今日の意見
2005年8月

   2005年8月31日

    「パソコンのバックアップ」(最終回)

 これまで、数回にわたり、パソコンのバックアップについて書いてきましたが、それは小規模な事業所(一人〜数人程度)でのパソコン使用環境を前提としてのものでした。

 ある程度の規模の事業所になれば、パソコンの使用環境も、サーバを中心にネットワークを組み、データなどのバックアップ体制も、サーバ自体のハードディスクを二重化(”ミラーリング”とか”RAID”構成とかに)しておくという対策も必要でしょう。

 そこまでやるためには、ハードウェアやソフトウェア自体、それに対応したサーバ製品で構成する必要がありますが、我々のような個人事業者では、そこまでのバックアップ・システムを整える必要があるケースは稀ではないかと思います。

 とはいえ、扱うデータの内容や処理量によっては、そのようなバックアップ・システムを構築しておいた方がよい場合もあるでしょう。私自身は、こんどサーバを入替えるときには、”RAID”構成は組み込みたいと考えています。以前に比べれば、こういった製品も、コスト的にかなり身近になってきていますから。

 というようなことで、パソコンの使用環境に応じて、バックアップ手法は様々ですが、絶対に失ってはならないデータだけは、確実に確保しておきたいものです。パソコンの設定自体は、ある程度時間をかければ再構築することが可能
ですが、作成したデータは、一度失うと取り返しがつかないのですから。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月30日

    「『本丸』と「入口」・・・いつから入れ替わった?」

 日本全国、ついに選挙に突入だ。

 残暑きびしき町々に、また、騒がしい選挙カーが走ることになる。

 小泉劇場とやらは、いっとき繁盛したらしいが、さて本番になってもお客が来てくれるだけの話題を提供し続けることができるかどうか、楽しみだ。

 ところで、小泉さん、「郵政民営化は構造改革の本丸」と言い続けてきたのに、最近は、「本丸」なんて言葉はすっかり消えて、いつの間にか郵政民営化は「入口」ってことになってしまっている。

 もともと「本丸」とは、城の最も内部の地域で、城の中枢の機関が集中している個所を指している。間違っても城の「入口」を「本丸」とは言わない。

 構造改革の中における郵政民営化が「本丸」としての位置付けなんかないことは、多分、みんなもよくわかっていたこと。

 郵政民営化は、より大きな構造改革へのいくつかある「入口」の一つであり、郵政民営化がそのまま構造改革全体に繋がるわけでもなければ、構造改革を郵政民営化から始めなければならないという理由もない・・・というのが、本当のところではないのかな?

 「民営化」ということに関する小泉政権の力量は、かの道路公団の民営化がどうなったかを考えれば一目瞭然。
(財団法人だの何だのという公務員退職者を太らせるだけのものにしかなっていない上に、談合までやりたい放題だった。)

 ところで・・・先日、日経新聞に「刺客」についての記事があった。中国の『史記』の中の『刺客列伝』に登場する刺客は5人。いずれも、弱き者が強き者に対抗する手段として刺客を放ったものだ。5人のうち成功した者は2人のみ。失敗者は無残な死を遂げる・・・

 さてさて、平成の世は、強き者が弱き者を倒すために刺客を放った。失敗すれば勿論、成功しても「刺客」とは使い捨てが定め。はなたれた「刺客」たちには、その自覚が、あるのかな?

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月29日

    「パソコンのバックアップ」(4)

 前回、システム全体をバックアップしておく方法と、データだけをバックアップしておく方法について触れましたが、最近のWindowsは、セキュリティ対策の意味合いから、頻繁に修正ファイルが提供されています(”パッチ”と呼ばれるもの)。

 つまり、システム自体が頻繁に小規模なバージョンアップを繰り返しているのです。さらに、ウィルス対策ソフトに至っては、数日おきにウィルス定義ファイルとプログラム本体も改訂されています。マイクロソフトのOFFICE製品についても、しばしばアップデートされています。

 このような現状を考えると、システム全体のバックアップというのも頻繁に行っていないと最新の状態に復旧するのに結構手間隙がかかることになります。リカバリーDCから復元していくのも、システム全体をバックアップしておいても、完全復旧させるまでに、数時間程度はかることになります。

 仕事で日常的にパソコンを使わざるを得ない現状からみて、パソコンがクラッシュして復旧が1日なり半日なりでできるようにシステム全体をバックアップしていたとしても、その半日という時間のロスが、仕事の上で致命的な影響を持つことになるかもしれません。

 そんなときのために、サブシステム(2台目のパソコン)を確保しておけば安心です。これも”バックアップ”の手法の一つです。

 メインシステムのデータのバックアップは日常的に完全にやっておき、そのデータを必ずサブシステムにもコピーしておけば、メインシステムに障害が発生したときに、すぐにサブシステムに切り替えれば時間的なロスは発生しません。すぐに使えるサブシステムを確保しておくことは、極めて速攻的なバックアップ手法なのです。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月28日

    「新聞から拾った三つの数字・・・・」

 先日、日経新聞を見ていたら、面白い三つの数字に出会った。

 ひとつは、アメリカ国防総省の発表によるもの。それによれば、今年の7月時点でのアメリカ陸軍の採用総数は5万5千人ほど。採用計画を11%も下回ることは確実で、年間8万人の採用計画は達成不可能となってしまったとのこと。

 イラク攻撃(戦争)によって多数のアメリカ兵が戦死していることが直接の原因となって、兵士になることを希望するアメリカ青年が激減しているようだ。

 二つ目は、韓国紙の朝鮮日報が行った世論調査の数字。「もし、アメリカと北朝鮮が戦争を始めたら、自分はどちらの味方をするか?」という問いに対して、韓国の16歳から25歳の若者が回答した。

 それによれば、北朝鮮に味方をすると答えた者は、65.9%。反対に、アメリカ側につくと回答した者は、わずかに28.1%だった。

 表面的には「北」と「南」に分裂しているが、アメリカという「他国」の干渉に対しては、同朋意識がきちんと発揮されていることは、今後の東アジアを考える上で重要な数字であることに違いありません。(この「他国」が日本という想定であったならば、北朝鮮に味方すると回答する韓国の若者はもっと多くなったことでしょう。)

