長きに渡った「岡野陰陽師」が連載終了し13巻が刊行になっても、全然その内容に理解が及ばず(というか11巻以降全然「歯がたたず(^^;)」)ず〜〜と、買った時1回読んだきりで放置していた私だったのですが、2006年11月18日、東京自由大学というNPOの講師として岡野さんが、ほぼ最終話の「13巻/その18:結び」のかなり詳しい解説をしてくださったので、やっと理解が少し進んだわけです。以下、自由大学で聞いた事やら、その後いろいろ自分で考えた事など、ちょっととりとめもなくなると思いますが、書きとめてみたいです。(長い前置きですいません(^^*;))
さて、道満と晴明、とくれば有名な"術比べ"なのですが、世間に流布する説話(古典)にもいろいろなバリエーションがあって、長持の中に「大柑子15個」というのと「大柑子16個」という2説があるのは昔調べて知っていました。15個と16個。その2説のうち、岡野さんは15個の方を採用してますが、そこに「なぜ15個になったか」という理由を明らかにして描いているのが凄いです。
つまりその「大柑子15個(上から1,5,9個)」に、「河図洛書の数(のうち1,5,9)」、「非時香果の木に生る実(上から1,5,9個)」、さらには(物語の最終段階で分かる事ですが)「都を完成させる術の形と数(真葛の一目,博雅の五角形,保憲の九字)」を重ね合わせていたのですね。
(上記の「都を完成させる術(真葛の一目,博雅の五角形,保憲の九字)」については先の自由大学での解説でやっと気がついた私です。あまりにいろんな要素がありすぎてか、すっかり「保憲の九字」を読み飛ばしていました(^^;))
もうひとつおまけ