JD☆新聞-1998年9月23日号(特集) JD新聞ロゴ
Japanese Dream 1998年9月 特集
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Jungle Smileスペシャルライブレポート

村田製作所 SELECTION/Alpha-station PRESENTS
Jungle Smile
HIPPOPOTAMUS RADIO
1998年9月13日(日) 於:京都ミューズホール

 98年7月-9月のα-stationイメージアーティスト、Jungle Smileのスペシャルライブが、9月13日、四条柳馬場西入のライブハウス「京都ミューズホール」で行われました。α-stationでは、3か月ごとにイメージアーティストを選んで週2時間の番組を担当させ、期末には無料招待ライブを開催しています。今回は、抽選で100組200名が招待されたのですが、これまでになく高倍率だったそうです。(ちなみに僕はハガキを2枚出しただけだったので、9/9頃に招待ハガキが届いた時はとてもうれしかった。αのみなさん、本当にありがとうございました。(^o^))  残念ながら抽選に外れた人、来れなかった人のためにも、拙文ではありますが、当日の模様をレポートしたいと思います。

ライブ曲順
曲名 収録アルバム シングル
1 片思い 虹のカプセル 2nd シングル
2 水たまり 林檎のためいき 4th c/w
3 2:05 PM 虹のカプセル  
4 同級生 林檎のためいき 5th c/w
5 猫とゴミ 林檎のためいき  
6 風をおこそう 虹のカプセル デビューシングル
  MC    
7 恐竜のヘリコプター 虹のカプセル  
8 冒険(ロマン) 虹のカプセル 3rd シングル
9 小さな革命 林檎のためいき 4th シングル
10 おなじ星 林檎のためいき 5th シングル
記憶に頼っていますので間違っているかもしれません。
 京都ミューズホールは、四条通りに面した細長いビルの3階にありました。会場に着いたのは、午後5時半頃。階段を上がって、入り口でアンケートやαのタイムテーブル・ステッカー(近所のCD店になかなか置いてないので結構貴重)などを渡され、中へ。5時の開場から30分ほど経っていたので、前の方はすでに人で埋まっていました。ペア招待状なので、やはりカップルが多かったですね。(^_^ゞ ホールといっても、広さは学校の教室2つ分ぐらいで意外に狭く、真ん中くらいに立っていた僕もステージが身近に感じました。オールスタンディングなので座席はほとんどなく、天井が高く、たいへん雰囲気の良いホールでした。15分くらい前にはさらに人が増えて、かなり過密状態。隣に居た女の子二人連れは、「ジャンスマのファンているのかな?」と、ソフィアのライブの話ばかり。「ファンやってるからここにいるんやろ! 抽選外れる人もいるんやから、お前ら遠慮しろ!!」と心の中で叫んでおりました。ま、無料招待だから仕方ありませんな。ま、幅広い人たちにJungle Smileの高い音楽性をアピールできたのだから良しとしましょう。

 3分ほど前から照明が落とされ、いよいよ始まるという高揚感が会場全体を包みます。6時ちょうど、暗闇のステージの中を人影が動き、観客がにわかにざわめきましたが、バンドメンバーでした。そして何がなんだかよく分からないうちに、突然スポットライトがステージやや左よりを照らすと、そこに高木郁之さんが…。「かーなわ〜ない恋だと知ってても〜」このライブで一番の感動はやはりこの瞬間ですね。郁之さんのやわらかく、温かく、そして、せつない歌声が胸にしみる瞬間でした。郁之さんは少し緊張していたようですが、歌のクオリティは非常に高く、真の実力を持っているボーカルだと感じました。このライブの模様は19日に放送(HIPPOPOTAMUS RADIO;略称ヒポラジ)されたのですが、この冒頭のアカペラ、実はラジオではカットされていたんですね。生で見られて本当に幸せでした。
 「片思い」に続いての2曲目は「水たまり」。そのあとにあいさつがありました。「いらっしゃいませ。いやぁすごいいっぱい(の観客)。Jungle Smileです。」するとここで思いがけず会場全体から拍手が。郁之さんは言うことを忘れたみたいで、「…えーと何だっけ。…最後まで楽しんでいってください。では、二時五分。」
 次の曲「2:05 PM」では、なんとゐさおさんが見事なトランペットを披露。いやぁ本当になんでもできる人ですな。すごい。続いて「同級生」。郁之さん、この曲で一部歌詞がとんでしまいましたが、すぐに立ち直れました。(^_^ゞ そして、「猫とゴミ」。生で聴いてみて、実はこの曲が一番胸にグサッと来ました。この詞、特に最後の4行がすごく印象的ですよね。ゐさおさん、今度は見事なラップを聴かせてくれました。マイクに口を近づけてぼそぼそしゃべっていました。ラップってああするんや、と妙に納得。ジャンスマの場合、詞に本当の「力」があるから、ラップにしても深み・味わいのある楽曲に仕上がっていると思います。そして、僕が最初にJDでキャッチしつつもBest30に残れなかった「風をおこそう」。(「片思い」以降のJDでの大活躍は皆さんご存じのとおり)。久々に聴いた曲ですが、やはりいいものはいい。心を爽快にしてくれる曲です。