 三つ目は、中国で行われたアンケートの結果です。

 中国人の60%が「中国と日本は再び戦争をする」と予測している、という数字がアンケートの結果、明らかになったそうです。これは、この8月、インターネットによる世論調査のかたちで行われたもので、約7万6千人からの回答があったそうです。

 さて、日本、中国、朝鮮、アメリカという国々は今後どんな動乱の時代を迎えるのでしょうか・・・

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月27日

    「パソコンのバックアップ」(3)

 Windows3.1の時代の終わり頃には、リカバリーCDが付属したパソコンも販売されはじめます。パソコンが爆発的に普及するきっかけになったWindows95が登場すると、バックアップをめぐる環境は大きく変化します。このOS付属のバックアップツールも不完全なバックアップしかとれなかったのですが、リカバリーCDが付属している機種では、システム全体のバックアップは、パソコンの使用目的によっては不要になってきます。

 このことの意味は、パソコンのシステムが壊れてしまったときに、元の通常使用している環境にもどす手順として、システム全体をバックアップしておいた方が簡単であるか、データだけバックアップしておいて、リカバリーCDを用いて復旧して手直しするほうが簡単であるかの比較の問題です。

 特殊な使い方をしないユーザにとっては、データだけは完全にバックアップしておき、システムについては、壊れたらリカバリーCDで復旧するという手順のほうが分かりやすいし簡単な場合が多いのです。

 さらに、復元時にバックアップツールを使うためには、リカバリーCDでシステムを入れなおしておくことが前提になることが多いですから、通常のユーザーにとっては、この方が簡単でしょう。(今日、最後に紹介しているバックアップCDやDVDから、専用のバックアップソフトをいきなり立ち上げてシステムを復元できるタイプのものは別ですが。)

 ただし、メーカー製品のパソコンではなく、ハンドメイドのパソコンや、特殊なシステムを長時間かけて組み込んだパソコンの場合は、システム全体をバックアップしておくことも必要になります。

 そのためのツールも販売されていて、最近のバックアップツールは、複数枚のCD-RやDVD-Rにシステム全体をバックアップして、その一枚目は自動起動と自動復元用のCD(DVD)として作成できるソフトもあります。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月26日

    「『行政書士の実態調査』から・・・(最終回)」

 平成16年度に行われた行政書士試験に関する事項は以下の通りです。

 受験申込者数・・・・・・・・・・・93,923名(前年度より2,119名減)
 受験者数   ・・・・・・・・・・・78,683名(前年度より2,559名減)
 合格者数   ・・・・・・・・・・・・4,196名(前年度より1,851名増)

 合格率    ・・・・・・・・・・・・5.3%(前年度より2.9%増)

 受験者数に関して言えば、平成11年以来増加を続けていましたが、平成16年度において、残念ながら6年ぶりに減少に転じたことがあげられます。

 これはおそらく、昨年度に2.9%という行政書士試験史上最低の合格率を記録したことが、多くの受験者に敬遠される動機になったのではないかと考えられます。

 特に、平成14年度の合格率が、19,2%という異常に高い合格率であった、その翌年が2.9%という受験者に冷水をかけるような結果であったことと無関係ではないでしょう。

 ともあれ、行政書士試験の受験申込者数が増加しているということは、行政書士の社会的需要が高まっていることの証左です。

 首をかしげざるをえないような合格率の乱高下によって、そうした社会的需要が失望感に変わらないような配慮が必要です。

 合格率の合理的な安定を図り、受験年度によって有利・不利が発生することのないようにすることによって、若くて優秀な多くの人材が行政書士試験に挑戦し、行政書士の仲間として育っていって下さることを期待しています。

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月25日

    「パソコンのバックアップ」(2)

 ”Windows”というOSが身近になってくるのは、1990年代に入ってからだったと思いますが、Windows2.0というのはほとんど普及せず、Windows3.1というバージョンが出て、やっと実用段階にはいったように記憶しています。

 ただ、この時期は、MS-DOSのシステム(フロッピー5〜6枚程度)を組み込んだ上に、Windows3.1のシステム(フロッピー30枚程度)を組み込んでいく必要があり、その初期には、リカバリーCDなんてものは提供されていませんでしたから、システム全体のバックアップが必須でした。

 前回も書きましたが、購入してきたパソコンを使える状態に整えるのに、2〜3週間(場合によると一ヶ月以上)かかるのが普通だったのです。システムが壊れると、この長時間にわたる作業を最初からやり直さなければならないわけで、システム全体のバックアップが必須だったのです。

 しかし、Windowsに付属していたバックアップツールも、市販のものも不完全で、システム全体をバックアップしようとすると、一部のシステムファイルがコピーできないなどの障害が発生して、完全なバックアップがなかなかとれず、苦労した記憶があります。

 この時期のWindowsは不安定でもあり、実際の仕事はMS−DOSの上で行ったほうが効率的で、バックアップもMS−DOS上で行う方が簡単でした。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月24日

    「『行政書士の実態調査』から・・・(5)」

 行政書士法第13条の22に基づく、行政書士事務所への立入検査に関しては、平成15年度においては、神奈川県、鳥取県、広島県、福岡県において計10の事務所について行われました。

 この立入検査は、行政書士法第13条の22第4項が示す通り、「犯罪捜査のために認められたものと解してはならない」とのことであり、広島県、福岡県における立入検査は、まさにそのようなものとして行われ、行政書士事務所として備えるべき帳簿、表札、領収書、事件簿、職印などの整備・管理状況を確認するために実施されたものでした。

 行政書士法第17条に基づく都道府県への報告に関しては、平成15年度は、埼玉県から4件、大阪府から1件の報告が行われています。

 埼玉県の4件に関しては、いずれも事実関係の把握中に行政書士が廃業をしています。

 また、大阪府の1件は、1ケ月の業務停止処分を受けています。

 行政書士法第18条の6に基づく報告の請求は、平成15年度は、福島県、東京都について各1件、福岡県について2件の請求が行われました。

 また、「勧告」に関しては、平成15年度中には実施されませんでした。

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月23日

    「ある行政法学者の死」

 8月16日に、原野翹(あきら)先生が亡くなられました。この先生には、大学・大学院時代に行政法の指導を受けました。ゼミに参加していたわけではないので、それほど親しく教えを受けたわけではないのですが、とても印象的な先生でした。

