| 2003年10月 |
2003年10月31日 「楷の木」 「楷(かい)の木」というのをご存知でしょうか? 岡山県南東部では、この時期に「楷の木」というと、「ああ、閑谷学校の紅葉は、もうそろそろ見頃かな?」というふうに、特定の場所の特定の木がイメージされます。 「閑谷(しずたに)学校」というのは、岡山藩第三代藩主池田光政が、現在の岡山県備前市閑谷地区に開設した、庶民教育のための学校です。その敷地内にある孔子を祀った聖廟の前に、樹高10メートルを超え、幹回りも1メートルを超える二本の巨木があり、これが「楷の木」です。 大正時代に、中国山東省にある孔子廟から持ち帰った種子を植えたものだそうですが、江戸時代からそこにそびえているのではないかと思えるほどの巨木です。 校内にある江戸時代の古い絵図を見ると、確かにこの「楷の木」は描かれていませんから、後世のものであると分かるのですが、しかし、国宝の講堂をはじめとした建物群と見事に調和していて、特に秋の紅葉時期は見ものなのです。 今年の紅葉の進み具合はどんなんだろうかと、Google で”閑谷”、”楷”、”紅葉”をキーワードで検索してみたら、面白いページがヒットしました。「楷の木」の紅葉最新情報を画像で紹介するページで以下のURLです。 http://www3.ocn.ne.jp/~bizenst/kainoki/kainokiframe.htm これは、備前市観光協会のサイトで、この閑谷学校を始めとした備前市の観光案内や、備前焼についての情報を提供してくれています。以下のURLです。 http://www3.ocn.ne.jp/~bizenst/index.html 深まる秋の一日、こんな静かな場所でゆっくりしてみるのもいいかも。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月30日 ネットワーク管理のことなど(6) 前回、「異なったネットワークへの通信を実現するためには、各コンピュータを識別するホストIDに加えて、ネットワークを識別するネットワークIDが必要になります。その両方を一度に表現してくれるのがTCP/IPのIPアドレスなのです。」と書きました。 これは、実はIPアドレスだけでは完結せず、サブネットマスクというものを指定することによって実現します。 サブネットマスクというのは、LANカードなどのネットワーク設定をしたことがある方なら目にしたことがあると思いますが、プライベートアドレスとして指定する場合、よくあるのは、”255.255.255.0”といった数値です。 これは、IPアドレスと組み合わせて指定しますが、両者の論理積をとることで、ネットワークIDとホストIDの両方を算出することができます。 上記の、”255.255.255.0”の例では、仮にIPアドレスが、”192.168.0.12”であれば、”192.168.0”がネットワークID、”12”がホストIDということになります。 これは、極めて単純なサブネットマスクの例でしたが、例えば”255.255.255.248”の場合は、4つめのオクテット数値を二進数に直して考えます。 つまり、248=11111000 ですから、最後の3bit分がホストIDとなります。これで表現できるホストの数は、2の3乗ですから8個となりますが、これらの数値の最初と最後のものは、ネットワークIDとブロードキャストとして予約されていますから、実際には、8-2=6 で6個のホストID数を持つことができることになります。 このあたり、本当によく考えられた仕組みだな、と関心してしまいますが、そういったこまやかな技術の積み重ねで、現在のインターネット網は実現されているわけですね。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月29日 ネットワーク管理のことなど(5) 前回まで、MACアドレスやブロードキャストについて扱ってきましたが、これは同一ネットワーク内での通信が前提となった話でした。異なったネットワークへの通信を実現するためには、各コンピュータを識別するホストIDに加えて、ネットワークを識別するネットワークIDが必要になります。 その両方を一度に表現してくれるのがTCP/IPのIPアドレスなのです。つまり、インターネットによる通信の基本中の基本といえるプロトコルですね。 LAN内部での通信につきましては、イーサネット規格によるパケット構造として、前々回に ”宛先MACアドレス:送信元MACアドレス:制御部:データ” という構造があることを示しました。通常、インターネットを介した通信は、LNA内部からインターネットに出て、また別のLANに属する特定のコンピュータと接続するという方法によりますが、上記のイーサネット規格のパケット構造では、異なったネットワークとの通信は不可能です(ブロードキャストなどは、同一ネットワーク内のみ流される仕様になっています)。 TCP/IPでは、上記のイーサネット規格のパケット構造の”データ”部分に入れ子上に、以下のようなパケット構造をとっています。つまり、パケット構造自体が階層化されているわけです。 ”宛先IPアドレス:送信元IPアドレス:制御部:データ” ちょっと乱暴に簡略化すれば、 ”宛先MACアドレス:送信元MACアドレス:制御部:データ(=”宛先IPアドレス:送信元IPアドレス:制御部:データ”)” というような構図になるでしょうか。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月28日 ネットワーク管理のことなど(4) 前回パケットの構造を示しましたが、制御部には、データの種類が示されていて、どのプログラムにこのデータを渡すかが分かるしかけになっています。 