 5曲を演奏し終えたところで、MCタイム。「テープチェンジ、テープチェンジ。ラジオの録音、今テープチェンジやってるから、放送で言えないこと言っちゃいなよ。」(ゐ) 何を言い出すのかと注目していると、「チビクロサン(ぴー)」(郁) (ぴー)は、バンドの人(たぶん。よく見えなかった)が、キーボードか電子楽器のようなもので出した音。これで会場全体が和みました。ナイスアシストですな。そして、流れよく[お前は軽部真一か>僕]バンドメンバー紹介へ。去年からの「虹:05バンド」(表記違ったかも)は、少しバージョンアップして今年は「虹:06バンド」だそうです。来年は「虹:07バンド」になるのだとか。  そして、「結婚する前に相手の両親に「お嬢さんをください」って言うのはモノ扱いみたいでヤダ」というようなたわいもないトーク。いつもラジオで聴いている「ヒポラジ」の世界が目の前で展開されているのが新鮮でした。特にゐさおさんは、今まで顔と声・しゃべりのイメージが一致していなかったので、なんだかとても新鮮でした。
 ゐさおさんは、この間「断髪」したと聞いていたのですが、思ったほど短くはなかったです。髪の色は「金?」でした。お二人を生で見るのは初めてだったんですが、ゐさおさん、本当に「大仏顔」でしたね。照明が当たって、後光が差すように神々しく見えてました。それにあの声としゃべり方。郁之さんが初めて会ったときに御利益がありそうな人に思えたというのも分かる気がします。(確かそういうことをインタビューで言っていた。(^_^ゞ) 郁之さんの方は、かわいかったです。ただただ、それだけです。それは、何千字費やしても表現しきれないほどです。二人のファッションについてもレポートできれば良いのですが、残念ながら僕はファッション関係のボキャブラリーはあまり持ち合わせていませんので。

 そして、次の曲「恐竜のヘリコプター」は、郁之さんが高校の時、進路を真剣に悩んでいて、学校をサボった時の事を思い出して作った曲だそうです。そういうエピソードを聞いて、いっそう味わい深く聴けた曲でした。頭の中に、制服姿の郁之さんが思い浮かびます。
 続いて「冒険」。CDではストリングスの美しい響きが印象的なイントロですが、今回は、ゐさおさんの「ムーグ」や「テルミン」などの電子楽器が長く続きました。ヒポラジでのゐさおさんの解説で初めて知ったのですが、「ムーグ」は大きいキーボードみたいなもので、「テルミン」は小さな箱につまみやアンテナがついたものだそうです。つまみを回したりアンテナを手で遮ったりすると、音程が変わったりするそうです。ゐさおさんは、ずっとつまみをいじっていました。Jungle Smileのサウンドは、ライブでどうやって表現するのだろう、とずっと思っていましたが、ゐさおさんの巧みな機械さばき(?)で、グルーヴ感のあるすばらしいライブに仕上がっていました。
 次は「小さな革命」。僕はこの曲が一番盛り上がったと思いますね。あの印象的なイントロ、実はエレキギターでした。ゐさおさんのHPによると、エレキギターを電気的に共鳴させて暖かい音色を作っているとのこと。今回はギターそのままの音でしたが、とても気持ちいい音でした。そして、何といってもこの曲では、ドラムがすごかったですね。最初から最後まで、あの速い激しいリズムをほぼ完璧に再現。ドラムの"山ちゃん"、神業ですな。特に最後、見事にあのリズムを叩きあげて、盛り上がって曲を締めくくりました。一方、郁之さんはいつもの手の動きや飛び跳ねたりして、めいっぱい表現。曲が終わった後に一言。「足がつった! どうしよう。」
 ゐさおさんが「宴もたけなわではございますが…」と言うと少しヤな予感が…。「次の曲で最後の曲です。」会場全体に「えぇ〜〜っ!」と、テレホンショッキング(いいとも)のような声が。「ありがとう。」(ゐ)「今日帰るときに星を見てみてください。まだ運命の人と言える大切な人に出会ってない人は、あー、いつか出会う人も見てるかなぁなんて思ってみてください。 おなじ星。」(郁)
 この夏、ラジオで、CDで何百回と聴いた曲、「おなじ星」。今回のスペシャルライブを締めくくるにふさわしい感動を与えてくれました。そして、これからもこの曲を聴けば、間違いなく98年のこの夏を思い出すことでしょう。

