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第31回(1995.7.9)日高病院2階リハビリフロアー

*一般演題

1.高ビリルビン血症に対し各種血液浄化法を施行した一症例

 日高病院 ○木暮伸晴

 原因不明の肝機能障害による高ビリルビン血症を呈した症例に対し、血液透析、血液濾過透析、血漿交換、ビリルビン吸着などの各種血液浄化法を施行し、臨床経過を検討したので報告する。

 

2.DBB-72の使用経験(UFプログラムの効果について)

 両毛クリニック ○和田好正

 除水コントローラー付きモニターが普及した今日でも、除水に伴う血圧下降で苦慮する症例がある。各種の除水パターンをプログラムできる日機装社製個人透析装置DBB-72を導入して、除水パターンによる血圧低下に対する予防効果を検討した。

 

3.院内感染対策を検討して

 白根クリニック ○林かおる

 MRSAの院内感染が当院で問題となり感染症であるMRSA及びHAV、HBV、HCVに対する院内感染対策の統一と再確認を検討した。

 

4.留置針固定用テープの検討

 富岡クリニック ○山田秀樹

 当クリニックにて留置針固定用テープによる掻痒やかぶれを訴える患者は6割以上であった。今回、角質剥離性のほとんどないとされるテープを使用する機会を得たので、従来のものと比較検討を行った。

 

5.ポリアミノ酸を用いた有機リン系殺虫剤及び除草剤の吸着

 日高病院 ○三輪明

 ポリアミノ酸を用いin vitroでの有機リン系殺虫剤及び除草剤の吸着について検討した。ポリアミノ酸は有機リン系殺虫剤や除草剤を吸着したが、その吸着機構を解析するためにQuarty Crystal Microbalance (QCM)の方法も用いた。

 

6.低リン米飯の活用

 両毛クリニック ○木村三恵子

 アルミゲルに代わる有効なリン吸着がない現在、透析患者の血中リンをコントロールする上で、食事管理の重要性が増している。最近、低蛋白、低リン米飯が販売されているので、リン摂取量の多い患者に摂取してもらい、その効果を検討した。

 

7.MICHAEL IIシステムの使用経験

 富岡クリニック ○林高志

 臨床検査室を持たない当クリニックにおいて、電話回線を用い検査結果を受け取ることができるMICHAEL IIシステムを導入、短期間ではあるが、問題点を検討し有効利用を考えるとともに使用経験を報告する。

 

8.FB-U、FB-Fの臨床症状の相違の検討

 日高病院 ○高橋正臣

 当院のFB-U膜を使用している維持透析患者で掻痒感、骨・関節痛を有する患者に大孔径膜であるFB-F膜(ニプロ社製)を使用して、掻痒感、骨・関節痛の症状変化を比較検討した。

 

9.糖尿病透析患者の検討

 両毛クリニック ○和田智江

 原疾患が糖尿病の透析患者は年々増加している。当院の糖尿病透析患者の現状、問題点について検討した。

 

10.当院における透析患者の骨塩量

 日高病院 ○須田悟志

 慢性腎不全による人工透析患者の骨状態を把握する為には定期的に定量的評価が必要である。今回は当院の男性透析患者についてDEXA法を用いて橈骨遠位1/3の骨塩量を測定し、併せていくつかの血液データによりどのように変化があるのか検討を行ったので報告する。

 

*特別講演

「日・米・仏の救急医療システムの比較」

 日高病院 救急部医長 ○山下雅知先生