アトピーカウンセリング講座 第11回

アトピーを知ろう 〜その8 重症化するアトピー性皮膚炎〜

 アトピー性皮膚炎というと、一昔前は子供の病気と考えられていました。しかし、今では様相がまるっきり違ってきています。「成人化」と「重症化」が問題になっています。
「大人になる頃には治りますよ」
 医師は子供の親に安易に言い続けてきました。両親は大きくなるまでと思って、がんばります。しかし、大人になってもよくなるどころか、悪くなる一方なのです。もう、この言葉は通用しなくなりました。
 また、もともと肘の関節や膝の裏などの局所的に皮膚炎を起こすのがアトピー性皮膚炎の特徴でした。しかし、こちらも現代では状況は異なってきています。関節部分だけではなく、顔や首、胸、お腹、背中、腕や脚など広範囲にかゆみを伴った皮膚炎が発症するのです。時には頭髪や陰部にも炎症は襲いかかります。
 なぜ、このようなことになったのでしょうか?
 よく環境の変化だともいわれます。確かし、排気ガスにより空気が汚染されている地域の人のほうがアレルギーは多いとの報告があります。
 また、飲んだり、食べたりするものの変化が原因だともいわれています。特に、都会の水は壊滅的なダメージを受け、蛇口から出てくる水を安心して飲むことはできなくなりました。食品添加物もかなり体内へ入ってきます。一説によると、1年間で3Kg以上の食品添加物を私たちは摂取しているそうです。これも要因としては大きいものかもしれません。
 しかし、これらは発症の要因かもしれませんが、この他にも大きな要因があると私は考えます。それが、今では一般的に使用されているステロイド剤です。このステロイド剤の使用(乱用)により、アトピー性皮膚炎が難治化、重症化しているのです。
 最近、新潟大学の安保徹先生が「免疫革命」という本を出されました。そこに書かれていることは「今一般的に行われている治療法が病気を悪化させている」ということです。がんにしても、アトピー性皮膚炎にしても、パーキンソン病にしてもしかりです。
 安保先生がおっしゃられていることは以前から私も実感していて、カウンセリングの中でもよく話をしていたことです。それがこのような形で発表されるようになってとてもうれしいです。
 掲示板でもステロイド剤からの離脱に関する質問が多く見られます。離脱中の対処法や離脱の期間、離脱中の症状についてです。そこで、次回からはこのような質問に答えられるよう、ステロイド剤について考察していこうと思っています。
「なぜ、ステロイド剤がアトピー性皮膚炎の治療薬となっているのでしょうか?」
「なぜ、ステロイド剤の使用が重症化、難治化するのでしょうか?」
「なぜ、ステロイド剤の離脱が起きるのでしょうか?」
「どのようにしたらステロイド剤から離脱できるのでしょうか?」
 こういった疑問がありましたら、掲示板にお願いします。お待ちしています。