ようこそ『特選どどいつ200』のページへ。
これから一気に、私の独断で選んだ味わい深い200のどどいつを
ご紹介いたします。どうか、じっくりとご鑑賞下さい(^^)。
(尚、200句中196句は「風迅洞私選 どどいつ万葉集」よりの引用です(^^)。)

<あ行>
・朝寝朝酒朝湯に入れて あとはタンスにある保険 (高井平万坊[M37~]作)

・朝顔につるべとられず わしゃ密男(まおとこ)に かかをとられて もらい乳

・赤い顔してお酒を飲んで 今朝の勘定で青くなる

・熱いしるこに口とがらせて 吹けばそこだけ ちと凹む (河柳雨吉[M37~S46]作)

・諦(あきらめ)ましたよ どう諦めた 諦めきれぬと 諦めた (伝:都々一坊扇歌作)

・あついあついと言われた仲も 三月せぬ間に秋が来る

・あの人の どこがいいかと尋ねる人に どこが悪いと問い返す

・雨の降るほど噂はあれど ただの一度も濡れはせぬ

・あたまごなしに冷やかされても 赤い心でいる西瓜

・浅い心の女が前に 深いところがただ一つ

・洗ったようでも泥水育ち どこか臭みがついている

・いくら惚れても情死はいやよ 死ねば腰から下がない

・嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理が良い

・いやな座敷にいる夜の長さ なぜか今宵の短さは

・色はよけれど深山の紅葉 あきという字が気にかかる

・磯のあわびを九つ集め ほんに苦界(九貝)の片思い

・いやなお方の来るその朝は 三日前から熱が出る

・色が黒うて惚れ手がなけりゃ 山のカラスは後家ばかり

・意見するのは親身の人と 思いながらも恨めしい

・いやな座敷のつとめが更けりゃ 撥(バチ)であくびのふたをする

・井戸の蛙が空うち眺め 四角なものだと議論する

・今はサシスセ昔はいろは すたらぬはずだよ色の道

・今さら苦労で痩せたと言えぬ 命までもと言った口

・入れてもらえば気持ちはいいが ほんに気がねなもらい風呂

・入れておくれよかゆくてならぬ 私ひとりが蚊帳の外

・梅もきらいよ 桜もいやよ ももとももとの間(あい)が良い

・うちの亭主とこたつの柱 なくてならぬがあって邪魔

・団扇(うちわ)づかいもお客によりて あおり出すのと招くのと

・浮気うぐいす梅をばじらし わざととなりの桃に鳴く

・うどんな私にお前の辛み ながくそばにはおかれまい

・上を思えば限りがないと 下を見て咲く百合の花

・嬉しい首尾したそのあくる日は 仕事出しても手につかぬ

・浮き名高砂むかしとなりて 今じゃ互いに共白髪

・岡惚れ三年 本惚れ三月 思い遂げたは 三分間

・お前死んでも寺へはやらぬ 焼いて粉にして酒で飲む

・親の気に入り私も惚れる 粋で律儀な人はない

・帯も出来たし箪笥もできた そろそろ旦那と別れよか

・およそ世間にせつないものは 惚れた三字に 義理の二字

・お酒飲む人しんから可愛い 飲んでくだまきゃなお可愛い

・遅い帰りをかれこれ言わぬ 女房の笑顔の気味悪さ

・陸(おか)に蒸気の出来たるせいか 主(ぬし)は私をステーション

・おろすわさびと恋路の意見 きけばきくほど涙出る

・お前正宗わしゃ錆び刀 おまえ切れてもわしゃ切れぬ

・お名は申さぬ 一座の中に 命あげたい方がいる

・重い体を身にひきうけて 抜くに抜かれぬ腕枕

・逢うたその日の心になって 逢わぬその日も暮らしたい

・折々亭主がお世話になると 遠火で焦がさぬ 焼き上手

・面白いときゃお前とふたり 苦労するときゃわしゃひとり

・おまはんの 心ひとつでこの剃刀が 喉へ行くやら眉へやら

・岡惚れしたのは私が先よ 手出ししたのは主が先

・逢うて心のくもりも晴れて ふたり眺むる蚊帳の月

・重くなるとも持つ手は二人 傘に降れ降れ夜の雪

・鬼が餅つきゃ閻魔がこねる そばで御地蔵がなめたがる

か・さ行><た・な行><は・ま・や・ら・わ行>へ進む

どどいつのページに戻る ウンチクを読む> <TOPへ戻る