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第38回(1998.12.20)足利市民プラザ勤労福祉センター3階講堂

*一般演題

1.携帯電話の医療機器に与える影響 −特に透析室において−

 両毛クリニック ○亀田哲

 携帯電話が医療機器に障害を与えることが指摘されている。長時間ベッドに固定されている透析患者にとって、外界との連絡手段として携帯電話が欠かせない人もいる。そこで、当院の主に透析室の医療機器に携帯電話が与える影響を調べてみた。

 

2.市販データベースソフトを用いた患者情報管理 −サテライトでの有効利用−

 富岡クリニック ○高橋正臣

 現在さまざまな分野でコンピューターの普及が進んでいるが、医療の現場でも例外ではない。今回、我々は手軽に手に入るパーソナルコンピューターと低価格な市販データベースソフトを用いてテクニシャン、看護婦を問わず、誰でも使用可能なアプリケーションを独自に作成し、患者情報管理システムを構築した。また、サテライトとしての使用方法も併せて検討したので報告する。

 

3.β2MG吸着型カラム(リクセル®)の使用経験

 日高病院 ○飯野将弘

 重度のアミロイドーシス症を呈していた患者に対して、鐘淵化学工業社製β2-MG吸着型カラムリクセルを6ヵ月間使用し、その臨床での有用性を考察する。

 

4.静脈血栓除去後、四肢に皮下出血を生じた一症例

 白根クリニック ○井野口秀実

 当院維持透析患者で鎖骨下静脈血栓を呈し、血栓除去後四肢の皮下出血を生じた一症例を経験した。

 

5.維持透析患者に対しPTCA・ステント療法を行なった10症例

 日高病院 ○斎藤たか子

 冠動脈ステントは、リコイルにより拡張不十分な病変やPTCA後の急性冠閉塞、更にはPTCAの再狭窄減少のために開発されたnew deviceであり、我が国でも1990年から使用されている。当院においても数例ではあるが、透析患者にステント療法を施行したので、ここにご報告します。

 

6.当院透析患者のC型肝炎ウイルス感染の検討

 両毛クリニック ○田中伸恵

 当院透析患者166例中、HCV抗体陽性例は18例(10.8%)である。HCV-RNAは12例で陽性であり、その型群分類を行った。HCV抗体陽性18例について、年齢、透析歴、輸血歴、原疾患、生化学検査所見、エコー所見について検討した。

 

7.当院透析患者の活動度

 両毛クリニック ○奈良原昌代

 当院透析患者166例を移動能力で、A群:一人で移動できない、B群:他人の介助、車椅子、杖、補助具等の助けで移動できる、C群:何等の助けを受けないで自分自身を移動できる、の3群に分類した。A群、B群について年齢、透析歴、原疾患、日常の動作の支障、通院方法について検討した。C群の中にも日常の動作に支障を来たしている例があり、これらの例についても検討した。

 

8.透析患者の高齢化に伴う問題点

 日高病院 ○廣田富美子

 当院独自のADL自立度評価表と長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)を用いて、ADL自立度と痴呆の評価を行った。結果と現在の患者をとりまく問題を検討したので報告する。

 

*特別講演

「透析患者の血圧調節と一酸化窒素」

 自治医科大学 腎臓内科助教授 ○草野英二先生