育児日誌4(譲渡以後)





9月

・大きくなった写真とおたよりをいただきました。
・まだMちゃんのようにうさぎとびができません。

・足の動きが少し変なので獣医さんで「捻挫」と診断されました。
・さらにねんのため、外科専門の獣医さんにかかりました。


レントゲンの結果『先天的な骨の障害があるかもしれない』との診断でした。

里親さんはふたつの獣医さんにかかりましたがまだ何か納得ができません。
もっと生活面でのケアなども指導してくださる獣医さん、パピーと里親さんにとって息の合う獣医さんに出逢うまであきらめない、と決意されました。

里親さんに聞きました。
『もし生涯、身体がちょっと不自由な子だとしたらどうしましょう?』

お母さんのお返事。
「ぱぴーちゃんが先天的な障害だとしても大事にしますよ。障害は、個性ですからね。人の子供にもいろいろあるように動物の子供にもいろいろですね。」




10月

さらにパピーへの適切なケアを求め、都会のたくさんある獣医さんのうちタクシーで30分以内のエキゾチック(犬猫以外)専門の獣医さんを選んでくださいました。
その時に全てを知って診察してもらいたいと「こうさぎ日誌」と「人口保育にあたって」のページをプリントして持っていってくれました。

体重:1.1kg
診断:スプレーレッグ spree leg (開張脚)

概略-先天的遺伝、骨の弱い遺伝のこと。足や前足の股関節などに問題がおき、体を支えることがむずかしくなる病気。

症状-片足の股関節脱臼が多い。この遺伝のない子はうさぎ飛び(飛びはねるような動き)で移動できる、この遺伝のある子はすこし滑る床におくと滑って歩けない。生後4か月頃の体重の増えはじめた頃に違いに気付くことが多い。


診断の後、お母さんはパピーのために食事と環境をますます整えてくださいました。
写真は大きくなってもまだまだ甘えん坊のすりすりパピーと、お部屋をお散歩中のおてんばパピー。
大きくなりました。

パピーは幸せでした。
代謝不全の身体で1年7か月と21日を楽しく美味しく過ごしました。
最後まで甘えん坊でよい子でした。

パピーの出身学校は現在地域の学校飼育モデル校となり見学が訪れるようになりました。
雌雄が同じ施設に過ごし、近親交配が繰り返されることの結果をパピーは身をもって教えてくれました。

当時の生徒たちは進学し、変わらない愛護精神を持ちつづけています。
子供は未来の大人。
彼らはきっとパピーのことを切ない昔話として語り、第二のパピーを作らない努力をする大人になることでしょう。

次世代にたくさんのことを教えてくれたパピー。
応援をありがとうございました。

2003年6月6日〜2005年1月27日
合掌礼拝。
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