 妻も同様にお世話になっており、19日にあった告別式には二人で参列しました。「無宗教」ということで、執り行われた葬儀には、同僚の先生方や元ゼミ生等、多くの方々が参加され、それぞれ代表の何人かの方が、64歳という先生の早すぎる死を悼むとともに、思い出を語りました。

 締めくくりは、ご家族の希望もあり、全員が「若者たち」を合唱しました。「君の行く道は〜〜」という歌詞を口ずさみながら、「行政法」によって国家権力の横暴に対抗する、という先生の教えの基本を思いました。

 私自身は、政治学が専攻で、もっぱら人権問題を専門としていたのですが、この葬儀に参列して、あらためて「行政」というもの意味を考えさせられました。そして、現在の職業と、かつて私が学んだことの接点についても、考えさせられるところがありました。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月22日

    「『行政書士の実態調査』から・・・(4)」

 行政書士法の規定によれば、都道府県知事による行政書士に対する監督等に関しては以下の通りです。

 1.行政書士事務所への立入り調査(行政書士法第13条の22)

 2.行政書士に対する懲戒(同上第14条)

 3.行政書士法人に対する懲戒(同上第14条の2)

 4.行政書士会の都道府県知事に対する報告義務(同上第17条)

 5.行政書士会又は日行連に対する報告請求及び勧告(同上第18条の6)

 このうち、行政書士に対する都道府県知事の処分に関しては、

 @戒告  A1年以内の業務の停止  B業務の禁止

 の三種類です。

 平成15年度は、鳥取県と大阪府でそれぞれ1件ずつ、「業務の停止」処分が行われています。

 鳥取県の場合は、「市長選挙に際しての公職選挙法違反により罰金30万円の略式命令」が出されたことに基づいて、「45日間の業務の停止」という厳しい処分が行われたものでした。

 公職選挙法違反に関しては、その嫌疑をかけられた行政書士が事実関係の把握中にみずから廃業する、という事態が埼玉県で2件発生しています。

 熱い政治の季節にも、沈着・冷静な行動が望まれるようです。

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月21日

    「パソコンのバックアップ」(1)

 一週間ほど前に、「情報セキュリティ」に関して書きました。「情報セキュリティ」というとき、この「情報」には、デジタルデータだけではなく、紙文書も含めた、事業所等で扱う全ての「情報」が対象になるのですが、最近、落雷によるパソコン損傷や、パソコン自体の寿命(ライフサイクル)により新しいパソコンを導入する場合に、データのバックアップが問題になるケースが多かったので、「情報セキュリティ」全般を扱う前に、もっとも身近な差し迫った問題として、日常業務に使っているパソコンのデータのバックアップについて何回かにわたって書いてみたいと思います。

 「バックアップ」といっても、対象や目的によって手法も様々ですが、上に書きましたように我々が日常業務で使っているパソコンを対象として考えてみたいと思いますが、その前段として、パソコン普及期の話から始めたいと思います。

 パソコンというのが職場や家庭に普及してきたのは、1980年代の後半からだと思いますが、そのころは、ハードディスクでの運用ではなくてフロッピーディスクでの運用でした。例えば一太郎でも、フロッピーディスクで起動してデータもフロッピーに保存するのがあたりまえでしたから、一太郎のシステムのバックアップもデータのバックアップも、それぞれのフロッピーディスクをコピーして複数枚確保しておけば、バックアップは万全であったわけです。のどかな牧歌的な時代でした。

 それから、数十Mb程度のハードディスクがパソコンに組み込まれるようになりますが、100Mbの外付けハードディスクなど、その時代、10万円から20万円するというふうに、100Mb程度のハードディスクでも高嶺の花でした。今は、単位が”Gb”と、その頃の千倍になっていて、隔世の感がありますが……。

 いずれにせよ、ハードディスクが組み込まれたパソコンが普及してくる時期は、MS-DOSをまずハードディスクに組み込み、その上に、ユーザー自身が一太郎(ワープロソフト)やロータス123(表計算ソフト)といったアプリケーションソフトを組み込むというふうに、自分で使うシステムは自分で作り上げていく、というのが前提でした。その自分で作り上げたシステム全体を保全するという意味で、ハードディスク全体をフロッピーディスクに書き出してバックアップする、という方法が一般的でした。

 これは、数十枚のフロッピーが必要で手間のかかる作業でしたが、ハードディスクが破損したりすれば、何週間も、あるいは何ヶ月もかけて整えたパソコンの使用環境(つまりシステム)が一瞬にして失われてしまうので、それを復元するためのシステム全体のバックアップというのは必須だったのです。これには当然、データのバックアップも含まれています。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月20日

    「『行政書士の実態調査』から・・・(3)」

 行政書士の登録者の内訳から見れば、弁護士資格があることをもって行政書士となっている者はわずかに、10人。(前年より2名減少)

 弁理士資格をもって行政書士の登録をなしている者、わずかに11人。(増減なし)

 また、公認会計士資格をもって行政書士登録をしている者は、108人にしか過ぎません。(わずかに3名の増加)

 国家資格にはそれぞれに固有の任務(役割)があり、その専門分野はあい異なっていることが前提であります。にもかかわらず、一の資格のあることをもって他の資格をも取得できるということ自身が矛盾であり、しかも、実態を見れば、その制度が有効に活用されている状況にないことは、一目瞭然です。

 こうした「利用されない」制度をいつまでも残しておくことは百害あって一利なしです。すみやかに廃止し、行政書士になるには行政書士試験に合格することであるという自然の理が大手を振って通用するように、行政書士法第2条が改正される必要があると思われます。

 登録の抹消に関しては、平成15年度中には、1,586名の抹消がありました。その内訳は、以下の通りです。

 廃業       1,292名
 死亡         283名
 その他         11名

 廃業も多いですが、しかし、死亡も多いと言わざるをえません。志し半ばにして現役中に死亡された方々には、心よりご冥福をお祈り致します。

 (続く)

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月19日

    「岡山市デジタルミュージアム」

 今月28日に、岡山駅の西に”Lit City ビル”がオープンします。このビルはには、南北二棟あり、北棟には、日航ホテルや各種テナントが入居するのですが、南棟にはNHK岡山放送局が2F・3Fに、そして、4F・5Fには「岡山市デジタルミュージアム」が入居します。

