1991/08/?? 納車
CAR MAGAGINEだかCARトップだかの個人売買欄で見つけた'83式のX1/9を、帰省の帰りに大阪へ寄って、前オーナーより引き取る。当時80〜120万位の相場にも関わらず48万の値付けだった。車検も自分で取るし、クレームも一切つけないからというと38万にしてくれた。何も疑うことなく代金を払い、木更津まで乗って帰ることにした。で、その状態は、
1991/冬 脱落
な、なんじゃごり゛ゃ゛ー!?ストラット折れてますがなー!ダンパーオイルも「ぶしー」と吹き出してるし。壮絶すぎ。でもサスペンションはバラバラになるどころか、ガタつきすらなかったので、フラットスポットができてしまったタイヤだけスペアに替えて船橋まで帰ったとさ。
1992/春 足回り交換
どうせショックアブソーバ替えるならと、KONIを調達。ついでにローターとパッドも、とTAROXに替えてみた。ローターは6本スリット。右リアのナックルとキャリパーは近所のドナーから。
1992/冬? 悔恨のサーモスタット交換
1993/05?/?? 復活
幸いにもシリンダ壁には爪が引っかかるほどの腐食はなかったので、ヘッドだけ面研してオーバーホールした。排気バルブはカーボンがてんこ盛りだった。よくそんなんで8000rpmまで回ったもんだ。
1995/??/?? レストア開始
入社3年目。わずかながらも貯金ができた。袖ヶ浦の某ショップへレストアに出した。ここは以前、左ドアミラーを他車流用で調達したときに世話になった店で、旧車慣れしてることを知っていた。内容は、ドンガラにしてのボディレストア。全剥離して防錆に重点を置いて、エンジンは自分でライトチューンする計画だ。
しかし、しばらくの後、担当者が途中で体調を崩し最終的には辞めてしまい、
2001/05/??〜 レストア再始動
オープンの2シータなんて持ってるなら、はよ乗せろと○にいわれたので、そりゃそうだと、すっかり重くなっていた腰を上げてみた。松坂のO氏が大量のレストア部材を譲ってくれたというのも大きなきっかけだ。おかげさまで、
←キレイに復活。
アウトビアンキ・ラナバウトのシンプルな美しさを取り戻すべく、バンパーレス,サイドのフラッシャーを埋めて,エンジンフードは1300ルックとした。
2001/08/??〜2002/01/13 エンジン加工
弟のモンテカルロの主治医であるF氏と話す機会があった。久しぶりに、いっちょX1/9のエンジン組んでみっか!ということになった。今の生活スタイルでは自分でエンジンを組み直すことは困難だったし、F氏ということなら、ゼヒお願いしようと。仕様としては、最高回転数:13,000rpm、高回転域のトルクを多少犠牲にしても構わないので街乗り可能な低域トルクも確保。というハードルの高いもの。金額も青天井では困るので、最終的には民生パーツを多く使って、「常用」最高回転数を11,000rpmとすることで、なんとか予算内にまとめることができた。
ほぼ燃焼室だけになるまで面研されたヘッドと燃焼室サイズ一杯まで拡大されたバルブ。プラス、他言できない加工。圧縮比はおよそ11.5。
バルブ径に見合うサイズまで拡大されたポート。
ポートとの段差を無くしたインテークマニホルド。ポート含めて鏡面加工はパス。競技車両ではないから。
今回、バルブスプリングはABARTHを用意。いや、用意しただけ。他のを使った(笑)。
カムシャフトは作用角312度。極端には丸くないプロファイルのため、作用角の割には低回転時のトルクが確保できる。競技車両を作ってるわけじゃないんで、低回転域から超高回転まで気持ちよく使えることが大切。ピークトルク尖らせても合うトランスミッションがないし。
ピストンはリセスを深く切れるものを用意。メタル類は全てバンダーベル。シリンダーは傷んでいたので限りなくボーリングに近いホーニングを施した。
そして上記仕様のエンジンが要求してくる混合気を供給する能力のあるキャブを選ぶ。WEBER DCOE45。そう、サイドドラフトだ。
最後に、これらを正確に制御するためのリンケージ。全てピロボールリンケージ。
オマケで、痛んでいたクラッチレリーズシリンダのホースをテフロンのステンメッシュにしてみた。
エンジン搭載に備え、袖ヶ浦のショップではフレーム加工。
ローダーでボディをF氏の元へ移送。ひさしぶりに風を切って走る(運ばれる)X1/9。しかも後ろ向き(笑)。
2002/01/13 火入れ式
昼間に参集したものの、各部の調整やら燃料ポンプのトラブルやらで21時頃、そのエンジンは目覚めた。集まってくれたみんな、寒い中ありがとね。後日撮影した動画をココに置いておくので、音聞きたいヒトはどうぞ。
2002/05 座礁
何とか
2002/06 地層?!
カーメイクに入庫して、早速クラックの入っていたノーズパネルをサンディングしてみる。
2002/07? 再面出し 再線出し
N氏と相談し、まずノーズ周りから手をつけてもらう。
2002/07/20 ベンチレーテッド・ドリルド・スリットなんたら
F氏から聞いた情報を元にディスクローター(画像左)と
キャリパー(画像右)を入手してみた。
おぉっ!ボルトオンかよ。
2002/09/27 電装強化
いい加減なボディアースに加えてバッテリーとオルタネータが離れていて、どうにも生きた心地がしない(笑)ので、4ゲージの耐熱ケーブルで+−とも強化した。やはりクランキングが軽くなった。これに気をよくして手当たり次第配線を張り替えてみた。
2002/11/30 FRP
左フェンダー先端は歪も錆もあったためFRPで補修。いい時代になったなぁ(笑)。
2002/11/04 バンパーレスへ向けて(フロント)
バンパーレスといっても、例のバンパーステーが顔を出してては台無しなので、切り落とした。
2003/02/10 バンパーレスへ向けて(リア)
バンパーレスといっても、例のバンパーステーが顔を出してては台無しなので、リアも切り落とした。ここもFRPで埋めてしまおう。う〜ん、カッコいいんでない?
2003/10/05 禁断のFRP化
ダメだ。オリジナルのボンネットのラインがわからないと何を基準にしていいかわからん。ということで、F氏にお願いしてFRPで作ってもらった。3プライでちゃんと裏骨もある。さすがはFRP、○でもこの通り。
2005/01/22 禁断のFRP化 其の二
F氏から電話。
2005/01/22 禁断のFRP化 其の三
F氏から電話。