今日の意見
2003年7月

   2003年7月31日

    「『質問する力』について・・・・(6)」

 もうひとつ、「質問力」がなぜいま問題になっているかを考えると、私たちはこういう「能力」についてこれまで考えたことがなかったということがあると思います。

 私たちは、生まれてからずっと「質問される側」だったんです。

 必要な能力は、質問に答える能力、すなわち「回答力」だとされていました。質問されたことに、いかに正確に、いかに素早く回答するかが人の「能力」として評価されていたということです。

 ただ、本当は、すぐれた「回答力」の持ち主というのはすでに頭の中に相手からの質問を予測しているわけで、そういう意味では、すぐれた「回答力」の持ち主は、同時にすぐれた「質問力」の保有者でもあったわけです。

 いま、問われているのは、ここのところの発想を逆転してみようということです。

 すなわち、自分がすぐれた「質問者」となって、自分が必要とする情報に、いかに正確に、いかに素早く、そして相手に不快がられずに到達できるか、そのすぐれた「質問する力」を身につけることはどうやったら可能か、という点をもう少し分析し、体系立てて考えることによって一般化することは可能か、という問題だと思います。

 さて、ここからまたもう一度、斎藤 孝氏の本に戻って考えることにしましょう。

                                      行政書士 八尾信一



    ハンディータイプのグラインダー

 ディスクグラインダーが安く出ていたので購入したが、研磨砥石(もしくは刃)を交換する工具がついていなかったので使えなかった。こういうときが一番腹が立つ。

 万一を考え、タガネとコンクリート用のハンマーも同時に買っていたので、手作業で目的は成し遂げることが出来た。

 目的というのは、排水用のU字溝を削ることです。

 次には、木を切るためにチェーンソウを購入しようと思うのですが、失敗しないようにしたいですね。しかし使って見ないと大きさなどわからないので、1度は失敗するものかもしれません。1度の失敗は許そう。

                                      行政書士 妹尾芳徳


   2003年7月30日

    『電子政府構築計画』に「代理申請」が……(3)

 昨日、郵送で届いた『日本行政』8月号でも、この『電子政府構築計画』が8ページにわたって大きくとりあげられていますが、この記事内容は、まだ『電子政府構築計画(案)』段階のものです。

 パブリックコメント募集の結果をうけての『電子政府構築計画(案)』修正内容につきましては、その概要が、以下のURLで公開された文書「電子政府構築計画(案)に関するパブリック・コメント(意見募集)の結果について」で示されています。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai4/4siryou3.pdf

 それによりますと、提出された意見総数が328件。提出者数は122(団体48、個人74)というものでした。

 この概要では、提出された意見を踏まえた主な修正を三点紹介してありますが、その第一に、「電子申請システムについて、代理人が手続を行う場合にも対応できるように所要の措置を講ずる旨の記述を追加。」という項目があげられています。

 修正の詳細につきましては、以下のURLで公開された文書「電子政府構築計画(案)に対する意見及びそれらに対する考え方」で示されています。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai4/4siryou4.pdf

 その17ページに、「代理人による手続きについて」という論点で紹介された意見への対応として、「本計画案の第2-T-1-(3)オンライン利用の向上方策の@に、電子申請システムについて、代理人が手続を行う場合にも対応できるよう、できる限り早期に所要の措置を講ずる旨を追加する。」という考え方が明示されています。

 そして、今月17日に発表された確定版『電子政府構築計画』では、その6ページ、下から5〜6行目に、「また、電子申請システムについては、代理人が手続を行う場合にも対応できるよう、できる限り早期に所要の措置を講ずる。」という文言が、確かに、盛り込まれているのです。

 この確定版『電子政府構築計画』は、以下のURLで公開されています。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai4/4siryou2.pdf

 今回のシリーズ第一回目で紹介しました、『電子政府構築計画(案)』と比較されることをお勧めします。

                                      行政書士 寺見敬三



    「『質問する力』について・・・・(5)」

 このシリーズを始めたら、読者の方からご指摘があって、なんと今、「質問力」というのがブームなんだそうです。

 そうとは知らず、このシリーズを書き始めてしまったものだから、いま大弱りでそのブームを眺めています。

 見まわしてみると関連するものがあるわ、あるわ・・・

 ひょっと手に取った『週刊エコノミスト』の7月29日号にも、『「質問力」の時代ー現代ビジネスマン必須の仕事術とは』というタイトルで工藤 浩司氏がレポート記事を寄せている。

 その記事によると、大型書店では、「質問力コーナー」まで出来ているというので、早速出かけてみたが、さすがに「コーナー」まではできていなかったが類似の本が数種類ならべられていた。

 ほとんどが、ビジネスマン向けのハウ・ツーものである。

 ハウ・ツーものが悪いというわけではないが、ただ、私には「質問力」と名付けられた「能力」が、例えば鉄アレーで腕の筋肉を鍛えるように技術的に身につくものとは思われないのです。

 「質問力」と高めるということの中には、どうしても人間関係を変える努力までもが必要とされるのではないかと思っているのです。

                                      行政書士 八尾信一


   2003年7月29日

    『電子政府構築計画』に「代理申請」が……(2)

 『電子政府構築計画(案)』へのパブリックコメント募集につきましては、「e−行政書士」編集室の三名全員(妹尾・八尾・寺見)が、個人としての意見を提出するとともに、岡山県行政書士会の電子化対策特別委員会からも、団体としての意見を提出しました。

 また、日行連高度情報通信社会対策本部委員をはじめ、日本各地から行政書士が意見を提出したと聞いております。

 このパブリックコメントついて、政府は極めて迅速な処理を行い、7月17日に持ち回りで開催された「各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議」の第4回会合において、電子政府構築計画の決定を行っています。

 その決定内容は、意見募集の結果と、それらの意見を踏まえての『電子政府構築計画(案)』の修正を含んでいます。以下のURLで、その詳細を知ることができます。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai4/4gijisidai.html

 修正内容は、いくつかありますが、われわれ行政書士にとって、とりわけ注目すべきは、「電子申請システムについて、代理人が手続を行う場合にも対応できるよう、できる限り早期に所要の措置を講ずる旨を追加する。」という個所でしょう。(続く)

                                      行政書士 寺見敬三



    「『質問する力』について・・・・(4)」

 「ツバメは、どうして飛ぶのですか?」・・・・・A

 という質問をした子供は、ツバメは鳥であり、鳥が空を飛ぶこと自体には疑問を感じないでしょう。

 とすれば、ここで子供が聞きたいことは、「何の為にツバメは空を飛ぶか」という「飛ぶ理由」についてだと思われます。

 ところが、

 「飛魚は、どうして飛ぶのですか?」・・・・・・B

 という質問には、子供の頭の中で次のような自問自答があったと考えるしかありません。すなわち・・・

 「飛魚」は「魚」だ。「魚」は空を飛ばない。なのに、「飛魚」は空を飛ぶ・・・「どうして!?」

 ここでは、回答者は、「理由」だけ答えてもいけないし、「仕組み」だけ答えてもいけないんです。その両方を答えないと、質問した子供は納得しないんです。

 ところで、質問を質問たらしめている根拠とは、単純化すれば、

 「飛魚」は「魚」だ。
 「魚」は空を飛ばない。

 という思考部分にあります。この二つのネジれ、齟齬、乖離の強さが質問の質問たる動機ということができます。

                                      行政書士 八尾信一


   2003年7月28日

    『電子政府構築計画』に「代理申請」が……(1)

 「IT戦略会議」(内閣設置)の「各府省情報化統括責任者(CIO: ChiefInformation Officer)連絡会議」で検討が進められていた『電子政府構築計画(案)』に関して、パブリックコメントの募集が、6月25日から7月7日までの2週間、行われました。

 この「各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議」については、以下のURLを参照してください。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/index.html

 また、『電子政府構築計画(案)』というのは、概要は、以下のURLで、
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai3/3siryou1.pdf

 詳細は、以下のURLで参照できます。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai3/3siryou2.pdf