 昨夜、岡山市企画局情報政策部の田中部長が講師をつとめるフォーラムに参加してきました。このミュージアムについてのお話しが中心でした。

 グランドオープン・イベントは二段がまえで、8月27日から10月10日までは「おかやまと桃太郎展」というのが主に4F企画展示室を中心に行われるそうです。これはどちらかというと、アナログ的な従来型の展示を中心に行うそうです。

 オープン記念展第二段が、「新シルクロード展」で10月21日から12月18日までだそうで、これは、NHKで今年放送されている「新シルクロード展」と連動した企画で、4F・5Fの展示スペースをフルに使って大規模な展示が行われるようです。この第二段でこのミュージアムの目玉である”デジタル”部分も本格稼動するそうです。

 以下のURLが「岡山市デジタルミュージアム」の紹介ページになっています。

 http://www.city.okayama.okayama.jp/dm/top.html

 私は、このミュージアムの市民学芸員(ボランティア)に登録しているのですが、この市民学芸員向けの事前説明会が21日から23日にかけて行われます。従来型の展示博物館という枠組みを超え、デジタルコンテンツの作成やそれによる起業などとも結びつけて、岡山市の情報化戦略の核にすることが予定されたこの新施設。21日の日曜日に、この説明会に参加してくる予定です。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月18日

    「『行政書士の実態調査』から・・・(2)」

 「行政書士の実態調査」に関して、前回は、この2年間で行政書士数は急速に増加したこと、そして、その内訳として、大都市圏が集中的に増加傾向にあること、そうでないところはむしろ減少傾向も見られることを述べました。

 登録者数に関して、もう少し述べます。

 行政書士として登録されるためには、行政書士法第2条に定める第1号から第6号までに該当する者、または附則第2項に該当する者であることが必要です。

 今回の「実態調査」によれば、行政書士総数37,607人の資格別登録者数は下記のようになっています。

 第1号該当(行政書士試験合格)      24,008名
 第2号該当(弁護士)                 10名
 第3号該当(弁理士)                 11名
 第4号該当(公認会計士)             108名
 第5号該当(税理士)              3,801名
 第6号該当(行政事務経験者)        9,600名
 附則第2項該当(太政官布告等)          69名

 附則第2項該当者のことは置くとして、まず、第一に特徴的なことは試験合格者が登録者に占める割合が、63%を超え、この傾向はますます顕著になっていくのと同意に、第6号該当者(行政実務経験)による登録者の比率がどんどん減少していることである。

 そもそも行政書士資格は国家資格であるから、たとえ行政事務経験がどれだけあろうとも、「経験」だけあれば無試験で資格を取得できるとする制度そのものが間違っていると言わなければならないし、このところの顕著な減少傾向から見ても、行政事務経験者に対しても、一部科目等の免除措置を講ずる等して、試験を実施することが必要な時期に来ているのではないか、と思われます。

 登録抹消者との関係においても、行政事務経験による登録者は、平成15年度中において新規に登録した者は544名であるのに対して、同年度中に退会した者の数は645名であり、新規に登録する者よりも退会する者の方が多くなっていることは特筆すべきことです。

 (続く)

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月17日

    「電子政府推進員及びその協議会」

 総務省では、電子政府・電子自治体利用の促進のため、各地域で広報・普及活動や意見・要望の把握を実施するために、今年度、新たに「電子政府推進員」という制度を設けました。

 年間申請件数の多い手続分野に密接に関連する業務に従事する国家資格者を中心に、全国で約250名、都道府県毎に原則5名という構成で委嘱が行われています。この5名の構成は、司法書士・税理士・社会保険労務士・行政書士の各士業から1名ずつと、ITオピニオンリーダー1名というものです。

 地域ブロック毎に協議会を立ち上げ、7月以降、電子政府推進員の第一回の会合である協議会(委嘱式も兼ねる)を開催してきています。

 7月8日の沖縄電子政府推進員協議会の開催をかわきりに、7月13日が四国、15日が北海道、20日が東北、28日が関東(これは、7月末にこのコーナーで紹介しました、『電子政府・電子自治体戦略会議』のプログラムの一部として開催されました)。そして8月2日には中国、3日には近畿、5日には中部、12日に九州という日程で地域ブロック別に開催されました。8月2日に広島市で開催された中国電子政府推進員協議会に私も参加し、電子政府推進員に委嘱されてきました。

 全てのブロックで、第一回の協議会および就任式が終了しましたから、本格的な活動が開始されるでしょう。日常的な活動のほかに、定期的なキャンペーン活動も実施が予定されており、毎年秋には「電子政府利用促進週間」が設定され、電子政府推進に向けての広報・普及活動が集中的に行われる予定です。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月16日

    「『行政書士の実態調査』から・・・(1)」

 「地方自治」という雑誌の8月号に、『行政書士の実態調査及び平成16年度行政書士試験結果について』という記事が掲載されています。

 総務省自治行政局行政課の片山和也さんという方がお書きになったものです。

 この「行政書士の実態調査」に関する記事は、ほぼ毎年調査が行われ、その都度、その結果が記事になって発表されているもので、今回は、平成17年3月にとりまとめられたものです。

 この記事の中から、今後の行政書士にとって大切と思われることを取り上げてみたいと思います。(なお、詳細は、「地方自治」8月号を見ていただくことをお薦めします。)

 平成16年4月1日現在の、全国の行政書士の登録者数は、37,607人です。前年度よりも1,190人の増加で、平成14年以来4年連続の増加となっています。ただ、この増加数はむしろ異常な増加数とも言えるかもしれません。

 というのは、10年前の平成6年の統計と比べれば、10年かかって約2,260人程度しか増加していません。この10年を平均すれば、1年間に220人余りの平均増加数ですから、この1年で1,190人も増加したということは、急速にかつ急勾配の増加曲線を描いたことになります。
(より詳しく言えば、平成15年度が1,098人の増加ですから、むしろ平成6年から平成14年までは、行政書士の総数は停滞していたと言う方が正確な言い方になります。)

 行政書士数の増減に関してより詳しく見れば、前年と比較して増減がなかった所は、青森県と沖縄県の2県、減少した所は、宮城県、山形県、福島県、福井県、和歌山県、鳥取県、島根県、高知県、鹿児島県の9県です。
(他の都道府県は、増加でした。)