もし、宛先のMACアドレスが不明の場合は、16進数表記では”FF-FF-FF-FF-FF-FF”が指定されます。これは2進数表記ではすべて1です。 これがブロードキャストとよばれるもので、この場合、全てのLANカードが、パケットを取り込みます。これは、自分が本来通信すべき相手が特定できないために、一対全で呼びかけを行って相手を探す場合などに用います。 呼びかけられた他の全てのコンピュータ(LANカード)は、パケットの制御部やデータを確認してはじめて、自分に関係があるかどうかが判断して、必要があれば応答します。”ARP(Address Resolution Protocol)”などはその代表的なものです。 ”ARP”リクエストでブロードキャストされたパケットが自分宛てのものであると判断すると、送信元宛てに返信を返すことによって、正規の宛先MACアドレスと送信元MACアドレスが指定された1対1の通信が成立することになります(返信時には、元の宛先MACアドレスと送信元MACアドレスが置き換えられて指定されることによって、元の送り手にパケットが戻っていきます)。 ”ARP”リクエストでのブロードキャストというのは、分かりやすい話に置き換えれば、大勢に向かって「お〜〜い、Aさんいるかい?」と呼びかけて、それに対してAさんが、「は〜〜い、ここにいますよ〜。」と答えているイメージでしょうか。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月27日 「1650億円と210億円」 上の二つの数字を見て、読者諸兄はどんなことを想起されたであろうか。 最初に「種明かし」をしてしまいましょう。 「1650億円」は、イラク復興支援国会議で日本が、来年(2004年)中に出すと約束した金額。しかも、これは「無償資金協力」、つまり、あげちゃうお金です。 「融資」でも「貸与」でもありませんから、あげたが最後、全くもって戻って来ることはありません。 一方「210億円」は、今年、わが国の北海道や東北地方が深刻な冷害によって農作物等に試算で3148億円程度の被害が見込まれることから、政府が決めた「融資」の総額です。 「融資」なんです。「あげる」んじゃないんですね。 イラクの復興には、1650億円を来年一年で「あげる」と決めた政府が、自国の農民のためには、その8%程度の総額を「融資」するというのです。 適用される法律によって異なりますが、一農家あたり、200万円から400万円程度の低金利融資になるだろうと言われています。 おーい。 一体どこ向いて「政治」してんだー! 行政書士 八尾信一 |
2003年10月26日 ネットワーク管理のことなど(3) MACアドレス(Media Access Controlの略。「物理アドレス」とも呼ぶ)というのは、LANカードのROM(書き換え不能メモリ)に焼きこまれている6バイトのデータです。表現をかえれば、12桁の16進数です。これは、先頭の3バイトがメーカのコードで、後の3バイトが個体識別番号です。つまりこのMACアドレスは、本来は、全世界で重複したものが存在しない仕組みになっています。 具体的には、以下のようなコードです。 00-00-4C-4E-5A-C2 最近のパソコンでは、たいていの場合、LANカードは組み込まれていますから、みなさんのパソコン付属しているLANカードは、世界中でただ一つ存在するMACアドレスを持っていることになります。 これはイーサネットの規格であり、このMACアドレスが指定されることによって、データ・パケットは、指定されたあて先に届き、そして戻ってきます。つまりLAN内の通信が成立するわけです。 そのパケットの構造とは、以下のようなものです。 ”宛先MACアドレス:送信元MACアドレス:制御部:データ” LAN内で、宛先MACアドレスで指定されたアドレスを持つLANカードのみがこのパケットを取り込みます。他のアドレスを持つLANカードはこのパケットは破棄します。こういう形で、指定した宛先との間でデータのやりとりがおこなわれているのです。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月25日 ネットワーク管理のことなど(2) ネットワーク技術の勉強を独習でやっていると、なかなか理解するのが難しいことがあります。用語としては分かるけど、抽象的な言葉として理解しているだけでは、やはり本当に分かったようには思えない。あるいは、具体的なイメージとして把握できない、ということが多々あります。 例えば、OSI7階層モデルとか、MACアドレス、ブロードキャスト、サブネットマスクといった用語は、その代表的なもののように思います。以前、情報処理技術者試験のネットワークスペシャリストを以前2回ほど受験したことがありますが、こういった用語について、実務として経験を積んでいなかったので、試験で正解を出すことがなかなか困難でした。 今回、ネットワークモニタを使って、パケット解析を実習して、このあたりのもやもやとしていた部分が、ずいぶんすっきりしました「百聞は一件にしかず」ですね。 特に、MACアドレスやIPアドレスがパケット内でどのように指定されて、あて先までデータがたどり着き、そして帰ってくるのかが分かったことは大きな成果でした。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月24日 「行政書士試験が迫ってきました。」 今度の日曜日(10月26日)は、行政書士試験の日ですね。 