<は・ま・や・ら・わ行>

・春のひと日をつい飲みたおれ 花とふたり寝して戻る

・春の鴬(うぐいす) 何着て寝やる 花を枕に 葉をかけて

・二十(はたち)花嫁 姑が嵐 三十葉桜 主(ぬし)が雨

・花は咲いても身は山吹よ ほんに実になる人がない

・鼻先ばかりをお客に打って 間夫(まぶ)にゃ心の底を売る

・薔薇も牡丹も枯れれば一つ 花でありゃこそ 分け隔て

・撥(ばち)を持つ手に 今日火吹き竹 なれぬ勝手の忙しさ

・一人笑うて暮らそうよりも 二人涙で暮らしたい

・火のし片手に羽織のしわを それといわずに当てこすり

・ひとりで差したる から傘なれば 片袖濡れよう筈がない

・久しぶりだよ一番やろう 早く出しなよ 将棋板

・日に増しおかずのまずいにつけて 元の主人を思い出す

・人の口には戸は立てながら 門を細めに開けて待つ

・不二の雪さえとけるというに 心ひとつが とけぬとは

・ふとした初会であいぞめ橋が 今じゃお前を松屋橋

・富士の山ほどお金を積んで それをそばから使いたい

・下手な易者とわたしの恋は あわでこの世を過ごしてる

・惚れた数から振られた数を 引けば女房が残るだけ

・ほれた証拠はお前の癖が いつか私のくせになる

・惚れて通えば千里も一里 逢わで帰ればまた千里

・ほんにうれしい目の正月よ 年始の途中で主に遭う

・惚れた女房に腹探られて 痛い思いをする果報

・星の数ほど男はあれど 月と見るのはぬしばかり

・ほんにお前が酒好きゆえに わたしゃ餅焼く世話がない

・惚れさせ上手なあなたのくせに あきらめさせるの下手な方

・丸い玉子も切りよで四角 ものも言いようで角がたつ

・枕出せとは つれない言葉 そばにある膝 知りながら

・ままにならぬと おひつを投げた あたり近所が ままだらけ

・ままよままよで半年暮らす あとの半年 寝て暮らす
・MACなお方に問いかけられて 解かざなるまいLZH(pyunchon.jr 作)
・まさかそれとも言いだしかねて 娘伏し目で 赤い顔

・昔馴染みとつまずく石は 憎いながらも あとを見る

・妾(めかけ)という字を分析すれば 家に波風立つ女

・もしもこのままこがれて死ねば こわくないよに化けて出る

・山のあけびは何見てひらく 下の松茸見てひらく

・昨夜(ゆうべ)玉子をつぶした報い きみをかえせと鶏がなく

・雪をかぶって寝ている竹を 来ては雀がゆりおこす

・ゆうべしたのが今朝まで痛い 二度とするまい 箱枕

・夢で戸叩く うつつで開ける そこで狐が コンと鳴く

・雪の化粧はさらりとやめて 素肌自慢の夏の富士

・横に寝かせて枕をさせて 指で楽しむ 琴の糸

・洋服姿がズボンとはまり 袖ないお前で苦労する

・よその夢見る浮気な主に 貸してくやしい膝まくら

・楽は苦の種 苦は楽の種 二人してする人の種

・雷(らい)の光で逃げ込む蚊帳の 中でとらるるへその下

・わたしゃお前に火事場のまとい 振られながらも熱くなる

・わたしゃ奥山 一もと桜 八重に咲く気はさらにない

・わけりゃ二つの朝顔なれど 一つにからんで花が咲く

・わしとおまえは羽織の紐よ 固く結んで 胸に置く

いかかでしたか?一度にたくさんありすぎますか?
そういう方は何度でも来て見てくださいネ(^^)、読むたびに新たな味わいの発見
があるでしょう。どうかブックマークをお忘れなく(^^)/

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