 この詳細版は、PDF文書で220ページの大部ですが、1ページから3ページまでの「第1 基本的考え方」と、4ページから27ページまでの「第2 施策の基本方針」が、電子政府全体に関わる部分で、28ページ以降は、府省別計画となっています。

 このパブリックコメント募集に対して、我々も意見を提出しました。(続く)

                                      行政書士 寺見敬三



    携帯電話の応用

 日産プレサージュという車は、サイドミラーには、携帯電話のカメラのような装置が付いていて、運転席から死角になる左前方をモニターで表示している。一見して携帯電話のカメラの応用だと解る。(本当かどうかは別として)

 今後は、このような携帯電話のカメラを応用した製品が出ることだろう。少しアイデアを挙げてみた。
(1)自宅の車庫から公道に出るときに今までのカーブミラーに代わり、携帯カメ
  ラが使われる。
(2)玄関のモニターにカメラが使われ、呼び鈴を押すと携帯のカメラの繋がる。
  応答は音声ではなく、液晶モニターに文字が流れるようになれば、
  押し売りも断りやすい。在宅時だけでなく、外出時にも使えるため留守番の
  役割が出来る。
  さらに、カメラを何台か使うことにより、在宅時、外出時に自在に家の様子が
  わかる。
(3)暗視型赤外線LEDカメラを常時持ち歩くこっとにより、暗い夜道の犯罪防止
  に役立てる。          
(4)遠隔操作によりカメラのスイッチが入るようにして、登山、スキーなどのスポー
  ツ、迷子などの非常時に役立てる。

                                      行政書士 妹尾芳徳


   2003年7月27日

    「『質問する力』について・・・・(3)」

 前回は、子供の質問で、なかなかの難問をご紹介しました。

 「飛魚は、どうして飛ぶのですか?」

 という質問には、どう答えたらいいかということでしたね。

 質問には、それを質問たらしめている根拠がある。それを考えながら、質問者は何を聞きたいと思っているか、すなわち質問者の「本意」にどうやったらたどりつけるか、ということを考えます。

 例えば、次のように質問を変えてみます。

 「飛行機は、どうして飛ぶのですか?」・・・・・@
 「ツバメは、どうして飛ぶのですか?」・・・・・A
 「飛魚は、どうして飛ぶのですか?」・・・・・・B

 日本語の「どうして」という言葉はやっかいです。「何故」という理由や動機を尋ねている場合もあれば、「どのようにして」という方法や仕組みを尋ねている場合があるからです。

 @質問が、「理由」や「動機」を尋ねているとは思えません。質問者は、ジャンボ・ジェット機のような巨大で重いモノがどうして空を飛べるのかという仕組み(メカニズム)を聴きたいことは間違いないでしょう。

 それでは、AやBはどうでしょう?(続く)

                                      行政書士 八尾信一



   2003年7月26日

    「『質問する力』について・・・・(2)」

 「質問」ということについて、改めて意識して考えてみると、これはとっても奥が深いテーマだと思いますね。

 気絶から回復したときなどに、冗談半分で使われる言葉に、

 「ここはどこ? わたしは誰?」

 というのがあります。

 これも立派な「質問」ですね。しかもこれなどは、人間存在についての「根源的な問い」だ、と言ってもいいぐらいの質問です。

 この質問には、表面的に答えることは可能でも、根源的に答えることはできません。「回答不能」の質問です。

 「質問」には、それを「質問」たらしめている根拠があります。その根拠の深さに届かない「回答」は、失敗回答ですね。

 今日、依頼者のところへ向かって車を走らせていたら、学校は夏休みとやらでカー・ラジオが電話での「子供相談」をしていました。

 その中で、私が面白いと思った小学生の「質問」は、次のようなものでした。

 「飛魚は、どうして飛ぶのですか?」

 さて、『e−行政書士』の読者のセンセイ方たちは、どうお答えになるでしょう・・・

                                      行政書士 八尾信一



   2003年7月25日

    「『質問をする力』について・・・・(1)」

 私たちは、毎日、何十何百という「質問」をしています。「質問」→「回答」、「質問」→「回答」、「質問」→「回答」の連続です。

 「質問」が「回答」を引き出し、その「回答」がまた新しい「質問」を呼ぶ、という構造です。

 私たち行政書士は、顧客にたくさんの「質問」をします。「質問」をして、最低限、申請や届出に必要なデータを「回答」してもらいます。あるいは、顧客から「質問」されることもあるでしょう。その「質問」に私たちは「回答」します。

 このことの繰り返しです。

 私は、行政書士として仕事をする上で、申請に必要な情報をどんな言葉で、どんな順番で、どんな風に依頼者にお話したら、依頼者が普段と変らないただの世間話でもしているつもりの間にすべての情報を正確に、素早く、そして気持ちよく話していただけるような「質問のしかた」はないものか、と考えていました。

 そして、先日、面白い本を見つけました。

 『質問力-話し上手はここがちがう』筑摩書房2003/03 1200円。

 という本です。著者は、斎藤 孝さんという明治大学文学部教授という肩書きをお持ちです。いや、むしろ、『声に出して読みたい日本語』や『三色ボールペン情報活用術』の著者、と申し上げた方がわかりが早いかもしれません。

 これから、すこし途切れ途切れになるかもしれませんが、『質問をする力』というテーマを追いかけてみたいと思います。

                                      行政書士 八尾信一



    承諾書2題

 農地転用許可申請書を提出するときにその農地に根抵当権が設定されていたので、根抵当権者から印鑑を貰う「農地転用承諾書」を作成した。根抵当権の表示には、根抵当権設定者として農地の所有者の名前を書いた。

 金融機関に印鑑を貰いに行く前の段階で、”根抵当権設定者”とは、金融機関のことではないかという問いが来て、金融機関は”根抵当権者”ですと説明した。

 なるほど、根抵当権を設定しているのは、金融機関であるという考え方も出来るのです。しかし、根抵当権を設定しているのは、土地の所有者であるとも思えます。考えても解りにくい日本語の決まり文句です。

 さて、この承諾書ですが、ずっと以前、私は金融機関の承諾書に代えて、”この金融機関は、この農地転用を承諾しています。”という証明書を作り行政書士の職印を押して提出したことがあった。もちろん金融機関には承諾していることを確認して、さらにこの承諾書を作ることの了解も得た後のことです。

 これが「事実証明」かなと、一人納得したのでした。

                                      行政書士 妹尾芳徳


   2003年7月24日

    「こんな雑誌を見つけました。」

 先日、ふと立ち寄った書店で、「創刊号」と銘打った雑誌を見つけました。

 雑誌の名前は、「Right Now!(ライト・ナウ)」というもので、「日本初!知的財産活用ビジネス誌」とあります。

 知的財産の創造、保護、活用が国家戦略と言われはじめてまだ2年足らず。社会が大きく動こうとしているのでしょうか?

