JD☆新聞-1998年3月18日号(第13号)  通算カウンタ部発行 編集・発行:Digital Nuts(ジャッジマンNo.9846) JD新聞ロゴ
Japanese Dream 1998年2月度
毎週土曜日24:00-27:00 α-Station,NACK5,ZIP-FM
毎週月曜日25:00-28:00 Cross-FM,FM NORTH WAVE オフィシャルページへ
常連同士の熾烈な争い。"歌うたい"斉藤和義、16枚目のシングルにしてついに頂点に立つ。
 事情により更新が大幅に遅れたことをお詫びいたします。申し訳ありませんでした。これからも、WWWC等のソフトで更新状況をチェックしていただくと便利かと存じます。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
 春が待ち遠しい2月度は、"歌うたい"斉藤和義が、思わず暖かくなってきそうなとびっきりのポップソングで、念願のJDグランプリを獲得した。SING LIKE TALKING, JIGGER'S SONとの接戦を制しての受賞である。
 また、ベスト3までもう少しの所まで得票数を伸ばしたDaily-Echoや、独特の味わいを持つbrats on Bにも注目したい。両者とも着実にJDでの支持を伸ばしており、これからの活躍が楽しみである。
 そして、今月も最近の傾向ともいえる女性ボーカルの活躍ぶりが目立つ。Bonnie Pinkをはじめ、the Margarines、我那覇美奈、ベスト20圏内では、岡本真夜、Paradise Lost、辛島美登里など、それぞれの持ち味を生かした曲が支持を集めている。中でも、我那覇美奈、Paradise Lostのフレッシュな2組は注目株である。
得点 タイトル Artist 発売 メーカー
1 274 Hey! Mr.Angryman#最イチ押し!!# 斉藤和義 2/21 FH
 これまで、出すシングルを着実にベスト10圏内に送り込んできた斉藤和義。しかし、グランプリにはなかなか手が届かなかった。彼の初グランプリとなった今回の曲は、文句なしに私達を楽しませてくれるポップな曲であった。
 「ポップ」この言葉が最近の斉藤和義のキーワードのようだ。「Hey! Mr.Angryman」は前作「歌うたいのバラッド」とともにアルバム「Because」からのシングルカットである。前のアルバムが少々マニアックで暗いものになってしまったから、今回は明るくわかりやすいものにしたかった、と自らプロデューサーを務める彼は語っている。彼自身、今までやってきたものを振り返ってみると、実はポップな耳になじむ曲をやりたかったんだな思ったそうだ。実際、今まで上位に入ってきた彼の曲は、わかりやすく耳に自然に溶け込んでくる曲ばかりである。
 そして、今回の「Hey! Mr.Angryman」は、そんな彼が持つポピュラリティを最大限に生かしきった、会心のポップソングである。思わず一緒に口ずさんでしまいそうな楽しい曲調。そして、軽快でノリのいいドラムや美しいギター。とにかく人の心を楽しく明るくさせてくれる、「本物」のポピュラリティである。そして、ただ耳ざわりが良いだけでなく、構成が巧みに工夫されている所が彼らしい。甘いメロディーの狭間に、それまでとは急に雰囲気の変わった部分があって、詞も、<…自慢するときの声と自信のないときの声は同じ…>と少々過激である。この部分がいいアクセントになって、ポップであると同時に、常に新鮮な印象を与えるのだ。この曲については、聴きなじむということはあっても、簡単に聞き飽きるということはない。
 ついにJDの頂点を究めた斉藤和義。バラッドからポップな曲まで自在に操る"歌うたい"は、心に響く"歌"を自分らしく歌い続ける。
2 248 Home Town#イチ押し!!# SING LIKE TALKING 3/4 FH
 竹善さんの声にぴったりのさわやかで明るい詞と曲。自然と優しく落ち着いた気持ちにさせてくれる。暖かな光あふれる町が目の前に浮かぶようだ。彼らのふるさとへの思いが伝わってくる。
3 232 忘れないで JIGGER'S SON 2/21 CO
4 214 Frames Daily-Echo 2/18 PC
