*一般演題
1.当院における透析現状報告
白根クリニック ○萩原隆二
当院開設より14年が経過、15年目を迎える。
今回、患者の推移をはじめ、現在の患者に対し、透析回数、治療方法、至適透析の指標であるKT/V、TAC BUNなど調査いたしましたので報告いたします。
2.最近5年間の透析患者の導入形態
両毛クリニック ○石橋久子
透析療法が普及している現在、医療機関にはもちろん一般人にも透析療法は広く知られてきている。それにもかかわらず、緊急導入された例がある。今回、当院で維持透析中で最近5年間に透析導入した例の導入形態を検討したので報告する。
3.当院透析患者の副甲状腺機能低下症に対する検討
富岡クリニック ○高橋正臣
透析患者の合併症の一つに副甲状腺機能低下症がある。副甲状腺機能低下症の原因や臨床的特徴については様々な報告がなされている。今回、我々は当院維持透析患者85名を対象に副甲状腺機能低下症の現状について検討したので報告する。
4.糖尿病性腎症による維持透析患者の足管理について 〜第2報〜
日高病院 ○岡部典子
糖尿病性腎症による維持透析患者において、下肢糖尿病性壊疽を予防する事は延命効果をはかるうえで重要です。
今回、当院の糖尿病性腎症患者の足管理の現況を調査し、1996年の日本透析医学会での報告と比較しました。また短期間で重症化した症例の経験から、若干の考察が得られましたので報告します。
5.当院透析患者のブラッドアクセスの検討
両毛クリニック ○金子春美
現在当院で維持透析中の患者179例全員についてブラッドアクセスの手術歴、開存率、開存を妨げる危険因子について検討した。開存期間の最延長例は57歳男性で22年0ヵ月、最頻回手術例は5年7ヵ月の間に8回手術して現在E-PTFEグラフトを造設してある81歳の男性である。
6.ダイアライザー別性能評価 −除去率と除去量の比較 第二報−
日高病院 ○近藤昭之
各ダイアライザーの除去率と除去量についてEVAL膜との対比較検討を行った結果、若干の考察が得られたので報告します。
7.透析液供給装置Drake-Willockについて
両毛クリニック ○坂原将晃
当院が開院して20年になるが、透析液供給装置は開業時からDrake-Willock4009を使用している。当初はアセテート透析液用であったが、重曹透析液仕様になってからは、プローポーションユニットを替え使用している。1台の供給能力が10人用なので現在6台が稼働しており、将来に備え2台が待機中である。本機を使っているメリットとデメリットを本機の紹介を兼ねて報告する。
8.マルチスライスCTの使用経験
日高病院 放射線科 ○菅原幸志
平成12年3月より東芝Aquirionが導入され、県内2号機としてマルチスライスCTが稼働する事になりました。マルチスライスCTの稼働により劇的な検査時間の短縮が計られ臨床的に有効な3D画像が得られるようになりました。原理と透析患者に施行したCT Angioの症例報告を行います。
*特別講演
「急速進行性糸球体腎炎症候群について」
日高病院 腎内科医長 ○筒井貴朗先生