 なお、単位会の会員数に関して上位5単位会は、以下の通りです。

 東京都    3,817名
 愛知県    2,284名
 大阪府    2,010名
 神奈川県   1,707名 
 埼玉県    1,675名 

 (続く)

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月15日

    「MCP・MCDST(マイクロソフト認定資格)」

 1週間ほど前、コンピュータ関連のトレーニングセンターからダイレクトメールで、”MCDST講座”なるものの案内が届きました。

 この”MCDST”が何なのかもまったく知らなかったのですが、同封の資料を読んだりインターネット上で調べてみたところ、マイクロソフト社が認定するIT関連の資格の一つだったのですね。

 ”MCP”(マイクロソフト認定プロフェショナル)という資格はよく耳にしますが、”MCDST”というのは「マイクロソフト認定デスクトップサポートテクニシャン」の略だそうで、内容としては、WindowsXPユーザのサポート(70-271)及びWindowsXPでアプリケーションを実行しているユーザのサポート(70-272)を内容とする2コースの合格が必須という資格のようです。

 ”MCP”は、かなりの数のコースから1科目合格すれば取得できるもので、上記の2コースも含まれますから、ある意味、”MCDST”資格は”MCP”資格の一種ともいえそうです。

 案内のあった講座は、8月24日から26日までの三日間で開講されるもので、現在のところ申し込みをするかどうか迷っているのですが、とりあえず、どのような内容のものか確認するために、2日前にこの2コースの参考書を購入してみました。

 それを読み始めてみたら、これが結構面白いのです。他に優先してしなければならないことがあるにもかかわらず、お盆休みのこの二日間、この2冊の本をずっと読んでいました。

 これまで、こういった資格にはあまり関心を持っていなかったのですが、試験で問われる問題自体、実践的なスキルと直結しており、参考書を読むだけでも、いろいろと発見があって新鮮で面白いなぁ、と感心してしまいました。

 8月24日からのこの講座を受講するとなると、8月下旬は、ほとんど毎日、研修や講座の受講日ばかりになって仕事にならない恐れがあるので迷うところですが、ちょっと気になる資格であることは間違いありません。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月14日

    「お盆休みに・・・」

 えー、ただいま、私、ご先祖さまのお墓まいりをすませて来たところです。(お盆は、やっぱり、墓参りですね。)

 お盆は、亡くなった方々の霊がこの世に戻って来るのだそうです。13日に戻って来て、家族たちと一緒にいて、16日にはまたあの世に戻って行くのだそうです。(だから、13日の夕方に「迎え火」をたいて、16日の夕方には「送り火」をたくのだそうです。)

 盆踊りも、実は、この帰って来た霊を慰めるためのものだそうです。が、昨今は、どうも商店街の主催だったり、踊る人だけが楽しんで、この踊りが誰のための踊りか・・・なんてことは、忘れられてしまっているようですね。

 盆踊りは、決まって夜に行われますが、実は、「夜」こそは霊の活動する時間なんですね。そして、最近では盆踊りの場所は、小学校の運動場だったり、工場の空地だったりもしますが、もともとは「この世と異界が接すると考えられていた空間」=神社、水辺、道路などが主流だったようですね。(神社やお寺の屋内で踊ることも多かったようですが・・・)

 踊りの形態も、輪になって踊るものもあれば、例えば阿波踊りのように、一方方向に行進していくタイプのものもありますね。

 輪になって踊っている場合は、その輪の中心にはきっと戻って来た霊がいるという設定なんでしょうか?

 そして、一方方向に行進していく踊り方は、帰って来た霊をあの世に送り返す踊りなのでしょうか?

 少しばかり人生を長くやってると、どうももう霊でしか逢えない人が多くなってしまって、ふと、もし帰って来ているのなら遠慮しないで声をかけて行けよって気持ちになります・・・

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月13日

    「情報セキュリティ」

 最近、政府・自治体が関係した複数のイベントで、「情報セキュリティ」に関するセミナーをいくつか受講しました。政府や自治体で、高度情報化(電子化)部門に関与している人たちの危機意識は強く、情報の機密性を確保すること、情報の完全性を確保すること、情報の可用性を確保すること(これが情報セキュリティの三要素)に、相当の労力を費やしています。

 個別的具体的な問題としては、個人情報保護と関係が深い人的管理の問題から、ウィルス対策・バックアップといった、コンピュータやネットワークの初歩的な技術問題まで、非常に幅広い領域に渡って対策を施す必要があります。

 官公署や大企業では、このような問題については程度の差こそあれ組織的に取り組んでいることは間違いなく、それなりの管理体制を実現しているでしょう。

 しかし、中小企業や我々のような個人事業者にとって、この問題はなかなか対応が難しい部分もあります。ウィルス対策やデータのバックアップ一つにしても、それなりのスキルを要求されることから、十分な対策がなされないまま放置されていることも多いと思います。

 一昨日、知人から、近所に雷が落ちて、それが原因で、過電流が電話線経由でADSLモデムを通ってパソコンに流れ込んだらしく、インターネット接続が出来なくなった。多分、パソコンが壊れてしまったようだと連絡がありました。電源には、雷対策の施されたコンセントを使っていたようですが、ADSLモデム経由で影響がでるとは予想外だったようです。

 ADSLモデムは破損しており交換してもらいましたが、それでも復旧せず、恐らくパソコン側のLANコネクタ基盤も過電流で破損していると予想されました。LAN接続が機能しなくなっているのです。逆にいえば、それくらいの被害で済んだのは幸いといえるでしょう。

 早速、修理に出す手配をしましたが、メーカーに修理に出すと、ハードディスクが購入時の状態にリカバリされてしまうことも往々にしてあります。幸い、ハードディスク自体やWindowsのシステムに障害は発生していないようでしたから、保存が必要なデータをDVDに書き出して、バックアップとってから修理に出しましてもらいました。

 我々が業務に使っているパソコンが、突然の落雷などによって、同じ様な事故にみまわれる恐れは十分にあるのです。顧客データの保全といった業務上重要な問題もありますし、情報セキュリティ対策というのは、いろんな意味で、我々にとっても差し迫った課題であるわけです。機会があれば、この情報セキュリティについての連続シリーズを書いてみたいと思います。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月12日

    「現代の『踏み絵』・・・国政選挙は復讐の手段か?」

 参議院での郵政民営化法案の否決の余波が、日本の政界をゆさぶっている。

 こういう修羅場になると、政治家一人一人の品性が丸裸になる。だから、面白い。

 「郵政民営化法案の否決」が、なぜ「衆議院の解散」になるのかの検証もまだだ。
 (やはり、「解散権の濫用」では?)

