モード女史が愛した頃の風景が、今もそのまま残るプリンスエドワード島。いくらきれいな風景が目当てでも、何度島を訪れていたとしても、やっぱりここを外してしまうと淋しくて仕方ありません。グリーンゲイブルズハウスは、訪れる人にとってすでに心の我が家となってしまっているのかもしれませんね。

 

Entrance

 

駐車場からグリーンゲイブルズ方向をのぞむ

ずっと前からグリーンゲイブルズを知っている方は、この風景を見てきっと戸惑ってしまわれるに違いありません。これは、駐車場からグリーンゲイブルズハウスの方を見渡した景色に他ならないのです。

国旗の脇に建つ小さな建物が、資料館兼エントランスとなっていて、こちらで入場料を支払ってから資料映画を見てはじめて、ハウスへの扉が開かれます。

隣の大きな建物は、この画面から見て以前は右側にあったクラフトショップです。モード女史が愛したグリーンゲイブルズを取り巻く環境を再現しようとしたプロジェクトの一環である、とのことでした。

 

モード女史愛用のタイプライター

アンのインスピレーション

資料館内部に置かれるようになった、モード女史愛用のタイプライター。火災の時にちょうど Halifax へ修理に出されていたため、難を逃れたというエピソードに、何やら不思議なものを感じざるを得ません。

そう、「赤毛のアンの家再オープンを支援する会」の募金参加者名簿も、来年の夏までにはこの資料館に展示される予定です。

資料館に飾られた、モード女史の素敵な写真です。

ここ「グリーンゲイブルズハウス」で、アンの物語のインスピレーションを受けた様子が描かれているのでしょうか・・・

 

Green Gables

 

新生グリーンゲイブルズハウス

お化けの森の入り口へ伸びる階段

あのキャヴェンディッシュの丘の上で、静かに、自由に風を受けていたハウスの様子を思い浮かべるにつけ、この景色はどうしても何かに縛られているように見えてしまって仕方ありません。

でも実際モード女史がよく遊びに来ていた頃のこの家には、まさにこのような柵と階段があったのでしょう。この風景も見慣れれば、きっと懐かしく愛しいものとなるに違いありません。

左の写真の階段は、Haunted Wood (お化けの森・看板も取り外されていました)の入り口へのこのように続いています。

Lover's Lane(恋人の小道)も今やコースになっているようです(寄ってきませんでした)し、このお化けの森すらグリーンゲイブルズハウス施設内の散策コースとなっています。

 

Kensington

 

ケンジントン駅舎

こちらもお馴染み・ケンジントン駅舎跡です。旧 CN Rail 跡は州に買い上げられ、PEI のみならずカナダ全体で進められている壮大な散歩道計画・Confederation Trail への入り口の一つとなっています。

 

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