<柑橘類>

根角博久 著(NHK出版)本体950円

実は、去年('03)の秋に筑波の近辺で大変ローカルな特産(?)「ふくれみかん」というのに出会ってから
頭の中はみかんでいっぱい(^^:?)になってまして、この冬はずいぶんいろいろな蜜柑を
ネット通信販売で取り寄せたりしてはまっていました。常陸国風土記に出てくる日高見の国の
「美味な橘樹」とか、古事記の有名な「非時香果」とか、怪しいったらありゃしない(^^:)。
いずれ「柑橘」のページ(小部屋)もつくりたいなと思う位、
柑橘って文化的にも大変面白いです。
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で、その古事記の有名な「非時香果」が何であったのか、大きくは2つの説があるそうな。
「その1:ダイダイ説」「その2:小みかん説」。
現在メロディの連載読んでいる方はおわかりのように、岡野『陰陽師』の中では「その1:ダイダイ説」
が採られておりまして、その「あべたちばな」つながりや「代代(よよ)」に栄えるとのゴロ合わせや、
前年の実が落ちずに残るのみならず回青する現象などからも、「循環する生命(晴明)」「若還り」
を象徴するようでほんとにしっくりとストーリー的にも当てはまってお見事!なのですが、
私的には「その2:小みかん説」もなかなか素敵だと思ってます(^^:)。
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「小みかん」って何ぞや?と思われる方がほとんどだと思いますが、早い話
紀伊國屋文左衛門が江戸に運んだ紀州みかん(江戸時代のみかん)が、「小みかん」
なんですね。(ちなみに現在主流のみかんは「温州みかん」という品種)
この「小みかん(紀州みかん)」を現在入手するのはなかなか困難ですが、
わずかに鹿児島県の方で特産品としてプランド化して栽培されてまして、季節になったら
通信販売で取り寄せる事ができます。ブランド名は『桜島小みかん』。
これがまさに江戸時代のみかんである紀州みかんそのものなのですが、私は取り寄せてみて
そのあまりの美味しさに驚嘆いたしました!(ちとオーバー?)
『江戸時代の人はこんなおいしいみかんを食べていたのか?!!』
はっきり言って私が子供の頃のみかんは酸っぱくて不味かったので、当然さらに昔昔の
江戸時代のみかんなんて不味いだろうなと思っていたのが完全に覆されのでした。
(一般的に古来のみかんは甘さが強いのみならず「香り」が大変良いのも特徴)
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さらにさらに、その小みかん(紀州みかん)、もともとは九州は熊本県の八代市の
高田(こうだ)というところの「高田みかん」がルーツで、伝説ではかの田道間守が垂仁天皇の崩御を聞き、
その皇子である景行天皇に「橘」を献上しょうと、当時、都から九州へ旅しておられた天皇を
八代まで訪ね、高田村付近で天皇とめぐり合い「橘」を献上し、
 景行天皇が高田の地にその「橘」を植えたのだ最初だとか。
紀州みかんというのは、その高田みかんの苗が16世紀に紀州に持ち込まれたものだし、
前述の「桜島小みかん」も豊臣秀吉の朝鮮出兵の折に鹿児島から兵を出した殿様が
帰路高田みかんの苗を故国に持ち帰ったの始まりだとか。
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で、この冬私はその「桜島小みかん」も「高田みかん」も取り寄せて食べたのですね(^^:)。
そして、春には、瀬戸内海はしまなみ海道にある生口島にある「シトラスパーク」にも行って、
世界の様々な柑橘および、日本の「橘」「柑子」「九年母」「紀州みかん」「ふくれみかん」
「シークワーサー」等の樹に成っている姿も確認してきたのでした。
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本当、みかんって奥深いです。
(、、もっともっと語りたいけどだらだらと長くなるので今日はここらまで(^^:;))
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ちなみに本の方の詳しいタイトル(?)は「NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 柑橘類」です。
図書館から借りた、栽培法が主の本ですが、豊富なカラー写真で多種多様な柑橘類が紹介されているので、
みかんにはまっている私には大変おいしい本でした(^^)。

[2004.06.27]

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