 郵政民営化のプロセスや内容は、小泉政権が提出した案が唯一絶対のものかどうかも、検討されていない。
 (民営化のプロセスや方法には、まだまだ考えるべき色々な事項があるはず。)

 郵政民営化よりも、もっと緊急の事案が国民を苦しめているのではないか?

 にも関わらず、今回の選挙は、「郵政民営化に賛成か反対か、小さな政府に賛成か反対か、構造改革に賛成か反対か」を問う選挙だと自民党の執行部は叫んでいる。

 これでは、かのブッシュが「テロに賛成か反対か」という、粗雑・野蛮なレッテル貼りで世界を二分しようとした手法の猿真似にしか見えない。(こうした二番煎じしか思いつかないようでは、外交で、アメリカに袖にされるのも無理はない。しかも、二度目は茶番だ。)

 こうした強引で、粗雑な、独りよがりのやり方が小泉政権の視野を狭くしてしまい、多くの人々の知恵と協力が必要な「構造改革」という大事業を進める上で大きなブレーキになってしまっていることに早く気がつくべきではないのか。

 ところで、東京10区に、小池百合子環境大臣を報復立候補させる方針と報道するテレビを見ながら、大笑いをした。

 報復を企てる方も企てる方だが、それを引き受ける方もどうかしている。

 小池百合子環境大臣は、もともと、日本新党→新進党→保守党→自民党と選挙のたびに政党を変えて、渡り歩いて来た人。元細川首相のそばに寄り添っていた日々もあれば、小沢さんと寄り添って写真に写っていた記憶も国民には新しい。

 そう言えば、以前、次のような川柳もあった。

  私いま 何党だったと 秘書に聞き  

 選挙は、バトルかもしれないが、こうまで下劣であるとは!
 これが、小泉流政治の正体、なのか?

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月11日

    「続・ビデオ研修」

 7月12日のこのコーナーで、日行連から提供されるビデオ研修用のDVD教材について、どのDVDプレーヤーでも再生できるのかどうか、という互換性の問題について書きました。

 その後、岡山県行政書士会では、7月28日と8月5日に、著作権に関してDVD教材による研修を実施しましたが、その教材DVDについては、事前に十数台のDVD再生機器で実際に再生できるかの試験をして見ました。

 その結果、DVDプレーヤーについては、ほぼ全てで再生できたのですが、DVD再生可能なパソコンでは、その半数で(しかもごく新しい機種の多くで)再生できませんでした。約2割、再生できないDVD機器があったのです。

 8月23日に、同様にDVD教材によるADR研修が予定されています。昨日、その教材も同様な手順で再生試験してみたところ、これはDVDプレーヤの半数以上で再生不可能。パソコンでも比較的古い機種で再生できませんでした。(著作権のDVD教材が再生できなかった新しいパソコンのほとんどで、ADRのDVD教材は逆に再生できました。)つまり、教材によって、おそらく収録メディアが異なっていて、互換性の面で全く異なった特性を示しているのだろうと予想されます。

 ADR研修用のDVD教材については、再生できないDVD機器が約5割でした。これはかなり深刻な状態で、各単位会でDVD研修を実施する場合、よほど注意が必要ということになります。会場に設置されたDVDプレーヤーで事前に再生可能かどうか確認しておくことは勿論のこと、数枚セットになっていますから、その内一枚が途中で再生できない、という事態も起こりうることですので、何らかの代替手段(別のDVD再生機器を準備しておくとか)の手配も必要かと思われます。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月10日

    「郵政民営化法案の否決・・・」

 参議院で、郵政民営化法案が否決された。予想を上回る「大差」だった。言わば、小泉首相の「惨敗」である。

 負けた相手は、何と自分の所属する自民党の「造反」だった。

 憲法第59条第2項によれば、一度衆議院で可決し、参議院で否決された法案は、衆議院で三分のニ以上の賛成で可決すれば、法律となる。

 小泉首相はその道をとらず、いきなり解散を仕掛けた。

 参議院で否決されるようなことがあれば解散だ、という筋違いの脅しをかけていた以上は、小泉首相としては今更解散しない、とは言えなかったのか・・・

 それにしても、解散に反対する閣僚を罷免してまで解散に踏み切るとは、もはや尋常ではない。

 小泉首相は、今回の解散を「郵政解散」と名付けて、「郵政民営化が必要かどうかを国民に問う」と言ったそうだ。

 問題は、いくつか条件がある。

 一般的に「郵政民営化」が必要かどうかではなく、

 1.「小泉流の郵政民営化が必要かどうか」ということであり、

 2.その民営化は「今、何よりも最優先して行うべき問題であるかどうか」であり、

 3.その民営化をやったところで、やっぱり所得税や消費税の大増税が待ちうけ
   ているのかどうかであり、

 4.国連の常任理事国入りに失敗、6ケ国協議で拉致問題は一切伸展せず・・・
   といった失敗続きの小泉首相の政治手法をまだ続けていきたいか・・・

 と、いう問題でもある。

 しかし、一人の政治家の個人的な「執念」が日本の政治や社会に混乱に投げかけた影は大きいと言わなければならないだろう。

                                      行政書士 八尾信一



    「10万アクセス達成」

 昨日、午後9時頃、当サイトのアクセスカウントが10万に達しました。この記事を、記録のために記します。


   2005年8月9日

    「祭りの後」

 先週末は、岡山市では夏の大イベントが華やかに開催されました。県庁付近の旭川で打ち上げられる花火やら、駅前の大通りを歩行者天国にしての”桃太郎おどり”や”うらじゃ”で大いに賑わいました。

 出不精の僕は、仕事などにおわれていたこともあり出かけませんでしたが、妻と子供は、5日(金曜日)には花火、7日(日曜日)には”うらじゃ”踊りを見物してきました。

 翌8日の夜、仕事仲間との食事会に行く途中、5日の花火会場になっていた旭川河川敷を歩きました。

 午後5時を過ぎても日中の暑さの名残はありましたが、それでも、ここ数日、空の色など、朝夕はかすかにですが秋の気配を感じさせるところがあります。

 ここ数日、大イベントで大勢の人が集まった場所は、後片付けも綺麗に終わっており、岡山城や後楽園脇の河畔の遊歩道も人影はまばらで、通常の静けさを取り戻しています。

 祭りの後だけに、余計に静かな印象があり、夏の終わりを予感させる心地よい夕暮れの散歩でした。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月8日