多くの単位会などを中心に、この試験の実施にむけての取り組みが最後の段階に入ろうとしています。 昨今は、行政書士試験もずいぶんとむつかしくなりました。 自分が受験した当時とは文字通り、雲泥の差です。 このむつかしい試験を突破した多くの優秀な若い方々が、行政書士のお仲間になって下さることはとても楽しみなことです。 全国には、車椅子などで受験をされる方もいらっしゃると伺っています。 当日が、いいお天気にめぐまれるといいですね。 全国で受験をされる方々のご健闘を心からお祈りしています。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月23日 「自動車保有手続きの電子化と行政書士法・・・・・・(3)」 私は、くだんの総務省令が出たら、行政書士第十九条の「定型的かつ容易」と規定された業務がどのような業務であり、その業務が「電子化」によってどのように変化したために「定型的かつ容易」とみなされたかを是非知りたいと思う。 そして、その業務を非行政書士でありながら行うことが許されるようになったその「相当な経験又は能力」とはどのようなものであるかを知りたいと思う。 ただ、当該総務省令が出されたあと、もし、行政書士が「電磁的記録」を作成する場合には、行政書士には守秘義務が課せられるにもかかわらず、総務省令によって定められた非行政書士が同じ「電磁的記録」を作成しても、何らの守秘義務も課せられることがないという法的矛盾は、どのように解決するつもりであるのかは、やはり問い続けていきたいと思う。 もとより、行政手続きの電子化によって行政手続きが容易になり、より簡便なものになり、国民の負担が軽減されることには大賛成である。 ただ、「国民の利便の向上」は旗印のみで、目的は、実は自己の利便の追求でしかないのであれば問題は大きい。 「国民の利便を拡大する電子化」という王道を、官も民も歩みたいものだ。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月22日 ネットワーク管理のことなど(1) 先週、三日間連続で、Webシステム管理者養成用の講座を受講してきました。簡単なWebサーバやメールサーバ構築の実習も含む、中級者向けのコースで、午前10時から午後5時まで、なかなか密度の濃い講座でした。 インターネット通信の基本であるTCP/IPについて、パケット・レヴェルからの説明を聞き、ネットワークモニタ・ツールを使って、データ・パケットの解析をしたり、セキュリティ対策の一環としてハッキング・ツールを用いて、ハッカー(クラッカー)による攻撃パターンを実習したりと、大変面白い経験をすることができました。 セキュリティ対策は、Webシステム管理者のみならず、通常のユーザにとっても、外部からの侵入やウィルス感染被害に対する対応など、身近な問題です。今年8月のブラスター・ウィルス被害からも分かりますように、事務所でのLAN環境や、あるいは家庭でのインターネット接続であっても、ファイヤー・ウォールの設置などが必須になってきているようです。 これから何回かにわたって、この講座で学んだことに関連して、ネットワーク管理についてのいくつかのトピックスを紹介していきたいと思います。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月21日 「自動車保有手続きの電子化と行政書士法・・・・・・(2)」 (前回より続く) そこで編み出されたのが、「定型的かつ容易に行える」手続きに関しては、行政書士の独占業務からはずす、という法改正になったわけです。 行政書士法第十九条の規定では、行政書士の非独占領域となる手続き及び当該手続きを行ってもよいとされる者については、総務省令で定められることになっています。 ただ、巷間伝えられるところでは、この行政書士の非独占業務とされるのは自動車の保有手続きであって、それを行うことが出来るとされる者は、自販連ではないかと考えられています。 新たに行政書士の非独占業務とされるものを総務省令において定めるに際しては、総務大臣は当該手続きに係る法令を所管する国務大臣の意見を聴くことになっています。 となれば、麻生総務大臣が石原国土交通大臣の意見を聴くことになるのでしょう。 ただ、問題は、オンライン手続きの具体的な進展具合、その手続きの内容などが明らかにならないうちは、「定型的かつ容易」であるかどうかは判断できないはずであって従って、意見を聴くことも不可能なはずである。 問題の総務省令はまだ発表されてはいない。 行政書士としては、石原国土交通大臣がどのような意見を述べ、それを麻生総務大臣がどのように聴くか、興味深いところです。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月20日 「自動車保有手続きの電子化と行政書士法・・・・・・(1)」 前回、「自動車保有手続きのネットで一括化」ということで、意見を書きました。 それにつけても気になるのは、オンライン化されるその具体的な中身と行政書士法の関連についてです。 昨年の第155国会では、いわゆる「行政手続オンライン化関係三法」が成立しました。この中の、「整備法」の第十一条において行政書士法が改正され、行政書士の業務に「電磁的記録の作成」が新たに位置付けられたことは耳新しいところです。 ところが、このとき、「行政書士でない者の業務の制限」に一部例外規定が付いてしまいました。 行政書士法第十九条です。 「・・・定型的かつ容易に行えるものとして総務省令で定める手続について、当該手続に関し相当の経験又は能力を有する者として総務省令で定める者が電磁的記録を作成する場合は、この限りでない。」 これは、従来行政書士法が行政書士の業務として定めてきた「書類」の概念に「電磁的記録」は含まれないとするも、そのような解釈では行政書士の制度を定めた趣旨を大きく損なうものであることから、この改正において「電磁的記録」の作成も行政書士の業務とする改正が行われたものです。 ただ、電子化は行政手続きを簡素化し、容易化する要素を強く含んでいます。 また、政府は急速で広範囲にわたる行政手続きの電子化の普及ということを考えたとき、新たに発生する「電磁的記録の作成」のすべてを行政書士の独占領域とすることには問題あり、と考えたようです。 (続く) 行政書士 八尾信一 |
