今日の意見
2001年3月
 3月31日
   薬害エイズ事件判決
  
 薬害エイズ事件の安部被告に対する「無罪判決」は、おそらく大多数の世間の人々に、「えっ?」という思いをさせたに違いない。

この「えっ?」という驚き、「何故?」という不審、「そんな筈は・・・」 という「不信」は、法廷の論理と世間一般の論理に乖離や矛盾が あることが原因となっている。
この「乖離」や「矛盾」を少しでも埋めようというのが、今行われてい る司法制度改革の目標でもある。

 裁判は、確かに一般にはすぐには理解が困難な「法理論」を戦わ せるものであり、今回も、検察側が業務上過失致死の立証におい て「予見可能性」を十分に主張できなかったことが「無罪判決」の 原因だと見られている。愚かな検察は、司法制度をも危うくする。 検察が立証できないものを、裁判官が頭越しに認定するわけにはいかないのだ。
 
 裁判は、決して「目には目を」であってはならないが、しかし、ことの 黒白が明白にならないようでは、畢竟、国民から見放される以外にないと思われる。

                                  岡山会 ・ 八尾信一
3月30日
   快進撃の行政書士事務所

 快進撃している行政書士事務所がある。 快進撃の要因は、所長自身の業務の研究熱心さと、 業務処理水準の高さにある。 そしてもう一つ忘れてはいけないのが、事務所経営に対する熱意だ。 先進的な事務所のやり方を自分なりに消化し、どしどし取り入れている。
そのバイタリティには目を見張るものがある。
これからの1年で、ビックリするぐらい前進していくだろうと思う。とはいえ、やり方は全く正攻法なのである。話を聞くと、みんな成る程と思うだろうが、実はそこに様々な工夫がなされている。
 具体的内容は、行政書士限定の”コスモスネット”という メーリングリストで語られることが多い。                                                                                                                                            妹尾
3月29日
 既存宅地の確認申請

 既存宅地の確認申請制度がなくなる日が近づいてきた。
このことは、一般の土地所有者にはあまり知られていないようだ。
しかし不動産業者からは、駆け込み申請なのだろう、問い合わせが多くなっている。
この度の駆け込み申請が従来と異なる点は、手続費用のちょっとでも安くしてくれる行政書士事務所を探していることだ。元々駆け込みというくらいなのだから、すぐに建物を建てる予定がないところで、もしかしたら建てないところもあるだろう。
デフレ感と不況感のまっただ中で、じわじわと価格競争の波が拡がっている。                                                                                                       妹尾
                                                        
3月28日
 2級土木研修

 2級土木研修の申込がもうすぐ締め切られる。
この研修は全国で開かれ、4日間で研修と修了試験を受けて合格すると 建設業の専任技術者になることが出来る資格です。 また、経審においても2級技術者として点数加算されます。  ところでこの資格は”誰でも受かる”と思われているが、実体はそう甘くない。 さらに今回までは、30歳以上で受検できるが、来年度からは35歳以上 という年齢制限が加わる。 今年受検できても来年度は受検できなくなる人も出てくるわけです。  
 テキストが送られてきたら、研修までの2週間の間に一通り目を通し、 自分が施行してきた工事の安全管理について文章にしながらじっくり 考えてみることが必要だろう。 
                                                           
                        妹尾
3月27日
 加除式図書の行方
(要 旨)
 「許認可等手続便覧」「現代契約書式要覧」が半額以下で注文を受けている。加除式の業務書籍は、書式変更のスピードが早まり、差し替えが完全に遅れてしまっている。その上、インターネットの普及により、その将来は危うい。
CDが付録に付いていないこうした書籍は、いつまで発刊されるのだろうか?
(お詫び:誤って原稿を消滅させたため、要旨に代えさせていただきます。)
                                   妹尾
                                 
  3月26日
 採石法と監督
 去る3月12日、岡山県総社市郊外の採石場において大規模な土砂崩壊事故が起きた。死者2名、行方不明の1名は未だ発見されていない。現在でも夜間も照明をつけて崩落の警戒をしている。 ところで採石業者の許認可関係及び監督はどうなっているのだろうか。
採石業者は都道府県知事の登録を受けなければならない。それには採石業務管理者(採石業務管理者試験に合格した者)が必要だ。岩石の採取に従事する者は、この業務管理者の指示に従わなくてはならない。この管理者がいれば、登録の書類自体は簡単なものです。
 更に採取する場所ごとに採取計画の認可を受けなければならない。こちらの方は図面が必要なので、そちらの方面の知識が必要です。実際に採取するには、認可された採取計画に従って行わなければならないわけです。
 また、都道府県知事は、岩石の採取に伴う災害の防止のための緊急の必要があると認めるときは、災害の防止のための必要な措置または採取の停止を命ずることが出来るのです。
以上が採石法ですが、岡山県土木監視員設置規則 には、地方振興局に土木監視員を置き、
 一 岩石採取に伴う認可事項の遵守状況の監視
 二 岩石採取に伴う法令違反事項の監視及び違反者に対する注意
 三 その他岩石採取関係法令等の施行上必要とする調査及び監視
を行うことが決められている。
広島地震の余震が今もあったが、現場は非常に不安定な状況のようです。行方不明者の発見とこれ以上崩落が起こらないことを願うばかりです。                                                                   妹尾

2001年3月25日
 IT革命により、産業構造が大きく変わると予想される。IT革命とはインテリジェンスを基盤とした産業に変化することであり、建設業の余剰人員も教育訓練を経て他産業に就業しなければならなくなる。
 中学時代にエネルギーが余って、いわゆる問題児とされてきた人も建設業で社会的に鍛えられ、立派に社会的ポジションを築いている人は多い。
こうした観点から建設業を考えると、その果たしてきた社会的意義は大変大きいものがある。
今後建設業のパイが小さくなっていくと、他の産業にこうした役割を担うものが出てくるのだろうか。それとも杞憂に過ぎないのだろうか。
                                   妹尾
 
2001年3月24日
 京セラ名誉会長稲盛和夫氏が新聞のコラム欄に連載投稿している。
毎回大変興味深く読ませて貰っている。
今日は当時電電公社の技術者であった千本倖夫氏(現イー・アクセス社長)と出会い、第二電電を立ち上げるところですが、丁度1ヶ月前に私は千本氏の講演を聴いたばかりであり。お二人の立場から当時の様子をうかがうことが出来る。
 巨人・電電公社に挑戦する会社を立ち上げるとき、「稲盛和夫の名を残したい私心から出ていないか」
「国民の利益のためにという使命感に一点の曇りもないか」と厳しく自己に問いかけることにより、天を味方につけ国民を味方につけていった。
ここに中村天風の哲学を見ることが出来る。
 翻って我が身を見れば、このサイトを作るに当たってそういった心がけをしてきたのだが、 まだまだ恥ずかしい限りです。

                                    妹尾