    お盆

 ”お盆”とはうまいことをいったものです。
 お盆から地形の盆地という名が付いたように、
 縁がちょっと高くなっていて、中が平らな容器です。

 つまりお盆の底の8月15日を目指して、物事や行事が
 自分がしようがすまいがどんどん進んでいるのです。
 8月15日に吸い込まれるように思えませんか?
 (盂蘭盆会は8月13日から16日の4日間です。)

 縁の高くなっているところが昨日今日なのです。
 昨日あたりから、お墓掃除に人が動き出しています。
 一度動き出すと、勢いが付いてお盆まで一直線です。

 お坊さんは、大体8月に入ってから檀家にお経を上げに
 行くようです。お坊さんの縁は8月1日ですね。

 8月15日は終戦記念日です。
 この日の一番高い縁は広島の原爆の日の8月6日です。

 夏の予定は、7月終わりから8月はじめの花火大会や夏祭り、
 から始まり、盆踊りをピーク(この場合は”山”といいます)に
 8月31日でフィニッシュを迎えるようです。

 今更ながら道具としてのお盆を見直した次第です。

                                      行政書士 妹尾芳徳



   2005年8月7日

    「ツクツクボウシが鳴き始めて・・・」

 このところ、朝、ツクツクボウシの鳴き声で目が覚めるようになりました。

 朝早くから、近くの木々で鳴いているようです。

 ツクツクボウシの鳴き声を聞くと、やっと夏の盛りが過ぎた・・・という気持ちが強くなります。

 夏そのものの象徴であるようなクマゼミやアブラゼミよりもやや小ぶりのこのツクツクボウシ。
 「オーシ、ツクツク、オーシ、ツクツク・・・」という独特の鳴き声で広く知られていますが、とても警戒心が強い蝉だそうで、町中でもよく鳴き声は聞くのに、めったにその姿を見ることはないようです。

 おそらく、戦争に敗れた年の夏にもこのツクツクボウシは、日本の多くの山や町で鳴いていたのでしょう。原爆で壊滅的な打撃を受けた広島や長崎の人々も、茫然自失の中でこのツクツクボウシの声を聞いたかもしれません。

 ツクツクボウシの声に耳を傾けながら、家族とともに季節のめぐりを感じることが出来る平和というものの価値を改めて知ると同時に、人間の行いの愚かさに涙を流したかもしれません。


 ところで、旅という乞食(こつじき)生活を続けた山頭火は、ずいぶんたくさんツクツクボウシを句の題材にしています。

 ツクツクボウシの鳴き声は、そうした漂泊の思いにも深く触れるところがあるのかもしれません。

 ところで、山頭火は、「戦死者の家」と題して次のような句も作っています。

   ひっそりとして八ツ手花咲く

              種田 山頭火

 また、

   ここにわたしがつくつくぼうしがいちにち

   旅はゆうかげの電信棒のつくつくぼうし

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月6日

    「フレッツ・スポットへの接続(下)」

 7月末の東京出張を前に、NTT東日本のフレッツスポットサービスを申し込んだことは、7月21日のこのコーナーで書きました。

 実際に接続設定するためには、NTT東日本エリアのフレッツスポットのアクセスポイントに行かないとだめなので、出張時に試しててみることにしていたのですが、宿泊したホテルの有線LANサービスでインターネット接続して、東京都内のフレッツスポットのアクセスポイントを検索してみてビックリしました。あまりにもアクセスポイントが少ないのです。

 契約する前に、アクセスポイントの確認をきちんとせず、現地に行ってから現状に気付いた僕がマヌケなのですが、一つの区に、10〜20程度しかアクセスポイントがないのです。これでは使い物になりません。ガッカリです。

 結局、今回の出張時には、東京都内のアクセスポイントで接続試験する時間もとれないまま帰って来ました。

 通常は、何事でも事前確認をきちんとやる性格で、人にも口うるさいくらい「何事も事前確認が重要!」なんて、エラそうに言っているのですが、このところのあわただしさに紛れて、NTT東日本エリアのフレッツスポットサービスの内容については、十分な事前確認をしてなかったのが失敗の原因です。反省。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月5日

    「「核」をもてあそぶ者たち・・・・」

 ジョージ・スティーブンス監督の名画『シェーン』の中で、主人公のシェーンが子供にせがまれて、銃を撃ってみせるシーンがある。

 弾に当って地面の小石が舞い飛ぶシーンはどなたもが覚えていらっしゃるでしょう。

 突然の銃の音に驚いて駆けつけた少年の母親は、この子に銃のことなど教えないで、とシェーンを非難する。

 その時、ホルスターに銃をおさめながらシェーンは、「銃は、鋤や鍬などの道具と同じだ。銃が悪いのではなく、使う人間が問題なのだ・・・」とつぶやく。

 シェーンの言ったことの半分は正しい。
 すべて人間の作ったものは、人間の役に立つように作られている。

 ノーベルが考えたように、ダイナマイトは土木工事を効率的に行うため、あるいは、鉱山から鉱石を掘り出すためには確かに役に立つ。しかし、残念ながら、その破壊力は同時に多くの人間の命を奪うためにも使われてしまった。確かに、使う人間の問題だ、と言える。

 しかし、「核兵器」はそうではない。
 「核兵器」は、どんな意味でも、人間の役に立つ道具ではないのだ。

 「核兵器」が「戦争の抑止力」になると主張する者があるが、しかし、もしそうであるとすれば、何故、いま、この世界の各地に戦争があふれているのか?