2003年10月19日 マイクロソフト社の次期Officeソフト マイクロソフト社の次期Officeソフト(2003 Edition)が、10月24日に発売されます。 現行のOfficeXPは、2002 Edition ですのであまり違わないようにも思えますが、動作環境で、大きな違いがあります。 2003 Edition が動作するのは、WindowsXP か Windows2000 でも Service Pack3 以降がインストールされたコンピュータのみで、Windows95はもちろん、Windows98、windowsME、WindowsNTでも動作しないようです。 マイクロソフト社は、Office 2003 Edition の発売によって、旧OSユーザのWindowsXPへの移行を、一層推し進める戦術のようです。 ちなみに、WindowsXPの次期バージョンは、2005年頃登場する予定のようです。今秋予定されていた、WindowsXP 用 Service Pack 2 の提供は、来年に延期されたそうで、しばらくは、WindowsXP の時代が続きそうです。サーバ製品は、OSを含め、2003 Edition が既に発売されています。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月18日 「自動車保有手続きのネットで一括化」 「電子政府」構想の目玉商品と言ってもいいような「自動車保有関連手続きの一括化」に関する記事が、10月13日付けの日経新聞に大きく報道されていました。 この「自動車保有手続きのネットで一括化」は、一体本当は「誰の利便」と計ってのことなのかと考えると、「電子政府」構想の一面が見えて来るような気がする。 というよりは、「電子政府」の樹立というのは手段であって、目的ではないということがどこまで貫けるのかが問われているといってもいいのかもしれません。 それは、「規制緩和」が手段であって、目的ではないのと同じくらい重要なことだと思います。 日経新聞の記事では、自動車保有手続き関係の手数料収入で、自動車ディーラーは1社平均年間1億3000万円の収入があったとしています。 この額は、経常利益の平均額に匹敵する額で、この手続き収入を失うことは自動車ディーラーにとっても決して小さくはない、と。 ただ、日経新聞はこの手数料収入の大きな部分が実は行政書士法に違反して得ていた収入であることは、指摘していません。 今後、自動車保有関係手続きがインターネットを利用して円滑に進むかどうかは、住基カードがいかに迅速に普及するかにかかっています。 この住基カードの普及ということに関しても、反対論が多い中で、本当に国民の利便とは何なのかを真剣に考え、行動していくことが、行政書士としての社会的役割でもあると思います。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月17日 閑話――ブリュッセル・ミディ(Brussels Midi)―― 数年前、フランスからベルギーにかけて旅行したことがあります。パリで数日間美術館めぐりをした後、友人に会うために列車でベルギーに移動しました。 ベルギーという国は、言語的にみるととても面白い国で、公用語が三つあります。フランス語・フラマン語(オランダ語に極めて近い)・ドイツ語ですが、ドイツ語圏はごくわずかで、フランス語とフラマン語が多数派です。 フランスに近い南部はフランス語圏。北部のいわゆるフランドル地方がフラマン語圏です。ただし、北部地方に位置する首都ブリュッセルは、飛び地的にフランス語が優勢です。 歴史的な経緯により、ラテン語圏とゲルマン語圏の地理的境界線上にベルギーが位置することから、このような言語構成になっているようです。自然に多国語をマスターする環境が備わっているわけで、友人は、フラマン語、フランス語、ドイツ語、英語、そして何故か日本語も自由に操ることができるという多才な人です。EUの本部がブリュッセルにありますが、地理的・歴史的・言語的に見て、納得できるように思います。 さて、ここからは他国語にうとい日本人の話。フランスからベルギーへはユーロスターを利用しましたが、到着駅は「ブリュッセル・ミディ」という名前でした。ブリュッセルには、北駅・中央駅・南駅があります。旅行代理店から受け取っていた案内には、列車は中央駅着となっていたので、友人には列車の到着時間を知らせて中央駅で落ち合う約束にしてました。「ミディ」を英語(ゲルマン語系)の「mid」からの連想で解釈して、なんの疑問も持たなかったのです。 ところが、約束の時間になっても友人が現れません。初めての国で迷子になってしまったかと、かなりに不安が募った頃、呆れ顔で彼はやってきました。私が中央駅と思い込んで待っていたのは、実は南駅だったのです。飛び地的にフランス語圏であるブリュッセルでは、「ミディ」はフランス語の「midi」。