アトピーカウンセリング講座 第18回

アトピーを知ろうW
ステロイド依存から抜け出すために
〜その2:離脱期(排泄期)のポイント1〜

ステロイド剤を中止するとリバウンドと呼ばれる離脱症状が出てきます。これをいかに乗り越えるかということが離脱期のポイントです。離脱症状につきましては、以前書かせていただきましたので、ここではケアについて触れたいと思います。
 まず第一は、ステロイド剤を極力使用しないということです。依存症になっている場合、依存させている薬物を絶つのが重要なことです。離脱症状はつらいことですが、なんとか抜けきることが大切です。この時期のポイントは排泄の促進、スキンケア、睡眠、食事です。
 ステロイド剤を中止して待っているだけでは、離脱期が長引きます。期間が長くなると、本人も周囲の家族も疲れ果ててしまい、結局、乗り越えることができなくなってしまうことがあります。ですので、長引かせない工夫が必要です。
 離脱期は別名、排泄期です。今まで体の中にたまっていた老廃物を排泄するのです。主に排泄される場所は、肝臓、腎臓、汗腺、肺です。肝臓で代謝されたものは便として、腎臓で代謝されたものは尿として、汗腺からは汗として、肺からは呼気として排泄されます。排泄を積極的に行うことで、離脱期間を短くすることができるのです。逆に、排泄が思うようにいかないと、離脱期間が長くなったり、離脱を繰り返したりすることになります。
 まずは、肝臓からの排泄です。離脱期だけではなく、アトピー性皮膚炎の方は便秘がちの方が多く見られます。数日間排便がなく、出始めは硬く、次第に軟便になる場合も便秘です。便秘の要因は人それぞれです。睡眠不足、食事量の不足、不規則な食事、水分不足、ストレスによる交感神経の緊張、排便を我慢するなどから起こります。
 対策としては、毎日決まった時間にトイレへ行く習慣をつけることです。そのためにも食事時間は規則的にするように心がけて下さい。離脱中は、夜眠ることができず、朝方から眠れるものです。不規則な中にも規則性を持たせ、トイレに入る時間をある程度決めておくとよいでしょう。ただ、出なくても焦る必要はありません。「なければ、出るまで待つ」ようなゆったりとした気持ちになることが大切です
 また、食事に気をつけましょう。離脱中は今もお話ししたように不規則な生活パターンになりやすくなります。昼頃起きるということが日常的でしょう。そのため、昼頃に食事を摂って、夜にもう一度摂って終わり、ということが見られます。それも体を動かすのがおっくうなので、インスタント食品で終わらせるということがあります。このような食生活では、便の量も減り、リズムが狂っているのでますます排便しにくくなります。ですので、食物繊維が多く含まれているものを積極的に摂取して、便の量を増やすことも大切です。また、離脱期は夜でもいいですので、食事を摂取するとよいでしょう。1日の始まりが昼からととらえ、一日で摂取したい量を摂るようにします。
 内臓が冷えているのも問題です。お腹やお腹周りを冷やさないようにしましょう。冷たいものを取らないようにする、腹巻きをする、背中にカイロをあてるなどの対策を講じるようにしましょう。
 摂取も大切ですが、排泄するということも重要です。