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第40回(1999.12.5)日高病院6階第1第2会議室

*一般演題

1.コンピューターを利用したクリティカルパスの管理

 日高病院 ○大塚恭弘

 クリティカルパスは、医師、看護婦などが他職種と連携するチーム医療の中で効率的に患者の治療、ケアを行う為の、フローシートです。

 今回、コンピューターを利用して、クリティカルパスでの患者管理として導入期指導などを作成しましたので報告します。

 

2.ダイアライザー別性能評価

 白根クリニック ○近藤昭之

 今年の6月に行われた第44回透析医学会において、EVAL膜とトリアセテート膜を除去率・除去量から比較するという報告で、EVAL膜のβ2-MG除去量が高値を示したという結果がありました。

 今回我々は5種類の膜で除去率・除去量を比較し、その結果から若干の考察が得られましたので報告いたします。

 

3.長期入院患者の検討

 両毛クリニック ○別府麻由子

 当院は、主に透析患者を扱う入院許可病床19床の診療所である。従って、入院患者で多いのは透析導入前の保存療法の人、透析導入後に病状が安定化するまでの人、維持透析中に病状が悪化した人達である。しかし、透析患者の場合、週2〜3回透析療法を受けなくてはならないことから、病状とは関係なく長期入院をせざるを得ない社会的入院患者も出てくる。

 今回、長期入院患者の検討をするとともに、今後療養型病床群の認可を取ることから、現在入院中の症例の医療請求保険点数についても現在と比較検討したので報告する。

 

4.シャント肢のかぶれに対する検討

 富岡クリニック ○松岡輝久

 透析患者の多くが、様々な原因で掻痒を訴えている。今回、特にシャント肢の掻痒が強く、掻爬し、かぶれてしまった患者15症例に対し穿刺針の固定の工夫や固定用テープの選択について検討したので報告する。

 

5.肝硬変を合併した透析患者の一症例 〜肝性脳症を頻発する患者との関わり〜

 日高病院 ○関明美

 今回、肝硬変より、高アンモニア血症を呈し、意識障害を頻発する症例を経験した。重症にもかかわらず入院を拒否した患者との関わりを通して、ターミナル期にある、患者の心理を知ることができたので、若干の考察を加え報告する。

 

6.介護保険制度と当院透析患者

 両毛クリニック ○藤澤富枝

 ぎりぎりになっても議論の多い介護保険制度であるが、来年4月からスタートすることは決定しており、今年の10月から、介護認定の申請が始まり、訪問調査が開始された。そこで今回、介護保険の内容を理解するとともに、当院透析患者の要介護度と介護保険との関わりについて1次判定ソフトを使用し、ケアマネージャーとしての立場から検討をしてみたので報告する。

 

7.在宅1日血糖検査を試みて

 白根クリニック ○松野沙織

 近年の透析療法において糖尿病性腎症は多くの問題を抱え、大きな意味を占めていると思います。今回、その一部の血糖に着眼し興味のある結果を得られましたので報告致します。

 

8.粉末A剤自動溶解装置(AHI-J:東亜電波株式会社製)及びキンダリー2D号の使用経験

 両毛クリニック ○橋本修男

 当院では、本年10月より粉末A剤自動溶解装置(AHI-J)を導入し、人工腎臓用粉末型透析用剤キンダリー2D号(扶桑薬品工業株式会社製)を使用している。AHI-Jの操作性と安定性及び透析用剤の管理業務への影響について報告する。

 

9.リクセル併用により自覚症状に改善が見られた症例

 富岡クリニック ○林高志

 透析患者の合併症において透析アミロイドーシスは重大な問題の1つである。今回アミロイド関節症を合併した透析患者にβ2-MG吸着型カラム「リクセル」を使用し、比較的短期間で自覚症状の改善が見られた症例を経験したので報告する。

 

*特別講演

1.「循環器外科からみた透析患者の管理」〜心臓カテーテル検査を用いて〜

  日高病院 循環器外科医長 ○町田政久先生

 

2.「透析患者でのアミノ配糖体の使いかた」

  日高病院 透析室部長 ○松尾英徳先生