<か・さ行>
・可哀そうだよズボンのおなら 右と左に泣きわかれ
・可愛いお方に謎かけられて 解かざなるまい しゅすの帯
・顔見りゃ苦労を忘れるような 人がありゃこそ苦労する
・帰しともないお方は帰り 散らしともない花は散る
・君と寝やろか五千石とろか ままよ五千石 君と寝よ
・君は吉野の千本桜 色香よけれど きが多い
・君は野に咲くあざみの花よ 見ればやさしや寄れば刺す
・切れてくれなら切れてもやろう 逢わぬ昔にして返せ
・気障(きざ)なお客と井に沸く水は 金気(かねけ)なくなりゃ茶にされる
・金の屏風に墨絵の牡丹 中に二人の狂い獅子
・義理も人情ももうこの頃は 捨てて逢いたい欲ばかり
・義理や人情が守れるならば 恋は思案の外じゃない
・九尺二間に過ぎたるものは 紅のついたる火吹き竹(伝:河合継之助作)
・口でけなして心で褒めて 人目しのんで見る写真
・口の車はのろまを乗せて そうして三筋の糸でひく
・苦労する身は何いとわねど 苦労し甲斐のあるように
・愚痴もいうまい りん気もせまい 人の好く人持つ苦労
・けんかしたとき この子をごらん 仲のよいとき出来た子だ
・芸者ひかせて眉毛を剃らせ 小町水でも売らせたい
・これほど惚れたる素振りをするに あんな悟りの悪い人
・恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす
・戀(こい)という字を分析すれば 糸し糸しと言う心
・小唄どどいつなんでもできて お約束だけ出来ぬ人
・小指切らせてまだ間もないに 手まで切れとは 情けない
・米の高い時双子を生んで お米(よね)お高と名をつけた
・この雪に よく来たものと 互いに積もる 思いの深さを 差してみる
・こうしてこうすりゃこうなるものと 知りつつこうしてこうなった(伝:都々一坊扇歌作)
・このまま死んでもいい極楽の 夢を埋める雨の音(亀屋忠兵衛[M30~S51]作)
・酒の肴に新聞出され 見れば世間のアラばかり
・咲いた桜になぜ駒繋ぐ 駒が勇めば花が散る
・三千世界のカラスを殺し 主と朝寝がしてみたい(伝:高杉晋作作)
・廓(さと)で苦労を積んだる夜具に まさる世帯の 薄布団
・酒は飲みとげ浮気をし遂げ 儘(まま)に長生きし遂げたい
・察しておくれよ 花ならつぼみ 咲かぬところに味がある
・咲いた花なら散らねばならぬ 恨むまいぞえ小夜(さよ)嵐
・寒さしのげぬあばら屋なれど 酔うて眠れば玉の床
・ざんぎり頭を叩いてみれば 文明開花の音がする
・信州信濃の新ソバよりも わたしゃお前のそばが良い
・信州信濃の新ソバよりも わたしゃ「角源」の蕎麦が好き(^^;
・新橋芸者と美校のやつは 色とちょうしで苦労する
・初手は冗談 中頃義理で 今じゃ互いの 実と実
・白だ黒だとけんかはおよし 白という字も墨で書く
・末はたもとを絞ると知らで 濡れてみたさの 春の雨(伝:陸奥宗光作)
・すねてかたよる布団のはずれ 惚れた方から機嫌とる
・好きと嫌いが一度に来れば ほうき立てたり倒したり
・船頭殺すに刃物はいらぬ 雨の十日も降ればよい
・千両万両の金には惚れぬ お前一人に わしゃ惚れた
・添うて苦労は覚悟だけれど 添わぬ先からこの苦労
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