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アトピーを知ろう 〜その6 アトピーとは?〜
皆さんもご承知だとは思いますが、「アトピー」という言葉は「奇妙な」とか「わけがわからない」というような意味です。ですから、アトピー性皮膚炎とは「奇妙な皮膚炎」とか、「わけのわからない皮膚炎」というような病気ということになります。
こうなると困ります。なんせ、わけのわからない病気なのですから、対処方法がないということになるのです。このような意味からして、アトピー性皮膚炎というものは病名とはいえないのではないでしょうか?
最近ではアトピー性皮膚炎は免疫の機能異常とわれていますが、第7回でも取り上げたように明らかな免疫異常ではないのにもかかわらず、皮膚炎が出ているということがあります。
「人間の身体のすべてがわかっているわけがないから、ある特定の免疫の検査ではわからないものもあるはずだ」
このような意見も聞かれそうですが、逆を返すと、異常なデータが出ていないのにアトピー性皮膚炎というのも不思議な状態といえます。いや、出ないからこそ、アトピー性皮膚炎ということなのかもしれませんが・・・。
ヨーロッパではアトピー性皮膚炎とはいわずに、「体質性・神経性皮膚炎」ということもあるそうです。私はこちらのほうがピンときます。身体と神経(心)の異常からくる皮膚炎であるといいうのです。
皮膚炎を患っている方は実感としてあると思いますが、精神的にイライラしたり、落ち込んだりすると、かゆみや炎症が強くなることがあります。これはメンタル的なことが身体に影響を与えるということです。
これは極めて当たり前のことです。心と体は一体であり、切り離すことができないからです。しかし、西洋の考えではこれを切り離してしまいました。その流れで西洋医学は発達したことも事実ですが、弊害もあります。というのは、病気を診るときに身体的な方面からしかアプローチがされないということです。最近では心も身体も診ていこうという「ホリスティック医学」という考え方が出てきましたが、それでも身体に片寄っていることは否めません。
ここにアトピー性皮膚炎が快復しにくい問題が潜んでいると思うのです。いや、他の病気も含めて、現代の西洋医学が抱えている問題ともいえます。
カウンセリングを行っていて次のようなことがよくあります。メンタル的な問題が解決すると途端に皮膚炎がよくなっていくのです。今までと同じようなことを行っていても効果がまったく変わってしまうということがあるのです。これは一体何を意味するのでしょうか?
確かに、皮膚に障害があるのは事実ですが、そこだけに目を向けていたのでは本当のアトピー性皮膚炎に近づけないと思います。身体だけではなく、心にも目を向けていく必要があると思うのです。
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