 少し前までは、知的財産関連の専門雑誌が出るなどということは予想できなかったですね。

 ウェブ・サイトも出来ている。下記のURLがそれだ。

 http://rightnow.zeikei.jp

 雑誌は、1冊900円(消費税込み)。

 隔月の19日に発売とある。

 内閣官房 知的財産戦略推進事務局長や、同内閣参事官の方も寄稿しているので、政府の政策に賭ける思いのほども伝わって来る。

 一読の価値あり、というところです。

                                      行政書士 八尾信一



    農水省の電子入札

 農水省は8月から電子入札を始める。
 国土交通省の電子入札コアシステムと使うようです。
 電子入札の対象は、工事とコンサルの一部です。

                                      行政書士 妹尾芳徳


   2003年7月23日

    「ターミネーターが戻って来る・・・」

 シュワルツネッガー扮する「T−800」は12年前、親指を突き出し、コナー少年から教えてもらった言葉「ノー・プロブレム」とつぶやきながら、溶鉱炉の中に消えて行った。

 精神病院に収容されていた母親サラを救出し、未来の救世主となるべきコナー少年を救うため未来のコナー自身から派遣された「T−800」の三人が、液体金属でできた「悪」のロボット「T−1000」と戦う画面には、本当に驚いた。

 ただ、前作「ターミネーター2」は、シュワルツネッガー扮する「T−800」がコナー少年から、人間について学習していく過程が面白かった。「学習能力」がそなわったロボットだったのだ。

 少年から、辞書にないスラッグを習い、笑うことを習う。たしか、さびれたメキシコあたりの乾燥地帯をバックに撮影された場面は、不思議なポエムがあった。

 ところで、「ターミネーター3」では、シュワルツネッガーが戦う相手は、女性の姿をした「T−X」と呼ばれる究極のターミネーターだそうだ。

 世に「娯楽作品」という言葉があるが、「質のいい娯楽作品」は想像するだけでも楽しい。

                                      行政書士 八尾信一



    新しいパソコンに移行するときは……(5) ――データの移動(2)――

 移動する必要のあるデータを特定する作業というのは、案外、難しいものです。

 エクセルやワードのファイルのように、標準の保存先が「マイ ドキュメント」になっていて、常にそこに保存しているのであれば、データ移動は簡単です。しかし、各種のアプリケーションソフトは、それぞれ独自のデータ保存先を初期設定として持っており、移動すべきデータが様々なフォルダに分散している場合がほとんどだと思います。

 さらに、ハガキ作成ソフトや、住所録ソフト等は、ファイル名や保存場所は初期状態のまま利用していることが多く、移動すべき住所データが、なんというファイル名でどこに保存されているかも分からない場合があります。

 こういった場合、地道に、それぞれのアプリケーションソフトを起動してデータ保存先などを確認した上で、データファイルを移動する必要があったりします。

 そんななかでも、とりわけデータを移し変えるのが難しいのがメール関係のものではないかと思います。受信したメール本文はもちろん、アドレス帳のデータや、メールの各種設定などを移動するのは、非常に手間が掛かります。次回は、このメール関係のデータ移動を考えてみたいと思います。

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月22日

    「九州地方の読者のみなさま、大雨お見舞い申しあげます。」

 今月20日未明から、九州地方を襲った集中豪雨のため、熊本県、長崎県鹿児島県を中心に多くの被害が出ました。

 被害を受けられた方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 梅雨明けまでもう少しというところで、このような大惨事が発生するとは、本当に残念でならない思いがします。

 災害の発生した原因について、今後徹底的な検討が行われると思うが、自然という尺度からすれば、何百年に一度という規模の雨ではなかったにもかかわらず、こうした被害が出るのは、やはりどこか人間の側に手落ちがあったのではないかということは、真剣に考慮されなければならないでしょう。

 「無駄な公共事業」という言葉が、昨今はマスコミに踊っている。確かに、無駄としか言えないような公共工事も行われました。

 だが、人命に深くかかわる部分に関して、本当に配慮が行き届いた治山・治水行政が充分に行われているかどうかは、やはりきちんと検討されなおすべきであると思われます。

 不慮の死を迎えねばならなかった方々の冥福を心からお祈りするものです。

                                      行政書士 八尾信一



    新しいパソコンに移行するときは……(4) ――データの移動(1)――

 新しいパソコンを導入したときに、一番面倒なのは、古いパソコンからのデータの引継ぎです。このデータには、メールアカウントやパスワードといったものも含んでいますので、利用環境も含めたデータの移動を意味しています。

 一番簡単なのは、古いパソコンも併用して、従来の作業は今までどおり古いパソコンで行い、新しいパソコンは、全く別の用途で使う、というのがデータ移動といった面倒な作業がなくてはいいのですが、そういった使い方が出来ることは稀だと思います。

 また、古いパソコンをLANの一部として使っていて、作成したデータは、かならずファイルサーバーに納めるというシステムにしておけば、パソコン入れ替え時の作業も、データ移動に関しては、相当程度、負担を軽減できるでしょう。

 しかし、通常は、そういった使い方でなく、何もかも一つのパソコンで処理していることが多いですから、データの移動というのは、頭の痛い作業になります。

 まず、どのデータを移動する必要があるのか、という選定からはじめて、次に、そのデータがどこにあるのかということが問題になるでしょう。データの保存場所が特定できたら、次は、どのような手段で古いパソコンから新しいパソコンにデータを移すか、という物理的媒体としてなにを利用するかが問題になります。

 最終的には、古いパソコンと新しいパソコンのOSの違いからくるデータ利用上の互換性の問題も考える必要がありますが、これらの手順を、順番に考えてみたいと思います。

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月21日

    「ハスの花」

 私の生まれ故郷は城下町であるが、この7月の頃には、城のお堀にハスの花が咲いた。美しいピンクの花だ。

 ハスの花が咲くときには、ポンという音がすると聞かされていたが、いっかなそんな音を聞いたことがないと思っていたら、さる本に、それは俗信であると書いてあった。

 ずいぶん無味乾燥な決め付け方があったものだと、何故かすこし憤慨したいような気分になるのも妙なものだ。

 ハスと言えば、「大賀ハス」が有名だ。大賀一郎博士が、千葉県の縄文遺跡から発見したたった3粒のハスの種。地層から約2000年前のものと知れたが、そのうちの1粒を発芽させることに成功した。

 昭和27年のことである。世にこれを「大賀ハス」と呼んでいる。

 故郷のお城のお堀には、ハスの葉の陰のしたをゆったりと大きな鯉が泳いでいた。その上を、ミズスマシやアメンボも。

 そして、太陽を一杯浴びる葉の先には、シオカラトンボがひととき羽根を休めていた。

 あのハスの風景は、もう永遠に消えてしまったのだろうな。

                                      行政書士 八尾信一



   2003年7月20日

    新しいパソコンに移行するときは……(3) ――OSとPCのインターフェース(2)――

 パソコンやターミナルアダプタが3年前のものなら問題ないのですが、5年くらい前のものだと、OSがUSBインターフェースに未対応だったために、ターミナルアダプタ自体にUSBコネクタが装備されておらず、旧来のシリアルケーブルでしか接続できないという場合がよくあります。

 ところが、現在販売されているパソコンでは、旧型シリアルポートが装備されていない製品が多いために、パソコンを購入してきて、いざ、インターネットにつなげようとしたとき、ターミナルアダプタにUSBが装備されていないので、今までの形での接続が出来ないという事態になってしまいます。

 私の身近でも二件、こういった事例がありました。今、ターミナルアダプタを新しいものに買い換えるのはちょっとバカバカしいので、一件はADSLに、もう一件はBフレッツに切り替えることになりました。

 回線切り替えが出来るまでの期間は、とりあえず、アナログ・モデムでの接続は可能ですので、通信速度面では不利ですが、インターネットへの接続は確保できることになります。

 旧来のシリアルポートを持たないタイプのパソコンでは、古いタイプのターミナルアダプタを接続できない、というのはちょっとした盲点です。

                                      行政書士 寺見敬三



   2003年7月19日

    こんな本が出てます。

まず、我らが宇賀 克也教授の本。

『解説 個人情報の保護に関する法律』

第一法規出版

税込みで1890円

出版社の宣伝文句は以下の通り・・・

「5月30日に公布された『個人情報の保護に関する法律』について、法制化の背景・経緯等を踏まえながら、法律の条文の構成に沿って詳細に解説を行なっている。資料編では、本法を理解する上で重要な関係法律及び資料を掲載している。」

また、個人情報保護に関しては、有斐閣から8月上旬に

『Q&A個人情報保護法』という本も出版される予定とか。
130ページで、予価1000円だそうだ。

有斐閣から出ている本で、『ADR・仲裁法教室』というのがあるようだ。

2500円。在庫はまだあるようだ。

みなさんも、連休の一日は、読書三昧でいかがかな?