5 144 BABY BABY BABY 真心ブラザーズ 2/21 KS
6 134 ヒマワリ#イチ押し!!# brats on B 3/1 PS
 一度聴いたら、心に深くしみこむ曲である。まず、独特の味があるボーカルがいい。クリアなきれいな声ではないが、妙に説得力があり、心にしみいる。
 そして、メロディーに、なぜかふるさとのような心の落ち着きを感じる。これを郷愁というのだろうか。西欧サウンドのかおりがせず、どこか日本的で、私達日本人の心に内在する何かに共鳴する。これこそ、"日本の"「ソウル」と言えるのではないだろうか。
 また、bratsサウンドを裏から支えるバンドサウンド、アレンジにも注目したい。ボーカル、ギター、ベース、ドラム以外の要素がほとんどないシンプルな構成で、余分な飾りが全くない。どんな小さな場所でも細かくまわり、数々のライブをこなしてきた彼ららしい音作りである。アレンジも、バンドサウンドを生かした、彼ら独特の味付けがなされている。例えばベースラインにしても、いわゆるヒットパターンではなく前面には出てこないが、ボーカルをうまく引き立てて、せつない叙情的な雰囲気を醸し出している。
 次に、彼らの日本語に対するこだわりが挙げられる。バンド名こそ英語だが、彼らの曲名にはほとんど英語がない。歌詞についてもそうである。一言一言に力があり、常に風情というものを感じさせる。わかりやすい言葉を選びつつ、聴く者に想像の翼を広げさせる。彼らの曲を聴くと、物語の情景が頭の中に広がりやすいのは、そのためだと思う。
 このようにbrats on Bは、既存の"〜系"に当てはまらない、独特のオリジナリティを持っている。この調子で、いい曲を作り支持を集めていけば、音楽シーンに新しい流れを起こすことができるだろう。そのきっかけをJDでつかみ取ってほしい。
6 134 Forget Me Not Bonnie Pink 3/4 PC
8 128 Koe… the Margarines 2/21 VI
9 124 桜のころ#二押し!!# 我那覇美奈 2/21 FL
10 104 ディア・ベイビー ORIGINAL LOVE 2/18 PC
11 102 大丈夫だよ#イチ押し!!# 岡本真夜 2/25 TK
 明るくさわやかな曲づくりはさすが。しかし、詞をよく聴いてみると、せつない失恋の歌だということがよくわかる。だが、内容は前向きで、新しいスタートを切る力強さを感じる。そして、聴く者に確かな前向きの力を与えてくれるのだ。
 この曲で最も印象深いのは、岡本真夜のボーカルである。ブレスに特徴のある彼女のボーカルにいっそう磨きがかかって、より感情のこもった「歌」に仕上がっている。人により好みが分かれるかもしれないが、彼女の声は着実に表情豊かになっている。特に、サビのボーカルソロの部分や、最後の「私は大丈夫だよ」は秀逸で、この一言には明日への前向きな思いがつまっている。
12 98 明日 神山剛 3/1 PS
12 98 フェンス#二押し!!# Paradise Lost 2/25 vp
12 98 ホーム*ルーム LaB LIFe 3/1 ES
15 82 PLANET スーパーカー 3/1 ES
16 80 Brave Love〜Galaxy Express 999#二押し!!# THE ALFEE 2/25 TO
17 78 辛島美登里 2/25 TO
18 72 ガールフレンド The Turtles 3/1 SR
19 66 Remember KOH 2/21 DX
20 64 はじめてのうた 桃之未琴 2/21 VI
得点は番組で発表された得票数です。
Editor's choice-編集人の注目曲-
見つめていたい#イチ押し!!# Romi 2/18 PO
プロデューサーの名前が注目されているが、そのイメージだけで語られるには非常にもったいない曲。微妙なニュアンスが伝わってくるような、少しかすれたようなボーカルが魅力。徐々に盛り上がってくる広がりのあるメロディーもいい。最高のボーカリストと曲がうまく出会えた結果である。
データはすべて<JD TIMES>(JD総研発行)より
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