当然、「南」です。友人が機転をきかして私の勘違いに気が付いてくれなければ、本当に迷子になっていたところでした。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月16日 「行政書士業務のネットワーク化」 『地方自治』という月刊雑誌の通巻第670号に、『「行政書士法の一部を改正する法律」について』とタイトルして、総務省自治行政局行政課課長補佐の小澤研也さんという方が記事を書いていらっしゃいます。 今回、第156回国会で成立し、来年8月1日施行のこの改正を、記事の中で、小澤さんは、「制定以来最大とも言える大改正」であると表現していらっしゃいます。 まことにこの「制定以来最大とも言える大改正」という表現は、今回の改正事項を読めば読むほどしみじみと感じて来ます。 「法人化」「国民による懲戒請求権」「研修の義務化」「罰則の強化」は、その四大柱というべきものです。 中でも、「法人化」によって行政書士制度に生ずるであろう変革はかなり大きな地殻変動的なものとならざるをえないと思います。 小澤課長補佐は、この「法人化」によって受任した行政書士自らがその業務を行うという従来の方法から離れて、より専門性に優れた行政書士との連携という形で業務が行われることによって、利用者に質の高い多用なサービスが供給されるようになることが期待されると述べていらっしゃいます。 勿論、こうした「連携」は必ずしも「法人化」という形態をとらなくても実現できるが、今後は法人化も含めた多用な行政書士のネットワーク化によってより高度な利用者の利便が図られて行く方向に舵が切られたことは間違いはない。 この小澤論文は、そういう意味でも行政書士の必読文献と言えそうだ。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月15日 閑話――キンモクセイ―― キンモクセイが香る時期は、岡山市周辺では、1週間ほど前に終わってしまいましたが、あの香りが漂ってくると、夏が終わり、秋が来たと実感します。キンモクセイの香る頃が、1年で一番過ごしやすい時期のような気がします。 ベルギー人の友人の話しですが、彼が日本に留学してきて、初めて岡山駅に降り立った時、ホームに馥郁とした香りがただよっていて、これは何だろう、と不思議に思ったそうです。 翌年、それがキンモクセイの香りだと知ったそうですが、建物の中ならともかく、屋外のどこにいっても香水のような香りが漂っていたのですから、彼も驚いたことでしょう。強い芳香とともに、初めての日本の秋を、キンモクセイは、強く印象付けたようです。 現在は庭木として、どこでも目にするキンモクセイですが、中国西南部原産の外来種だそうです。雌雄異株で、日本にあるのは雄木ばかりなので、結実しないとのこと。これも意外でした。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月14日 「けがれた血???・・・」 最近は、新聞紙上でわけのわからぬ事件を知ることが多くなった。 福岡市でおきた46歳の教諭による小学校4年生の男子生徒に対する「イジメ」事件もそうだ。 新聞報道などによれば、この教諭から、この男子生徒は祖父がアメリカ人であることを理由に、「お前は、けがれた血だ。自宅のマンションから飛び降りて死ね。」と再三にわたって強要されたそうだ。 それが原因で、この男子生徒は、震えや吐き気が続き、自分は生きている価値がないと思い込んでしまっている、という。自殺強要によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥ってしまっていると言うのだ。 報道されていることが事実だとすれば、この教諭こそがとんでもなく「けがれた宗教」でも信じていたか、とんでもなく「けがれた科学的知識」しか持ち合わせていなかったのではないか、という気がする。(「血」がけがれるなどと、一体、どこの国の理科の教科書に書いてあるか!) けがれた血など、ない。断じて、ない! こんな教諭を教壇に立たせていた学校の責任は大きい。 こんな人間に教諭になることを許した教育委員会の責任はさらに大きい。 そして、こんな人間を生み出した社会は、いま、全国でも稀な503人の弁護士からなる巨大弁護団を作って、この男子生徒の救済に乗り出している。 一人の人権が侵されたときには、それを知った全ての人間が抗議に立ち上がることこそ人権主義の第一歩だ。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月13日 建設CALE/EC Q&A CALS/ECを検索していると、ちょっと古いサイト(2年前)ですが、今でも面白く役に立つページに行き着いた。データは1999年物です。 建設CALE/EC についてわかりやすく説明されています。CALS/ECだけでなくデータを交換し活用するためのQ&A もあります。 日計BP社のサイトなのですが、元々はパスワードでアクセスするようになっているので、ここではURLは紹介できませんが、読んでいくと、こんな問いがありました。 Q19: 行政書士に申請事務を頼むとメリットはある? A:・・・・建設業専門の「全国建設関係行政書士協議会」 (http://kengyokyo.office-server.co.jp/)は、建設CALSにも積極的な対応を見せています。 ということでした。 行政書士 妹尾芳徳 |