                                      行政書士 八尾信一



    新しいパソコンに移行するときは……(2) ――OSとPCのインターフェース(1)――

 パソコンの買い替えをするサイクルとしては、3年から5年というのがよくあるパターンではないでしょうか。特に、5年前というのは、Windows95からWindows98への移行期で、パソコンの普及も急速に進んだ時期です。その頃購入したパソコンというのは、これからも、使いつづけるには性能的に限界にきていますし、機械の寿命もそろそろ尽きる時期ですから、買い替える人も多いと思います。

 今から3年前であれば、OSはWindows98かWindowsNT。今から5年前であれば、OSは、Winodws95がインストールされていたものをWindows98にアップグレードして利用しているパソコンが多いでしょう。もちろん、この時期にはWindowsNTのものもあります。

 パソコン本体のインターフェースで考えたとき、この二つの時期には、かなり大きな違いがあるのです。Windows98が最初から組み込まれていたパソコンであれば、USBインターフェースが標準装備されているのですが、Winodws95やWindowsNTでは、USBは標準化されていませんでした。

 ですから、後者のOSが最初から組み込まれていたパソコンを、今買い換える場合、現在使っている周辺機器との接続がどうなっているか、よく確認しておく必要があるでしょう。

 特に問題なのは、ISDN回線でターミナルアダプタを利用している場合でしょうか。今では、ADSLは光ファイバへの移行がずいぶん進んでいますが、それでもターミナルアダプタとISDN回線でインターネット接続している場合も多いと思います。

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月18日

    「農地転用が変る?」

 新聞報道によると、農水省は、流通業者や産業廃棄物処理業者などの無計画な農地取得に歯止めをかけ、農地が「虫食い状態」で転用されたり、農業の効率化を阻害したり、また地域の景観をそこねることなどを防止する目的で、この8月にも、農地転用を定めた省令を改正するそうだ。

 ただ、実は、すでにこの6月17日附けで省令が改正されており(官報第3629号)、その施行が8月からということらしい。

 その改正の内容は、もし市町村が事前協議を求める条例を制定している場合には、農水省や都道府県は、当該協議がまとまる前には転用の許可は出さない。

 許可前に農地を転用した場合には、原状回復を命ずる。

 その命令に従わなかった場合には、300万円以下の罰金ということになるようだ。

 また、この省令に関して、これから「ガイドライン」等が示されるようになると考えられているので、実際の具体的な動きはそれからかも・・・

                                      行政書士 八尾信一



    新しいパソコンに移行するときは……(1) ――大きく変った最近のパソコン――

 最近、知人や友人で、新しいパソコンを購入した人が立て続けにありました。多くは、Windows98 をPentiumUの233MHz〜300MHzクラスのパソコンで使ってきた人たちです。このクラスのものは、ほぼ5年前の製品です。

 WindowsXPも発売されてしばらく時間がたちましたし、CPUの性能も格段にあがりました。2GHzを越えているものが普通ですから、単純計算でいえば、5年前のクロック数と比べて、ほぼ10倍の数値になっていることになります。

 店頭に並んでいる製品の規格も、以前のものとはずいぶん変わりました。何年も前からパソコンを使っている人にとって、一番の驚きは、フロッピーディスクユニットが、標準では付属しない製品がほとんどだ、ということだと思います。

 他にも、ディスプレイが液晶になったというのは一目瞭然ですが、細かな部分では、例えば、旧来のシリアルポートが無くなり、周辺機器の増設も、USB接続で行うのを前提としているものが主流のようです。

 高性能で、しかも価格からいえば以前よりはかえって安くなっていていますから、いうことなしのようですが、周辺機器との接続インターフェースが大きく変ったことなどにより、古いパソコンから新しいパソコンに移行するときに、注意すべき点が、若干増えたようにも思えます。

 また、当然のことですが、古いパソコンに保存されているデータをどのようにして新しいパソコンに移すかという問題も、なかなか難しい点があります。これらの問題について、最近経験したケースで気付いたことを、何回かにわたって書いてみたいと思います。

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月17日

    「知的財産戦略本部」

 昨今、知的財産に関する情報が多くなってきています。

 今月の8日(木)には、『知的財産の創造、保護及び活用に関する推進計画』という文書が、知的財産戦略本部から発表されました。

 その内容は、下記の通りです。

 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/kettei/030708f.html

 A4版で80ページを超える力作です。

 そもそも「知的財産戦略本部」というのは、昨年成立した知的財産基本法に基づき内閣に設置されたものです。

 この機関が、今後の知的財産権の創造、保護、活用の中枢になっていくことは間違いありません。

 同本部は、2004年に向けて、出来るだけ多くの知的財産関連の法律を提出することを目指しています。

 私たち行政書士の活動が、早く社会的な評価を得て、これらの法律の中に行政書士の資格がキチンを位置付けられるよう努力することが大切です。

 A4版で80ページを超えるこの文書には、著作権のことはうたいながら、弁護士や弁理士の資格名は何回も語られても、行政書士のことはついに一度も触れられていませんでした。

                                      行政書士 八尾信一



   2003年7月16日

    「『おとこ』と『おんな』」

 国会で、あっと言う間に一つの法律が成立した。議員立法とは言え、わずか10日間の論議だ。

 法律名は、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」という。

 肉体的(先天的な性別)な性と、心が求める性が同一ではないという「障害」のある人が、心の求める性に同一化しようとしても、生まれた時に作成された「戸籍」までは変えられず、それが社会生活の上で大きなネックになっていたのを、今回、「特例法」というカタチで一定の場合に、戸籍上の「性」を変更できるようにしようという改正である。

 その一定の場合とは、
 性同一性障害であるということを二人以上の医師が診断し、
 1.20歳以上
 2.未婚
 3.子供がいない
 4.性転換手術(性別適合手術)で、生殖腺の機能がない。

 ことなどの条件を満たしていることが必要になる。

 思うに、生物は、自分の子孫を残す方法として有性生殖を選択したときから、個としては死すべき存在となった。そういう意味では、人は、「おとこ」であるか「おんな」であるかということを「死」をかけて選ぶと言ってもいい。

 ただ、心が望む性を戸籍に記載させるために、生殖腺が機能していないことが条件とは、過酷な「運命」と言うべきか・・・

                                      行政書士 八尾信一



    Adobe Acrobat Ver.6.0版 PDFファイルの怪(5)

 ソフトのバージョンアップについては、みなさんそれぞれいろいろな考えをお持ちだと思います。最新のものは、確かに、旧版よりも優れた機能が追加されているのは確かです。

 しかし、新版が出荷された直後というのは、何らかの不安定要因を抱えているのも確かことです。私の場合は、基本的に、新版がでて、しばらく時間がたってからでないと、旧版から移行しません。

 ある程度時間がたつと、新版のかかえている問題も、そして、それに対する対策も出てきますから、不要なトラブルを避けるという意味でも、新版には不必要に乗り換えない、特に出荷され始めた直後のものは避ける、というのはパソコンを仕事で使っている人の常識に属することがらだと思っていました。

 ところが、今回のPDFファイルと ”Adobe Acrobat” 、”Adobe Reader”の場合は、公的な機関が配布する文書自体が新版に移行してしまったために、それを読む側も、必ず、新版にバージョンアップする必要があるという、ある意味、ちょっと理不尽なことになっています。

 しかも、特定の環境で使っているユーザは、閲覧できない、あるいは必ずエラー表示がでてしまう、といったトラブルが、実際に発生しているのです。公の立場にある方には、このあたり、もう少し配慮して頂きたいものです。

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月15日

    竹は生命・成長の象徴

 冬でも青々としている竹は、門松として飾られているように古来から生命・成長の象徴とされてきた。

 今の梅雨の時期は、春に竹の子として地上に顔を出し、青竹になり、成長真っ盛りの生命力あふれる頃です。人間にたとえると、小学校高学年から中学高校に至る青年期です。

 先日私は、田舎の家の裏庭の草刈りをしたのですが、10数年前は畑にしていたところが、山から竹が少しずつ下りてきて、今では竹混じりの雑草伸び放題の荒れ地になってしまっている。