 「核兵器」は、そのものが「悪」でしかないものだ。

 そして、その「核兵器」をもてあそぶ者たちが、世界を動かしている。

 「核兵器を作るぞ!」という脅しの前に、世界は首をすくめている。

 そういう「脅しが」効く世界にしてしまったのも、「核兵器」を独占しようとした者たちの責任である。

 広島、長崎の惨劇を人類は決して忘れてはならない。

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月4日

    水分補給

 先日、外出先で牛乳を飲んだら胃がむかむかしてきた。
 水分補給が目的だったのですが、栄養補給もと欲張ったのが
 いけなかったようです。
 牛乳を飲むときは、元気なときにした方が良さそうです。

 炎天下で運転しているとき、一息入れながらペットボトルの野菜
 ジュースを飲んだあと、やはりむかむかしてきた。
 この野菜ジュースは、飲み口のあたりに野菜カスが淀んでいて、
 良い気持ちはしなかったのですが、賞味期限内のもので、品質
 に問題はなかったと思います。

 野菜ジュース類は、横に寝かせて販売しているものを買わずに、
 立てて陳列しているものだったら、野菜カスの沈殿物が見えないので、
 もっと飲みやすかったかも分かりません。

 横にそれた書き出しになってしまいましたが、熱中症を避けるために、
 水分は取り続けようと思いますが、暑い最中に飲むものは、内容
 の濃いものより、ほとんど水分のものの方がいいようです。

 私は、炭酸飲料水が好きなのですが、これはペットボトル症候群と
 呼ばれ、これは高血糖によるのどの渇きから、さらに飲み続けるという
 悪循環などが心配されるようです。

                                      行政書士 妹尾芳徳



   2005年8月3日

    「ヒロシマ」

 昨日、ある会議に出席するために、広島市に行きました。実は、この街を訪問するのは初めてのことでした。隣接県の県庁所在地であるにもかかわらず、不思議と、これまで一度も行ったことがなかったのです。多分、それは、「被爆」という悲劇的な歴史を持つ街であるため、観光目的で訪問することにためらいを感じていたことの結果だと思われます。

 今回、仕事上の必要から広島市を訪問するにあたり、最初に、どうしても訪れておきたい場所がありました。原爆ドームと平和記念公園です。会議の開始予定時間より2時間ほど早めに行き、河畔を歩いて原爆ドームから平和記念公園入口付近まで行きました。

 60年前の夏、数万・数十万の人が一瞬にして命を失った場所に立ち考えたことは、人間の「想像力」と「共感」についてでした。

 今現在も、世界中で繰り返されている戦争やテロ行為については、TVニュースや新聞で、毎日のように報道されますが、人間の想像力の限界からか、TV画面や新聞紙面からは実感がなかなか伝わってこず、それらの悲劇も、自分とは関係のない他人事として見過ごされてしまいます。

 しかし、原爆ドームや、平和記念公園の千羽鶴の前に立つとき、そこでかつて行われた蛮行は、自分の家族や親しい人たちの身の上にも起こりうることだということを、実感させられずにはおれません。あのような惨劇は繰り返してはいけない、という気持ちは、おそらく、あの場所を訪れる多くの人が抱く共通の感情ではないかと思います。

 元安川にかかる橋の上で、原水爆禁止の署名を呼びかける何人かの人がいました。その呼びかけに共感し署名しながら、汗とも涙ともつかないものが流れるのをおさえることができませんでした。平和記念公園からの帰りに、同じ場所を通ると、その署名を呼びかける人にくってかかっている人を目にしました。いろんな考えの人がいるものだと暗澹たる気分になりながらも、同じ橋の上をすれ違っていく修学旅行生と思われる多くの学生を眺めならが、あの場所が持っている平和への共感に、未来への希望を見出したいものだと感じたのでした。

                                      行政書士 寺見敬三



   2005年8月2日

    「第10番惑星の発見か・・・」

 先日、新聞に太陽系の第10番惑星の発見か・・・という記事が出ていました。

 スペースシャトルが宇宙を飛行しているニュースとともに、興味をもって読みました。

 宇宙はほんとうに無知の空間。

 私たち人類は、この宇宙がどんな姿をしているのかについて、ほとんど想像すらできない文明の状態にあります。いろいろな「宇宙論」はありますが、残念ながら、そのどれもが完成されたものではなく、あくまでも部分的に宇宙について説明可能な領域を説明しているだけの状態です。

 今回の第10番惑星の発見(もし、それが本当に第10番惑星だったとして)は、全宇宙からすればまことに小さなスケールの話に過ぎませんが、しかし、人間、あるいは、現在の人間が多少なりとも自信をもって語り得る範囲の宇宙の中では特筆すべきことです。

 米航空宇宙局ジェット推進研究所(JPL)の発表によれば、大きさは最大で直径が3,000km。冥王星よりも大きいというから、どうもホンモノらしい気もする。

 あるいは、今回の「発見」も、昨年3月に「新惑星発見」と報じられてすぐに否定された「セドナ」のように消えていかなければいいのだが・・・

 ともあれ、夏の夜空は美しい。

                                      行政書士 八尾信一



   2005年8月1日

    「ひまわり」

 昨日午後、出張疲れもあり、自宅でぼんやりとテレビを見ていたら、「カレンダー・ガールズ」というイギリス映画をやっていました。

 夫を白血病で失った仲間とともに、追悼のためちょっと奇抜なカレンダーを作るというストーリーなのですが、イギリスの田園風景の美しさや、とりわけ、「ひまわり」という花の使い方に感心して、見入ってしまいました。

 その中で、白血病で亡くなる中年男性が、次のような言葉を残します。

”ヨークシャーの花は女性に似ている。生長ごとに美しさを増し、盛りを過ぎても見事に咲き誇る。あっという間に枯れていくが、だが、私の最愛の花は英国やヨークシャーの固有種ではない。私が思うに、この地上で最も命を謳歌している花は、ヒマワリ(サンフラワー)だ。だから「太陽の花」と呼ぶのだろう。形も太陽に似ているが、いつも太陽の方を向くからだ。日が昇っている間、この花は太陽を追って顔の向きを変える。まるで日光の受信アンテナだ。どんなに日差しが弱くても、懸命に捜し出す。すばらしい特性だ。私はこの花に学びたい。”
                                    「カレンダー・ガールズ」(イギリス映画:2003年)より

 この「ひまわり」の花が要所要所で象徴的につかわれてとても印象的で、何に対しても懸命にとりくみ、前向きに生きていく人生というのは、年齢を重ねる事に輝きを増すものだ、ということを「ひまわり」で象徴させているようで、そのように生きたいものだと考えさせられました。

 簡単な映画紹介が以下のURLにあります。

 http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD4391/

                                      行政書士 寺見敬三