2003年10月12日 閑話――映画―― 先日、体調を崩して臥せっていたとき、テレビをぼんやり眺めていたら、「フランティック」という映画をやっていました。 何度か見たことがある映画で、ハリソン・フォードが主演であること、オープニングとエンディングの映像が、パリ中心部と空港とを結ぶハイウェイを走る単調な映像なのですが、それが妙に印象に残ること、そしてもう一点、助演女優がこれまた、不思議に印象的であることが記憶に残っていました。 今回、ちょっと注意して見て、この女優がエマニュエル・セイナーという名であること、そして、この映画が1988年のものであることを知りました。 この女優の顔、どこかで見たことがあるなと思っていたら、翌日、これまたぼんやりと眺めていた映画「ナインスゲート」で、謎の女を演じているのが、このエマニュエル・セイナーでした。この「ナインスゲート」も何度か見たことのある映画でしたが、この謎の女は、文字通り不思議な魅力があり、主人公よりよほど印象に残ります。 「ナインスゲート」は1999年の作品ですから、「フランティック」から10年以上も経っているのに、エマニュエル・セイナーは、ほとんど変っていなくて驚きでしたが、この二本の映画、助演女優が共通なだけでなくて、監督が同一人物でした。ロマン・ポランスキーです。 この話にはもう一つおまけがあって、この原稿を書くために少し調べていたら、ロマン・ポランスキーとエマニュエル・セイナーは夫婦なのですね。ちょっと驚きました。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月11日 「わからない顔・・・」 ここのところテレビのニュースを見ていて「わからない顔」が二つある。 ひとつは、「断腸の思い」で強要された辞任を拒否した藤井道路公団総裁のヘラヘラ笑いと、一方、辞任というカードを藤井総裁に渡しそこなった石原国土交通大臣のむっつり顔だ。 カメラやマイクを突きつけられたときの藤井総裁は、何故、笑うのだろう。 この人は、何がおかしいのだろうと不審に思ってしまう。 それが、「断腸の思い」で辞任を拒否したばかりの顔だというから、この人は腸が切れても笑っていられるほど痛みに鈍感なのか、打たれ強いのか・・・ 仮にも「断腸」と言えば、腸を切られることだ。それほどの思いがあるということでないと、この言葉を使えない。 道路公団を含めた道路四公団の借金は〆て合わせて40兆円。すべて国民の税金だ。(「断腸の思い」は国民の方かもしれない。) 一方の、石原国土交通大臣のすねた子供のようなむっつり顔。その迫力のなさは、ほとほと頼りない。 任免権者としての誇りも威厳も、この人には期待できないのかな? ま、当面、私たちとしては行政手続法における不利益処分手続のおさらいでも見ているつもりでいるしかないのかも・・・ 行政書士 八尾信一 |
2003年10月10日 「週刊『エコノミスト』10/14特大号から・・・・」 週刊エコノミストの10月14日特大号に、「『技術立国』の知財戦略」と題した小さな特集がある。 その中で、内閣官房知的財産戦略推進事務局長の荒井寿光氏がインタビューに答えている。 最後の質問は、「インフラで欠けているものは?」というものだが、それに対して荒井事務局長の発言は、以下のようなものである。 1.ニセモノ対策。 例えば、中国国務省の発表では、2001年で中国のニセモノ市場はなんと3兆 円にもなる。日本製品のニセモノがそのうち約1兆円にもなる。 最近は、自動車やDVDにまでニセモノがある。しかも、それが日本に逆に流入 し始めている。これをストップする。 2.知的財産の信託制度の改善。 信託の対象を、土地・建物から知的財産にまで拡大するように「信託業法」を改 正する。 3.国際基準に対応した特許の取得。 自社の特許を国際基準にするように、会社の代表者が宣伝、PRする。 まさに当を得た発言で、わかりやすい。 特許で先行したアメリカに追いつけ、追い越せ戦略だが、先行有利な分野でこれから戦いを始める日本は、本当に並々ならぬ努力が必要だ。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月9日 「住基カード」発行と「住基ネット第二次サービス」開始(下) 住基ネット第二次サービスでは、住民票の写しの広域交付も開始されました。戸籍の表示は省略されたものしか取得できませんが、全国どこの市区町村でも、自分や同じ世帯に属する者の住民票の写しが取得できるようになりました。 広域交付は、行政書士業務にとっては、あまり影響はないでしょうが、公的個人認証サービスで提供される個人用の電子証明書を格納することが予定されている「住基カード」が予定通り発行されたことの意義は大きいでしょう。 公的個人認証サービスは、今年度中に開始される予定とのことですが、既に稼動している、商業登記に基礎をおく電子認証制度とあわせて、個人・法人双方が利用できる公的な電子認証制度が確立されることになります。 民間の高価な電子証明書を購入しなくても、公的な電子証明書が安価に提供されるようになれば、電子申請は急速に普及する可能性があります。これは、行政書士業務と直接かかわってくるでしょう。「住基カード」と公的個人認証サービス実現にむけた動きからは、当分、目が離せません。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月8日 「ある統計から・・・」 岡山労働局が、平成14年の岡山県下における労働災害の発生状況についての統計を出している。 それによれば、平成14年にお岡山県下発生した労働災害によって4日以上の休業に該当する災害を受けた者の数は、2222人。うち、死者が40人もあったそうだ。 建設業に関しては、486人。全産業の労働災害の約22%が建設業で発生していることになる。 