島の中央よりやや東・ Orwell という ちいさな村に、19世紀の暮らしを今に伝える Orwell Corner Historic Village があります。ワイルド・フラワーや木々に囲まれた静かな村には、学校や教会・雑貨屋・鍛冶屋など当時の村がそのまま再現されています。人気の少ない秋に訪れたせいか、ひっそりと静まった建物の中に置かれた当時の生活品からは、それを使っていた人のぬくもりまで感じ取ることができたような気がします。

 

Entrance

 

入り口より

花壇と歴史村

入り口から続く林を抜けると、古めかしい建物が姿をあらわします。

手前の柵に囲まれた草地では、実際に山羊が飼育されていました。

花壇に咲く季節ごとの花が、歴史あるこの村をすてきに彩っています。

 

Grocery

 

雑貨屋さん

ここがお気に入りのワンちゃん

大きな窓と入り口の、村の雑貨屋さん。現代では、この歴史村の受付も仕事のうちです。

当時の衣装に身を包んだ係員の方がストーリー・テラーとなって、実際に使われていた小物・人形・靴など手にとりながら、それぞれにまつわる「物語」を聞かせてくれます。

なぜかこの歴史村が大のお気に入りで、ここへ毎日通いつづけるワンちゃん。何でもこの村から 2マイル(約 3.2km)先のお宅の一員なのだそうなのですが、毎朝ここへやってきては観光に訪れる人達を「見物」し、夕方にはちゃんとお家に帰るとか。

Come here! と呼んだら大きな身体を揺さぶりながら、しっぽを振って挨拶に来てくれました。

 

Sewing Machine

 

窓辺のミシン

雑貨屋さんの奥は、当時お宅がそのまま保存されているノスタルジックな空間。

緑の木漏れ陽の中、薔薇の花が添えられたミシンのシルエットが静かに迎えてくれました。

 

Dwarf

 

鍛冶屋さんのフィギュア

上品な馬車

鍛冶屋さんの入り口にはこんなすてきなフィギュアがかけられています。青空に映えるそのシルエットは、まさしく Dwarf と呼ぶにふさわしい気がします。

耳をすませば・・・何やら物語が始まりそうですね。

古めかしいけれど、上品な馬車がこんなところに。確か、この馬車が映画「赤毛のアン」の撮影に使われたもの・・・?

 

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