫、活性型ビタミンD製剤の5μg/日まで漸増投与およびカルシトニン製剤の投与により、ALP値が正常化した例。

 

8.糖尿病性腎症の保存期管理の2症例

 白根クリニック ○江連あかね

 保存期にある患者2名を対象に治療、看護面を検討した結果、導入を遅延できた症例を発表する。

 

9.ダイアライザー内残血により体外循環が困難であった一症例

 日高病院 ○入沢知恵

 某医院にて血液透析を導入したが、ダイアライザー内の残血が著しく継続不可能となり、CAPDに移行したが、体調不良のため当院に転入し、血液透析の条件を変え行ったところ体外循環が可能となった一症例を報告する。

 

*特別講演

「高脂血症と腎臓」

 東京女子医科大学 腎臓病総合医療センター内科講師 ○安藤明利先生