 青竹を切りながら、背丈より高い茅や雑草、豆の蔓を刈り払っていき、しばらくすると、草刈り機のエンジン音に混じって、小さな女の子たちが遊んでいる声が聞こえ始めた。何人かが寄って縄跳びやお手玉をしているような声だ。エンジンを止めると止むので、エンジン音が草にこだましているのだろうと思う。

 しかし今にも降ってきそうな梅雨空の中で、草に取り囲まれた薄暗く先のボンヤリしたひとりぼっちの作業は、あまりいい気持ちがする作業ではない。そこでの作業をやめて、草刈りは他の場所に変えた。

 ところで、竹取物語に出てくる、竹取の翁もこのような声を聞いたのだろうか。翁というより、竹取物語の作者がこういう声を体験して、この物語のヒントになったのかもしれない。

                                      行政書士 妹尾芳徳



    Adobe Acrobat Ver.6.0版 PDFファイルの怪(4)

 ”Adobe Reader”ダウンロードページに規定された手順を見る限り、Adobe社は、”Adobe Reader Ver.6.0”では、”Windows95”と”Windows98”は、対応OSから外したと見られます。”Windows98SE”(セカンド・エディション)は対象OSに含まれています。

 ”Adobe Acrobat Ver.6.0” のアップグレード案内も確認してみましたが、これも、対応OSは、”Windows98SE”以降です。

 ”Windows98”でも、”Adobe Reader Ver.6.0”をインストールして利用する工夫というのがあるのかもしれませんが、一般的な手順に従う限り、出来ないようです。

 そうなると、岡山県のホームページ上にある新版PDF文書は、パソコンOSについて、”Windows98”より古いものを利用している人には、読もうにも読めない文書ということになります。これは、”Adobe Acrobat Ver.5.0” との関係で操作上不都合が発生したという事例よりも、よほど深刻な問題です。

 ただ、マイクロソフト自体が、OSに対するサポートに関して、”Windows98”に関しては、2003年6月末で終了する、というアナウンスをしていたようにも思います。そういう意味では、”Windows98”というOSが、次第に過去のものになりつつある、ということも確かなようです。

 しかし、一般公開を前提とした文書が、まだ利用者が相当数に上るはずの”Windows98”環境では閲覧しようがない、というのは、全く別個の問題であると思います。
(続く)

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月14日

    「情報を操る者たち・・・」

 このところイギリスに続いてアメリカでも、イラク攻撃の前にアメリカ政府やブッシュ大統領がイラク攻撃の必要性に関して強調して語られたことが、「嘘」とまでは言わないものの「誇張」や「誤解」を産む怖れがあったことが指摘され始めている。

 攻撃前に、あれほど声高に全世界に向けて叫ばれた「大量破壊兵器」の存在が、いまだにイラクのどこからも発見できないのだ。

 今月の9日、アメリカのラムズフェルド国防長官は、アメリカ上院軍事委員会で、イラクの大量破壊兵器について「決定的な新証拠が見つかったから行動(開戦)したのではない。」と証言して、周囲を驚かせた。

 今年の1月、ブッシュ大統領が一般教書演説で、イラクがニジェールからウランを購入したと述べたことも、どうやら誤報だったと言い始めている。

 差し迫った危機もなく、また、確からしい証拠もなくて戦争に踏み切ったとしたら、このような非道はない。

 また、それに無批判に盲従した者があるとすれば、世界から指弾されても当然と言わねばならない。

 「オオカミ少年」の最後を、アメリカは知らないはずはない。日本もまた、知らないはずはない。

                                      行政書士 八尾信一



    Adobe Acrobat Ver.6.0版 PDFファイルの怪(3)

 さらに深刻なのは、”Windows98”ユーザーと”Windows95”ユーザーです。”Windows95”ユーザーというのは、もうかなり数が少なくなってきているのではないかと思いますが、”Windows98”は、かなりの数のユーザーが使用しているのではないでしょうか。この場合の”Windows98”は、”Windows98SE(セカンド・エディション)”は除きます。

 この区別がなぜ起こるかといいますと、理由は単純でして、”Adobe ReaderVer.6.0”が対応しているか否かということです。

 つまり、”Windows98”のセカンドエディションより前のOSを使っているパソコンでは、そもそも”Adobe Reader Ver.6.0”自体がインストールできないのはないかと思われるのです。

 といいますのも、Adobe社の”Adobe Reader”ダウンロードページにいきますと、ダウンロード手順という説明があります。以下のURLです。

 http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

 そこでは、まず、「言語」と「プラットフォーム」と「接続速度」を選ぶようになっていますが、この「プラットフォーム」の選択で、”Windows98”を選ぶと、ダウンロードできる”Adobe Reader”は、Ver.5.05と表示されます。これだと、旧バージョンのままです。

 ”Windows98SE”(セカンド・エディションのこと)を選ぶと、”AdobeReader”Ver.6.0がダウンロード対象として表示されます。
(続く)

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月13日

    「経営状況分析の窓口が、東西の2ケ所だけに・・・」

 (財)建設業情報管理センターの発表によれば、来年の4月をメドに、現在は都道府県単位の各支部に申請受付の窓口がある経営状況分析申請の窓口を、東は東京、西は大阪の2ケ所にするという。

 現在は、建設業法によって指定分析機関が行う経営状況分析を「登録制」にして、一定の経営状況分析の能力のある機関であって「登録」を受けた機関であればどのこの機関で経営状況分析を受けても、経営事項審査には有効であるとする改正が進みつつあることは耳にしていたが、これが、その前段なのであろうか。

 問題は、現在、各都道府県によって経営状況分析に添付する書類がまちまちであることや、部分的に財務諸表の科目等を各支部が「任意」に変更している状況を、「東」と「西」という二つに大括りすることができるかどうか。

 あるいは、大部分の業者にとって分析機関との距離が遠くなることの不便をどう解消できるか、ということになりそうだ。

 行政書士にとっては、これは、代理申請の機会が増加することになると思われるが、ただ、今回の「東」「西」への統合が、分析機関のみの都合で行われるものでないことを願っている。

                                      行政書士 八尾信一



    Adobe Acrobat Ver.6.0版 PDFファイルの怪(2)

 ”Adobe Acrobat Ver.5.0”をインストールしているユーザーが、”Adobe ReaderVer.6.0”インストールしても、PDFファイルを開くソフトは、”Adobe AcrobatVer.5.0”が優先されてしまうようです。そして、この場合、必ずエラー表示が出てファイルを開くことができません。新バージョンのPDFファイルを、それに対応していない旧版のアプリケーションソフトで開こうとしているのですから、エラーが出て当然です。

 しかも、このPDFファイルとアプリケーションソフトの関連付けを手動で変えようとしても、少なくとも、”WinodwsXP”上では、変更できませんでした。”AdobeAcrobat Ver.5.0”がインストールされていると、PDFファイルを関連づけるアプリケーションの選択肢として、”Adobe Reader Ver.6.0”が表示されないのです。これは、何件かのケースで確認できました。

 このあたり、OSとしてのWindows側の問題なのか、Adobe社のアプリケーションソフト側の問題なのかよく分かりませんし、この問題の回避方法もあるのかもしれませんが、この環境で、新しいバージョンのPDFファイルを開くためには、”AdobeReader Ver.6.0”を手動で起動させてPDFファイルを開く、という面倒な手順をとらなければならず、そうしなければ、中身を読むことはできませんでした。

 ”Adobe Acrobat Ver.5.0”を Ver.6.0 にバージョンアップすれば、この問題は解消されますが、無償配布されている”Adobe Reader Ver.6.0”とは異なり、”AdobeAcrobat”は、バージョンアップ版でも1万数千円の費用がかかるのです。
(続く)

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月12日

    Adobe Acrobat Ver.6.0版 PDFファイルの怪(1)

 先日から、店頭にも”Adobe Acrobat Ver.6.0”が並び始め、バージョンアップ版を申し込んだユーザーにも、発送が始まっているようです。

 ”Reader”も、今回から名称が変わりましたが、”Adobe Reader Ver.6.0”として、Adobe社サイトからダウンロードできますし、雑誌の附録CDにも収録されて配布されはじめています。

