JD☆新聞-1998年4月6日号(第14号)  通算カウンタ部発行 編集・発行:Digital Nuts(ジャッジマンNo.9846) JD新聞ロゴ
Japanese Dream 1998年3月度
毎週土曜日24:00-27:00 α-Station,NACK5
毎週月曜日25:00-28:00 Cross-FM,FM NORTH WAVE オフィシャルページへ
Pepperland Orange、デビュー曲でCoccoを24票差まで急追するも、一歩及ばず。さわやかニューフェイス二人組に期待大!!
'97スーパーグランプリ開催迫る!!
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大変残念なお知らせ
 1995年4月から3年間、東海地区担当としてJapanese Dreamに参加してきたZIP-FMが、残念ながら3月28日の放送をもって放送終了することになりました。リスナーにとっては全く突然の話で、納得できる説明はありませんでしたが、ZIP-FMがリスナーの声を大切にし、できるだけ早く放送を再開するよう強く願っています。東海地区のみなさんはこれから有線などを使わない限りJDを聴けなくなってしまうわけですが、JD☆新聞でも最大限努力して更新を続けていきますので、これからもJDで培った「自分の耳で判断し、自分の感性を大切にする」姿勢を忘れないでください。JDを長く聴いてきた人なら、それだけ耳が肥え、十分に感性が育っているはずです。そして、「JDの理念」を大きく広めていきましょう。

 97年度の最後を締めくくる3月度のJDチャートは、Coccoがデビューから1年にして頂点に立った。3枚目のシングルでの受賞である。全体を通して、春らしいさわやかな曲が多かった。JD初登場2位のPepperland Orangeや5位のSARAHなど新顔の躍進の一方、ベスト3圏内を保っていたスピッツが今回は4位にとどまった。それだけレベルの高い上位争いだったと言えよう。
得点 タイトル Artist 発売 メーカー
1 324 Raining Cocco 3/21 VI
2 300 二人乗りの自転車#最イチ押し!!# Pepperland Orange 3/21 FH
 この曲の感想を一言で書くと、とてもバランスがとれた良質なポップスであるということだ。詞、曲、歌、アレンジ、サウンド、ハーモニー、どれをとってもぬかりなく、一曲のポップソングにうまくまとめている。
 まず、誰の耳にも入りやすくわかりやすいメロディー。聴く者の耳をハッと振り向かせ、聴く体制に入らせる、甘いメロディーでありながら、どこまでもさわやかなボーカルと美しいハーモニーが聴く者の耳を飽きさせることはない。この甘くさわやかなメロディーは、具体的で叙情的な詞と相まって、ふとなつかしい初恋の時代を思い起こさせてくれる。サウンド面に関しても、ギターの美しい音色を最大限に生かした作りで、ボーカルとの相性も最高。聴いていて変にひっかかるところが全くなく、なめらかに流れていく。
 詞のストーリーは、恋心が芽生え、友だちが恋人に変わる"瞬間"を巧みに切り取っている。誰もが懐かしく感じたり、もしくは、これから体験してみたいなぁと思うようなロマンチックな詞である。ここまで人をひきつけられるような"いい詞"の特徴とは何だろうか。僕は"具体性・ストーリー性"だと考える。そのような詞を作ることはなかなか難しいことかもしれないが、具体的なストーリーを物語ることで、リスナーの頭の中で状況をイメージしやすくなる。すると、リスナーは自分の体験と結びつけたり、その状況にあこがれを抱くようになったりする。それがリスナーの共感につながり、歌い手とリスナーが感情を共有しているように感じるのだ。
 さらに、詞を具体的にするために用いている小道具の使い方がうまい。「二人乗りの自転車」の"自転車"や「ラムネを一気飲み」の"ラムネ"などである。けっこう、この一言がフックになって覚えやすかったりする。このような具体的なストーリーを物語るのは、恋愛信号や槇原敬之の詞に通じるところがあって、リスナーの心に深く浸食していくことができる。
 ここまで質の高い曲をデビューシングルでいきなり出してきたPepperland Orange。彼らは間違いなく、末恐ろしい実力を持つに違いない。今後のJDチャートでの活躍、そして、リアルチャートでのブレイクが大いに楽しみである。彼らに今から注目しておいて絶対に損はない。
3 232 夜明け前 TOKYO No.1 SOUL SET 3/25 VI
4 230 冷たい頬#二押し!!# スピッツ 3/18 PO
5 176 春ある国に生まれ来て#イチ押し!!# SARAH 3/25 WMJ
 この曲は、とにかく「美しい」の一言につきるだろう。イントロから抜けるように透明な笛の音が印象的で、過不足ないシンプルなアレンジがやさしいボーカルの声をひきたてている。また、ボーカルの声質が限りなくクリアで、かつ、あたたかく包み込むような感じで、声質と楽曲とのマッチングが完璧だ。そして、何より詞が味わい深い。気鋭の歌人が手がけた詞は、日本語が本来持つ美しい響きを大切にして、美しい春のイメージを広げている。"春ある国"日本の美しい春を歌ったSARAH。次にどんな歌を聴かせてくれるのか、楽しみである。
6 168 組曲〜やさしさの選択〜 S.E.N.S. 3/21 FH
7 152 Sweet Season SOY 3/18 PO
8 134 遠距離恋愛は続く ホフディラン 3/18 PC
9 126 Beginning クリスティ&クリントン 4/3 KI
10 122 家へ帰ろう BEGIN 3/21 TE
11 112 カナリア コールタール 3/21 CO
12 104 君を待つ間 GRAPEVINE 4/1 PC
13 100 花びら 松崎ナオ 3/21 ES
14 96 あかい糸 SLAP STICKS 3/21 DX
14 96 Still 篠原美也子 4/8 TO
14 96 Swallow and Blue 片岡大志 4/1 TE
17 94 きっと風は吹くだろう#イチ押し!!# 恋愛信号 3/21 UV
アコーディオンの優しい音色と暖かいメロディーが、ノスタルジックな光景を映し出す。どこか少年ぽさを思わせるボーカルが、独特のやさしい味を出している。
18 88 INNOCENT TIME YU-RA 3/21 KS
19 86 さよならの街角#イチ押し!!# 岩坂士京 4/3 KI
サビ頭が鋭く耳に入る。切ない思いを一心に歌った直球勝負の哀愁ポップスだ。 歌に説得力があるし、耳に残る曲がいい。この手の哀愁ポップスが最近あまりないだけに、印象深い。
20 84 川本真琴 4/1 SR
得点は番組で発表された得票数です。
データはすべて<JD TIMES>(JD総研発行)より
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