<ゲド戦記(三部作) >
(原題:"EARTHSEA TRILOGY")

アーシュラ・ル・グウィン著(岩波書店)3部作/各1500円
一人の粗野な少年が師と出会い、様々な経験を経て「大賢人」とも
「竜王」とも呼ばれる偉大な魔法使いになる物話。
日本では少年少女向けとして岩波書店から翻訳・出版されている
とても格調高い、魔法をめぐる空想物語(ファンタジー)です(^^)。
ここにこの本を持ってきた理由は、用語集の「呪」のところでも
ちょっとふれたように、このファンタジーに出てくる「魔法」のありようが
『陰陽師』で晴明が解説している「呪」の話や、晴明がなす不思議な業と
とても似ているからです。ゲド戦記の主人公が魔法かける時に主に使用する
のも「呪文(呪)」なんですね。そして、魔法とはあらゆる物の「真(まこと)の名」を
知る事によりその力を発揮するのです。つまり、魔法使いとは「真(まこと)の名」「呪」
を操る人なんです。そして魔法使いは、動物を操り、気象を操り、自分の姿を
見えなくしたり、動物に姿を変えたり、石をダイヤや炎に変えたり、
瞬間移動をしたり、死霊を呼び出したりします。また、竜と話ができたりもします。
こう見ると「呪」をあやつり、式神および動物を使役し、死者を蘇生させ、
夏みかんを鼠に変える(^^;)晴明って、「やっぱり魔法使いだ〜」と
思ってしまうわけです(^^)。
私、あんまり「本」って読まない子(^^;;)だったんですが、ゲド戦記は
確かその昔、萩尾望都先生はじめ尊敬する少女まんが家の方々の一致して
おすすめする特選書籍、名作、という事で無理して読んだ記憶があります。
ちなみに日本語版より英語版の方がより格調高いですし、勉強になるとの事(^^;)。
(日本語版は子供向けなのでやや訳がタルいのが難。)

こちら、とある英語版の表紙の例。キテル〜。
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