 岡山県ホームページの一部のコーナーでは、PDFファイルの作成を、この新バージョン”Adobe Acrobat Ver.6.0”に切り替えたようで、”Adobe AcrobatVer.6.0”で作成されたPDFファイルが、数日前からアップロードされ始めています。

 ところが、この新バージョン”Adobe Acrobat Ver.6.0”で作成したPDFファイルは、旧バージョンのPDFファイルと互換性がないために、これまでの ”AdobeAcrobat Reader Ver.5.0”では開けません。必ずエラー表示となります。

 上記の岡山県ホームページでは、この点、注意書きした上で、”Adobe ReaderVer.6.0”ダウンロード用に、Adobe社のバナーを備えていますが、読み手はかならず、この新バージョンをダウンロードした上でインストールして、新版PDFファイルを開く必要があるのです。

 発売間もないソフトというのは、何らの問題を抱えていることが多いものです。PDFファイルが、電子的なドキュメント配布手段として、デ・ファクト・スタンダード的な位置にあるだけに、作成ソフトを、これほど早く切り替える必要があるのか疑問に思います。実際のところ、”Adobe Acrobat Ver.5.0”(”Reader”ではなくPDFファイルを編集・作成する”Adobe Acrobat”の旧バージョン)をインストールしているユーザーが、”Adobe Reader Ver.6.0”をインストールすると、ちょっと面倒な事態が発生するのです。(続く)

                                      行政書士 寺見敬三



   2003年7月11日

    「真に忌むべきもの・・・・」

 先日長崎で、4歳の男児が殺害されたその犯人が12歳の中学1年生だったことが世間の耳目を集めている。

 行われた行為が常軌を逸したものであり、その犯行が凄惨なものであったことが社会にぬぐい得ない不快さと不気味さを感じさせたことは疑いない。

 しかし、私が、この犯行や犯人に対する不快感やおぞましさ以上に、「真に忌むべきもの」として指弾したい者は、別にいる。

 それは、インターネットの掲示板サイトなどに、「補導された男子中学生の実名」と称するものが書き込まれたり、「実名さらせ」とか「顔写真まだか」などという卑劣な書き込みが行われていることだ。

 そして何と愚かしいことに、こうした「求め」に応じるカタチで中学校名や個人名の書き込みを平気で行う連中が存在する、ということだ。

 こうした無責任で軽薄な者たちの魂の下劣さこそ、「真に忌むべきもの」ではないだろうか。

 当人たちは、「正義」のつもりかもしれない。殺された被害者やその家族に同情するかのような心情を自分たちの行動の根拠にするつもりかもしれないが、やっていることの下劣さは、少しも救われるものではない。犯行を行った中学生よりも、こうした連中の魂の方がよっぽど腐っている。

 いつの頃から、日本は、こうした無責任で下劣なヤジウマが跋扈する社会に成り下がってしまったのか・・・

                                      行政書士 八尾信一



    OLYMPUS OM 1

 「OLYMPUS OM 1」と聞いて懐かしく思うのはどのくらいの年代だろうか?

 オリンパス光学は、2003年3月をもって約30年間販売してきたレンズ交換式の一眼レフカメラ「OMシリーズ」の販売を終了した。OMシリーズは、小型・軽量でさまざまな撮影に対応できるカメラ本体、レンズ、ストロボなどの周辺機器などがあり、名機と呼ばれた人気の一眼レフカメラだった。

私もOM1を愛用していた。”していた”というのは、今はゴムが溶けてシャッターが動かなくなったから使っていない。

2〜3年前にオリンパスに電話して、修理の可否を尋ねたことがあった。もちろん修理は出来るし、費用は数万円かかるという。

それじゃあ修理代で新しいカメラが買えますね? というと、修理してもそれだけの値打ちはありますという返事。交換レンズやパワーワインダーをそろえているので、心が動いた。

このカメラ1眼レフのくせして、持ち運びが大変いい。私はサイクリング車で北海道、本州、九州を走り回っていたが、いつもフロントバッグに行儀よく収まっていた。

そればかりか来る年も来る年も、ちょうど今位の時期に10日〜2週間ほど沖縄の離島に滞在していたことがある。西表島のジャングルの中でも、波照間島の黒潮の上でもいつもこのOM1をそばの置いていた。さすがに海中での撮影には使わなかったが。

 OMシリーズの30年は私の青春と符合する。

                                      行政書士 妹尾芳徳


   2003年7月10日

    鳥取県では小学校5,6年対象に県政モニター

 鳥取県では、東部、中部、西部の3地区に分かれて、それぞれ定員40名で県内の主なポイントを巡った後、県政について作文をする小学生5,6年生を募集している。

 東部では、漁業取締船はやぶさに乗船したり、イカ調理を体験する。

 中部では、日韓友好交流公園や農業大学校を、西部では、大山の水の試飲やフラワーパークとっとり花回廊の見学など。

 テーマは、もっと自信を!鳥取県の魅力

 昼食は県が用意する。詳しくはこちらを。

 子ども県政モニターを募集しています! (07/04)

 http://www.pref.tottori.jp/soumu/kenminshitsu/kodomo.htm

                                      行政書士 妹尾芳徳



    梅雨時は、故障が多い?

 このところ、知人から、パソコンが急に調子が悪くなったんだけど、という電話がよく入ります。

 これは、コンピュータ・ウィルスによる障害や、物理的に致命的な損傷を受けているというのではなくて、CD−ROMユニットから読み出しできなくなったとか、ディスプレー表示色がおかしいとか、ノートパソコンの液晶表示がときどき変になるとかいった、ごく部分的な、軽微な異常です。

 極めつけは、1週間前に購入した新しいF社のパソコンのDVDドライブが、最初はちゃんと作動していたのに、使い始めて数日したら読み取り出来なくなってしまったというもので、これなど初期不良としてすぐに返品交換の事例ですね。

 経験的にいって、梅雨時と秋口に急に涼しくなる時期というのは、こういった障害がよく発生するようです。人間にとっても、この時候の変わり目は体調を崩しやすいですが電子機器にとっても、高温多湿や、急速な温度変化というのは負担が大きいのでしょう。

 とはいえ、パソコンなどの機械類は、多少費用はかかるとしても取り替え可能ですが、人間の身体はそうはいきません。健康には注意したいものです。

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月9日

    「手袋は、おまじない?」

 男性日本人の多くは、きっとその大部分が子供の頃に野球をした経験がある。一度も野球をしなかったという人は、稀少価値があるかも。

 今後のことはわからないが、日本人はやり「サッカー人間」というよりはまだ「野球人間」という時代が続くだろう。

 私などは、古い人間だから、やはり勝負の「駆け引き」や「動と静の間」がくっきりしている野球の方がなじんでいる。野球というスポーツのもっている、個人技と組織力の噛み合わせ、緊張と弛緩、動と静、そして何よりもそのドラマの面白さがファンを惹きつけるのだろう。

 ただ、昨今、どうも理解しがたいことがひとつ。

 それは、ランナーになった選手のほとんどが手に手袋を「持って」いる、という奇妙な現象だ。手に「はいて」いるのならいいのだが、手に「持って」いるのである。

 この手袋は、バッティングの際に必要な手袋で、もしランナーになったら不要だというのなら、コーチにでも預ければいいものを、ランナーは決まってこれを持ったまま塁間を走っているようだ。

 先日は、ピンチ・ランナーで出た選手までが、手に手袋を「持って」いた。

 やはり、手袋は、おまじない、なのか? どうも、気になる・・・  気になると、理由が知りたくなる・・・

 どなたか、御存知の方は、お教え願いたい・・・

                                      行政書士 八尾信一



    ホームページ作成講座を山梨県が開設

 山梨県では、20名の定員でホームページビルダーver6を使って、ホームページの作成から電子商取引のできるホームページ作成までの習得を目標に講座を開設してこのたび受講生を募集している。