昨年は、建設業における罹災者数が555人であったことを思えば、人数としては69人、パーセンテージにして約12.4%の減少なのであるから、まずまずと言えるのかもしれない。 しかし、死亡者数を見ると、様相は一変する。 平成14年度の岡山県における労働災害による死者は40名。うち19名が、建設業で発生しているのである。 死者の半分は、建設業の現場で発生していることになる。 建設業の経営事項審査において、「工事の安全成績」は重要な審査項目である。審査の現場で「労災事故あり」という申告をほとんど聞かない。 「労災隠しは犯罪である」ということは、やはり強調されなければならないのだろうか。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月7日 「住基カード」発行と「住基ネット第二次サービス」開始(上) 8月25日から「住基カード」の交付が始まり、同日から「住基ネット第二次サービス」も開始されています。 「住基ネット」については、議論の多いところで、つい先日も、「住基ネット」に外部から侵入可能な脆弱性がみつかった、とマスコミで大きく取り上げられていました。 そういった議論は、専門家にまかせておくとして、冷静な目でこの制度をみてみると、各種の申請・届出で、住民票の写しの添付が不要になるなど、全国一律に、本人確認するシステムが確立されたことから、電子政府・電子自治体の実現にむけて、確実に、一歩進んだな、という印象を受けました。 全国民の本人確認を可能にするシステムが確立された、ということは、例えば、建設業の分野に置き換えると、技術者制度なども、システムを整備しさえすれば、その異動を一元的に管理することも可能となることを意味しているでしょう。 工事実績については、CORINS や TECRIS で、公共工事の一定規模以上のものは登録することが義務化されています。公共工事自体、入札情報が全国レヴェルで管理きるシステムが確立されれば、案件登録の時点で一元的なコードを個々の工事に割り当てておき、それをどの業者が受注し、どのように施工されたか、ということを、元請・下請関係なども含めて、電子データとして記録し、後の手続きで必要な形に加工して再利用する、といことは可能なように思えます。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月6日 「知的財産権をめぐってアメリカを二分する戦い(?)」 先日、某新聞に報じられていたことですが、いま、知的財産権をめぐって、アメリカのIT業界を二分する戦いが始まったそうだ。 訴訟を仕掛けたとされるのは、アメリカの中堅ソフト開発会社のSCOグループ。 自社の開発したUNIX技術をリナックスに不当転用したとして、IBMを提訴したのが始まりだ。同社は、今年の7月には、さらにリナックス利用企業の1500社に対して、機器1台につき700ドルの使用料を請求し始めたのだそうだ。 これに対して、IBM側も提訴で応酬。 また、ヒューレット・パッカード(HP)社も、IBM側に立って、SCOグループが利用者を訴えた場合は、その訴訟費用を負担すると宣言して、SCOグループと対決する姿勢を明らかにした。 これに対して、マイクロソフトは、SCOグループに対して、SCOの知的財産権に関する利用料の支払いに応じるとして、リナックスに関してSCOに同調し、IBMやHPとは対決する姿勢を明確にしたことで、アメリカのIT業界を二分する戦いの構図が決まったと言われている。 今後、SCOグループが主張する「リナックス内に含まれるUNIXプログラム」を特定することが必要になると思われるが、「無償公開型ソフト」とその一部に含まれるかもしれない他者の知的財産権との問題には、注目が集まるだろう。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月5日 コンピュータ・ウィルスとのおつきあい(20) これまで20回にわたりコンピュータ・ウィルスについて書いてきましたが、過去に出現したウィルスも多種多様であり、これから先も、さらに巧妙にプログラムされた危険なウィルスが出現することは、まちがいないでしょう。 このような状況のなかで、万全の対策などありようもないですが、やはり基本に忠実に対策していくしかないと思います。その基本とは、例えば、情報処理振興事業協会(IPA)の「パソコンユーザのためのウィルス対策7箇条」に上げられているような基本原則です。(以下のURL参照) http://www.ipa.go.jp/security/antivirus/7kajonew.html ウィルス対策ソフトを必ず導入し、それを最新の状態に保つこと。メール添付されたファイルやダウンロードしたファイルの扱いは、とりわけ注意すること。 既知のセキュリティホールについては、OS、アプリケーションソフトともに、出来る限り修正ファイルを適用してパッチをあてておくこと。そして、ウィルス感染する危険は常にあるわけですから、データのバックアップは頻繁におこなうこと。 不幸にしてコンピュータ・ウィルスに感染してしまったときには、他のコンピュータへの二次感染にまず配慮してから、ウィルス除去作業を行うこと。その場合、出来るだけデータ類を残す方法を工夫するのはよいですが、安全な形でそれを行うことが不可能な場合は、きっぱりとあきらめて、初期状態に戻す必要があるでしょう。 いずれの作業を行うためにも、インターネット上にある情報を得ること無しには、実効的なそして効率的な対策をとることは不可能です。ウィルスの脅威に対抗していくために有効な情報を、効率的に収集する能力も要求されることになります。 