 最後に11/14に大谷大学で学園祭が決定したことを発表して、お二人は「今日はどうもありがとうございました」とステージの奥へ消えていきました。時刻は午後7時20分。実に80分にわたるライブでした。最後に郁之さんが「バイバイっ」と小さく手を振っていたのが印象的でした。
 帰り際、入り口にはヒポラジの中の「キョウトヒポハンティング」(週一回ジャンスマが市内某所でリスナーとふれあうコーナー)の記念写真が貼ってありました。あぁ行きたかったなあ。その横ではこれまでのジャンスマのCDを一挙販売。「林檎のためいき」ポスターがついてくるというので、思わず持っていなかったデビューシングル「風をおこそう」を買ってきました。ライブを終わってすごくいい気分の時に買わせるという、まぁええ商売ですな。でも、ポスターはデザイン的にもすごくきれいだったし、「風をおこそう」のカップリング「チェリーボーイ」は聴いたことなかったので、大満足でした。「チェリーボーイ」はジャンスマが初めてコンテストに応募した作品で、さわやかなとてもいい曲でした。ミューズホールからの帰り道、空を見上げてみたけど都会の明るい夜空ではなかなか星が見えません。でも、ふと真上を見上げて明るく輝く一つの星を見つけたとき、ものすごくさわやかな気分になれました。
 なお、学園祭についての情報は、9/26のヒポラジ最終回で発表されます。

 ここまで、時系列に沿って書いてきたわけですが、全体を通して気づいたことを少し。今、先週のヒポラジで放送されたライブの模様を録音したMDを聴きながらこの原稿を執筆しているのですが、改めてMDで聴いてみると、ゐさおさんのコーラスが結構味わい深いなあと思いました。決してきれい声ではないけれど柔らかい声で、ラジオで出した人柄の良さも相まって、曲がより暖かく聞こえるのです。
 次に、ライブでの音量はかなり大きいなということ。僕はライブ自体初体験だったんですが、最初のうちは音の大きさにびっくりしました。あまりに大きくて音質的にはひずんだように聞こえたと思うのですが、ラジオではさすがにクリアな音質で録音できていたみたいですね。
 そして、やはり座席指定がなければできるだけ前にいた方がいいということ。小さなライブハウスなので真ん中に居ても、結構身近に感じることができましたが、郁之さんの顔が見たくてかなりの時間背伸びをしていました。すると、本当に足がつりそうになって、結構ヤバかったです。やはり、もっと早く来て前の方を押さえるべきでした。しかし、これほど背があと10cm欲しかったことはなかった…(^_^ゞ

 そして結論は、やはり「ライブ」はいいぞ!!ということ。完璧に音がパックされたCDもいいけど、「生」「ライブ」には、CDやテレビの音楽番組にはない「何か」がありますよね。おなじ場所、おなじ時間を共有する一体感というか…。(なんか「おなじ星」みたい)特にJungle Smileはスタジオでしかやりにくいような構成の曲が多い中、それをいかに生演奏で「魅せて」いくかという点でもすばらしいユニットだと思います。
 残念ながら心斎橋クアトロのライブは、即刻売り切れで買うことができませんでしたが、今後も機会があればJungle Smileやその他のアーティストのライブも見ていきたいと思います。

 最後に、Jungle Smileのお二人、α-stationのみなさん、良いライブを本当にありがとうございました。

※メモ等をとっていたわけではなくすべて自分の記憶とラジオに頼っていますので、曲順その他で間違いが多々あるかと思いますが、ご容赦いただきたいと思います。

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