 日程は6日間で、受講料は2100円。

 これも一つのIT戦略でしょうか。きめ細かいですね。

 http://www.pref.yamanashi.jp/pref/viewNews.jsp?id=1057218873609&dir=200307

                                      行政書士 妹尾芳徳


   2003年7月8日

    廃校を生かす事例
          我が町の資源活用

 農水省は、廃校を地域の資源としてうまく利用している事例を発表した。多くは地域の交流の拠点や体験学習、大学や高校の合宿所として活用されている。京都市では、芸術振興施設として活用している。

 意外なところでは、新潟県北蒲原郡聖籠町では、サッカー選手とコーチを育成する学校法人の校舎に転用したところもある。

 思い切った転用では、徳島県勝浦郡上勝町は、総戸数、賃貸住宅8戸(2DK 8戸)、賃貸事務所5室グラウンドは町営駐車場にしている。Iターン:5家族、Uターン:3家族の子どもを含む若い家族が定住して、貸事務所:2業者(内1業者は町外より転入)で、13人の社員が勤めている。

 岡山県では、阿哲郡哲多町が、「公設国際貢献大学校」として整備。産業界、教育機関及び地方公共団体が協働して国際的な人道援助活動などの国際貢献ができる優秀な人材育成をめざしている。

 http://www.maff.go.jp/soshiki/nouson_sinkou/sigen/01.pdf

                                      行政書士 妹尾芳徳



    『経審データブック』10号が発行されました

 財団法人 建設業情報管理センターから、CD-ROM版の、『経審データブック』新版が6月25日に発行されています。平成15年5月31日までに公開されている、経営事項審査結果が収録されています。

 詳細は、以下のURLで。

 http://www.ciic.or.jp/keisin/cdrom.html

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月7日

    「2000円札が、ねぇ・・・?」

 日銀の発表によると、今月中にも、かの2000円札の流通枚数が、ライバルの5000円札を追い抜く勢いだそうだ。

 2000円札が発行されたのは3年前。

 西暦2000年を記念しての「キワモノ」札か、と思っていたが、次第に健闘しているようだ。当初は、珍しがってみんなが財布の中にしまっておいて使わなかったので、流通が遅れ、さて、もの珍しさが薄れて使おうとしたら、対応するATM装置の未整備等で完全に流通から排除されてしまうのでは、と心配された。

 ところが、やはり、コンビニは強い。コンビニのATMの端末がこの2000円札OKということになってから、その流通が伸び始め、今や、5000円札を追い抜く勢いとなったのだそうだ。

 2000円札の流通のカゲに、5000円を駆逐したデフレの影響と、コンビニの強さあり、というところなのだろうか。

 それにしても、最近、私は、2000円札を見ていない。

 読者諸士は、いかが?

                                      行政書士 八尾信一



    アップルが、世界最速のパソコンを発表

 アップルは、64ビットプロセッサを搭載した”Power Mac G5”を8月から発売すると、6月24日に発表しました。

 この64ビットプロセッサは、アップルとIBMが共同開発したということですから、ちょっと面白いですね。IBM互換機(DOS/V機)にも、64ビット化が波及していくでしょう。

 8ビットから16ビットへ、そして16ビットから32ビットへの移行は、OSでいえば、MS-DOSからWindowsへの移行と重なりながら、徐々に進んだように記憶していますが、さて、64ビットへの移行は、どのような変化をもたらすのでしょうか。

 ”Power Mac G5”についての詳細は、以下のURLで。

 http://www.apple.co.jp/news/2003/jun/24pmg5.html

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月6日

    「やっぱり起こるか、こんなこと。」

 新聞報道によれば、このたび、大阪府は枚方市で、「17歳どうしの夫婦」が誕生した、とある。

 民法第731条の規定によれば、男性は満18歳以上、女性は満16歳以上でなければ、婚姻することができない。

 今回の場合は、女性は17歳なので婚姻可能であったが、男性はあと2ケ月経たなければ18歳にならないのに、婚姻届が受けつけられてしまい、「17歳どうしの夫婦」が正式に成立してしまった、というわけである。受け付けた枚方市の市民課は、「単純なうっかりミス」と弁明しているそうだ。

 法律的には、いわゆる「不適齢婚」である。

 婚姻は、戸籍法の規定により、届け出ることによって効力が発生し、一度効力が発生した婚姻は、当事者、その親族もしくは検察官からその「取消し」を求めることができるだけである。

 また、「婚姻の無効」は、二つの場合に認められる。一は、人違いその他の事由によって、当事者に婚姻の意思がない場合。ニは、当事者が婚姻の届出をしない場合、である。

 今回の枚方市の場合は、当事者は婚姻の意思があり、まわりの誰からも「取消し」の申出は出ないようだ。

 そして、民法第745条第1項によれば、不適齢者が適齢に達したあとは、これの取消しを請求することができないので、このまま「適正な婚姻」となるであろうことに間違いなさそうだ。

 市役所のフライングに助けられて、ちょいと世間のみんなより早目のスタートとなった若いカップルに幸多いことをお祈りする。

                                      行政書士 八尾信一



   2003年7月5日

    「あじさいでら・・・・」

 梅雨の雨の中で、ひときわ美しく見える花は、あじさいだ。

 その花の寿命は比較的長く、また、肥料などの具合でその花の色を変えることから、「七変化」と呼ばれることもある。

 先日、車で走ったある山道には、ニキロほどにわたって、あじさいが色とりどりに咲いていた。これは、なかなかの見物だと思った。

 そう思って考えてみると、どうも「あじさいでら」という「異名」をもらっているお寺は、広く全国にあるらしい。おそらく、その土地ごとの「あじさいでら」があるようだ。

 読者諸士にも、仕事に疲れた雨の日などに最寄の「あじさいでら」に立ち寄られることをお薦めする。

 あじさいの咲く前で、傘に雨を受けながら、しずかに待ち人を待つ・・・というのもまた人生の密やかな断面。

 「あじさいや 逢はばすずしく もの言はむ」
                      細 見 綾 子   

                                      行政書士 八尾信一



    「ETC」の普及状況

 「ETC」(高速道路でのノンストップ自動料金支払いシステム)について、国土交通省が6月18日から受付を開始していた「道路3公団ETCモニター」の一般車分が、7月1日に、予定していた12万台に達したので受付を終了したということです。

 これは、新たに「ETC」車載器を購入する人に、「ETC」モニターへの協力を呼びかけ、モニターに応募した人には、車載器購入費用等の一部を補助してくれるという制度です。以下のURLにその情報があります。

 http://www.mlit.go.jp/road/press/press03/20030630/20030630.html

 6月18日に開始して、7月1日に12万台に達するということは、1日にほぼ1万台の割合で申込があったことになります。ちょっと驚異的な数字ですね。ちなみに、「ETC」全般の普及状況につきましては、6月13日付けの情報として、累計100万台突破したとのことです。以下のURLを参照してください。

 http://www.its.go.jp/ITS/j-html/topindex_new01.html

 この資料を見ても、「ETC」が急速に普及している状況が分かります。「道路3公団ETCモニター」は、業務用車分(35万台)については引き続き受け付けているそうです。以下のURLも参考までに。

 http://www.its.go.jp/ITS/j-html/topindex_new02.html

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月4日

    「大学に『知的財産マネジメント学科』が・・・」

 地元の話で恐縮だが、フーテンの寅さんのシリーズにもなった町で、岡山県の中部に高梁市という市がある。

 山間の静かな学園都市で、そこにある吉備国際大学が、このほど来春開設する新学部について発表した。

 それによると、新設されるのは、「知的財産マネジメント学科」と「環境リスクマネジメント学科」という二つの学科を擁する「政策マネジメント学部」だ。

 すでに6月には文部科学省に認可申請をすませており、予定通りにいけば11月には正式な認可が下りることが期待されている。

 知的財産権に関する問題が、「国家戦略」とまで言われ、その保護や活用に関する制度、社会認識の深化がさかんに新聞紙上を賑わせはじめているが、なんと、「知的財産権の創造、保護、活用」というサイクルを支える人材の育成ということに関しては、この吉備国際大学が、大阪工業大学に続いて、まだ全国で2例目だというのには驚く。