インターネットに繋がっていることの利便性と、そこにあるセキュリティ上の危険は、二律背反的な関係になっているように思われますが、ユーザそれぞれの責任で、バランス感覚をもって対処していくしかない、ということなのでしょうね。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月4日 「わたしの尊敬する山口百恵さんが・・・」 車で郡部を走っていると、見事にコスモスが咲いている。道の両側、少し離れた民家の庭先。少しばかりの空間に、色とりどりに咲いている。 コスモスは、宇宙を表し、わが行政書士の記章のデザインともなっている。 今日は、突然、カーラジオから山口百恵さんの「秋桜」の歌声が流れはじめた。 感動した。 さだまさしのこの「秋桜」もいいけれど、この季節にはもう一つ、彼女のいい歌がある。 「曼珠沙華」が、それだ。 あんまり、メジャーじゃないかも。でも、いい歌です。 「曼珠沙華」とは、彼岸花のこと。 この季節になると決まって咲く、あの血のように赤い花のこと。「曼珠沙華」とは、梵語で「紅い花」一般のことだそうですが、小さい頃は、あの花は毒があるから、絶対に触ってはいけないと大人たちから固く言い渡されていたものです。 果たして、曼珠沙華の球根からは毒が出来るそうです。 「曼珠沙華」は、ものの本には、「マンジュシャゲ」とふりがながふってある。でも、山口百恵さんは、「マンジュシャカ」と歌っている。 わたしも、だから、この花は「マンジュシャカ」と呼ぶのだと思う。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月3日 コンピュータ・ウィルスとのおつきあい(19) 最近は、安価なルータ(ブロードバンド・ルータやダイアルアップ・ルータ)でもNAT(Network Address Translation)やIPマスカレードといった機能を当然のように装備しています。 NATというのは、グローバルIPアドレスとLAN内部の、複数のプライベートIPアドレスと相互変換して、一つのグローバルIPアドレスを、複数のコンピュータで共有する技術です。 IPマスカレードは、NATと似ていますが、アドレスだけでなくポートも動的に変換します。さらにパケットフィルタリングなどの機能を併せ持つ機種も多いので、ルータを活用すれば、いずれにしても、これらの機能がはたらいて、外部からの侵入がある程度防げます。 ”ブラスター”はその感染方法からみて、インターネットとの接続にルータを介していれば、多少なりとも防壁になるのではないかと思います。もちろん、完璧な防壁ではありませんが。 ただ、このルータは、ブラウザによるホームページの閲覧や、メールの送受信時のデータは透過しなければインターネットに接続している意味がないですから、逆にいえば、ウィルス・メールやニムダのようにホームページを閲覧するだけで感染してしまうようなウィルスには無防備です。当然、アンチ・ウィルスソフトの導入が必要になります。 行政書士 寺見敬三 |
2003年10月2日 「『規制緩和』とは、多産多死のこと」 どこで読んだ本だったか、この前から思い出そうとしているのだが、どうも思い出せない。 それが、タイトルの「『規制緩和』とは、多産多死亡」という言葉だ。 人間という生き物は、どんなにたくさんの子供を作ろうと思っても、一部の封建時代の専制君主を例外として、せいぜい十数人が限度だ。 普通の庶民ならせいぜい五、六人が限度で、大抵は、二、三人というところだ。 そして、生まれた子供の全てを大切に育てる。 しかし、魚類や爬虫類や両生類や昆虫などは、全く様相が異なる。 彼らは、多いときには数万個の卵を産む。そして、その数万個の卵のうち親になるまで生きているのはコンマのはるか下だ。 爬虫類のウミガメは一回に約100個余りの卵を産むが、成長して親になるのは1000分の一程度と考えられている。統計的には、一匹のウミガメが成長した一匹のウミガメを生み出すためには、十年間にもわたって毎年100個の卵を産み続けなければならないことになる。 生命進化の中では、この「多産多死」は、「下等生物」の専売特許と思われてきた。 だが、「規制緩和」は、すべてのビジネスをこの「多産多死」の鉄のルールの中に叩きこむ。 資本金が1円でも設立可能な制度にして半年後には、この制度を利用して創設された法人の数が、おおよそ4500にもなったそうだ。 このうち一体何個の「卵」が、波頭の荒波を超えて生まれた砂浜に戻って来るのだろうか。 行政書士 八尾信一 |
2003年10月1日 CATディフェンス 猫の糞害について2週間ばかりまえにここに書き込んだのですが、その後の報告です。 猫よけのおまじない以後仕事部屋の前の車置き場には、今日まで糞害はなくなった。しかし、敵もさるもの(猫のくせにサルだ!)。 こんどは仕事部屋の裏手の通路に、警戒中の家主の一瞬の隙をついて見事フンをたれ逃げされた。 しかし、その日の内にここにもおまじないをすると、それ以降は猫は寄らなくなった。 そろそろ車置き場の方も、おまじないを強化しよう。そういうわけで、今日は表と裏の両方におまじないを強化した。 さて、おまじないとはなにか?? おまじないとは、仕事で使った紙をシュレッダーで切り刻んだ紙くずです。それをフンをしたところで火をつけて燃やすだけのこと。全く費用はかからないし、一瞬で燃えるので、出光興産のガスタンクみたいな危なさはありません。 呪文を書いているわけでもないのですが、なぜか猫よけに効くような気がします。まあ多分に、効いて欲しいという気持ちから「おまじない」と名付けたのでした。 行政書士 妹尾芳徳 |