 私たち行政書士も、ようやく「知的財産権」問題に取り組もうとする機運が盛り上がりつつある。

 こうした大学や学部と行政書士会が協力しあって、この問題に精通する人材を輩出することには大きな意義があると思われる。

                                      行政書士 八尾信一



    「e−Japan戦略II」の決定

 7月2日、第19回IT戦略本部で、「e−Japan戦略II」が決定されました。5月下旬、公表した「e−Japan戦略II(案)」についてパブリックコメントを募集し、そのコメントを踏まえた修正を行っての決定です。

 2001年1月の「e−Japan戦略」決定以来、IT基盤整備に関しては、かなりの成果をあげてきている、という現状認識から、「e−Japan戦略II」では、「ITを活用すること」に、政策の軸足を移していくとのことです。

 その概要としては、「医療」、「食」、「生活」などの国民に身近な7つの分野を先導的な分野とし、達成すべき数値目標を掲げて具体的な方策を示したものとなっています。詳細は以下のURLで。

 ・IT戦略本部(第19回)(H15.7.2):議事次第
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai19/19gijisidai.html

 ・「e-Japan戦略II」 (概要)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/030702ejapan_s.pdf

 ・「e-Japan戦略II」 (本文)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/030702ejapan.pdf

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月3日

    「法科大学院の申請は72校」

 初年度を来年の4月として設置認可申請をするための締切りが6月30日で、結局、全国で72校の申請、総定員6000人という規模になった。

 司法試験の合格率などを勘案して、「申請校は50校、総定員4000人」程度という大方の見方を上回っている。

 もっとも、これから申請の内容に関して認可すべきかどうかの検討が行われ、今年11月頃に最終的に結論がでるのであるから、そのあたりで調整されてくることは予想される。

 ところで、この法科大学院は、現在の法曹よりも「もっと幅広い知識、視野ともった人材」育成するのがその本来の目的となっている。

 今回の申請では、東京にその25校に集中し、空白県が24もあるという大きな片寄りがある申請となっている。

 今後、司法制度改革の目玉のひとつであるこの法科大学院制度がどのように成長していくのか、注目したいところである。

                                      行政書士 八尾信一



    岡山市の「電子町内会」参加募集

 岡山市では、第三次の「電子町内会」参加募集を7月1日から開始しています。

 この「電子町内会」というのは、岡山市が平成13年11月からモデル電子町内会を募集して運営しているものですが、市組織内部の、つまり行政サイドの電子化にとどまらず、地域住民の電子化を、しかも市民の自発的な参加によって実現して行こうとする試みです。

 第一次募集では7町内会が参加し、昨年7月の第二次募集では、さらに11の町内会が応募して、平成15年1月からそれぞれのサイトでの運用が開始されています。

 「電子町内会」および、その参加募集については、以下のURLで。

 http://townweb.litcity.ne.jp/boshuu/

 市民の電子化対応に関しては、以下の「市民情報化サイト」を参照してください。

 http://townweb.litcity.ne.jp/

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月2日

    「瀬戸大橋の通行料金の値下げ」

 7月1日から、瀬戸大橋の通行料金が5年ぶりに改正された。

 おおよそ1割の値下げになるのだそうだが、評判はいまひとつ。せっかく値下げしても、1年間の暫定措置とあっては、利用者側からしてみれば、なにかバカにされているようにも思えるのかもしれない。

 しかも、料金表には、「ETC車はさらに、5.5%安」としてあるものの、肝心のETCのための料金所の設備が整っていないので、当面はノンストップで料金所で通ることができず、一旦停車して料金の清算をしなければならない、なんてことも、お客の足を鈍らせているのだろう。

 どうも、お役人のやることは、非効率的でチグハグだ。

 本州と四国の間に三本も橋を架けようなんて誰が、どんな計算に基づいて計画したのかは知らないが、ともかく、これがこれから長ーい間、「負の遺産」となり続けることだけはないように、真剣で大胆な施策が望まれるところだ。

                                      行政書士 八尾信一



    「記憶の冥さ」

 こういうタイトルの本を、以前、書店で目にしたことがある。多分、あったような気がする。本当にあったかな? ちょっと不安になって、”Google”で検索してみたら、あったあった。

 高橋たか子著、『記憶の冥(くら)さ』、人文書院、(1977年)

 といっても、これが今日の本題ではない。私自身、記憶力にはわりと自信を持っていたのに、その自信が崩れていくような出来事があった。

 ちょっとした必要があり本棚を整理していたら、20歳の頃、よく読んだ本が目に付いた。辻邦生著『回廊にて』。大げさな言い方をすれば、人生が変るくらいの影響を受けた、と思っている。

 懐かしいなと思いながら、パラパラめくっていくと、記憶しているものと内容が異なっている。そんなはずはないと、かなりあせりながら記憶の糸をたどっていくと、同じ辻邦生の『夏の砦』と、記憶が交錯しているのではないかと思い当たった。交叉点は、一角獣のタペストリー。なんだかミステリーじみてきた。

 しかし手元に『夏の砦』がないので、すぐに確認しようがない。確かめてみて、これまた記憶と違っていたら、私は、本当に「冥き途」でさまよいはじめているのかもしれない。年齢を重ねることで、「生」の意味をより明確にとらえることのできるような人生を望んでいたはずなのに……。

                                      行政書士 寺見敬三


   2003年7月1日

    「ヤミ金融業者への対策・・・」

 このところ、ヤミ金融業者や、違法な取立てをする悪質な金融業者の被害に遭った人達に対する悲惨な事件が新聞紙上に踊っている。

 その手口の悪質さは、これがまっとうな人間のやることだろうかと怒りすら感じるようなものまである。

 金の取立てと称して、親類縁者や近所の人達にまで電話がかかる。

 いたたまれなくなり自殺をした人も多い。

 取立てに走った者たちは、それらの人達がどんな無念な思いを抱いて死んでいったかが想像できるであろうか。

 資本社会である。確かに、借りたお金は返さなくてはいけない。しかし、法外な利子を吹っかけたり、違法な取立てをすることまでも許されているわけではない。

 悪質な業者が増えれば、警察も黙ってはいない。政府も、社会も黙ってはいない。「動」があれば「反動」が生まれるのは、この世の常だ。

 わたしたち行政書士も、やがて、「かばちたれ」のような分野で、悪質な業者の排除に一役も二役も買う者が出てくるのでなないだろうか。

                                      行政書士 八尾信一



    「USBフラッシュメモリ」

 パソコンの周辺機器で、「USBフラッシュメモリ」というのがあります。これは、USBポートに挿すだけで、外部記憶装置として機能するもので、フロッピーディスクやMOと同じように扱える便利なものです。

 製品にもよりますが、デバイスドライバをインストールする必要もなく、文字通りUSBポートに挿すだけでリムーバブルディスクとして認識されます。(Windows98などではドライバが必要な場合もありますが)。容量も、128Mbとか256Mbの大容量のものが、安価に入手できるようになりました。

 先日、知人に頼まれて、これまで使っていた古いパソコンから、新しく購入したパソコンへ、データや環境の移行を行いました。こういう場合、データの移動をどうやって行うかが常に問題になります。

 新旧双方のパソコンで、MOのような大容量外部記憶装置が利用できるか、或いはLANで繋がっていれば、大量のデータ移動もわりとスムーズに処理できるのですが、そういったものが使えないとなると、ひどく苦労します。

 こういう場合、以前はフロッピー経由で何度も何度も時間をかけてコピーするというのが普通でしたが、USBフラッシュメモリを使えば、USBポートに挿すだけで、双方のパソコンで、大容量外部記憶装置として機能しますので、ごく短時間でデータの移動を行うことができました。便利になったものだ、とちょっとした感激すらありました。

                                      行政書士 寺見敬三