世に『博雅三位(はくがのさんみ)』と呼ばれた名高い音楽家。父は醍醐天皇の第一皇子克明親王であったが、克明親王が早死にしたせいか?皇位がまわってくる事もなく臣下に降りて源氏となりました。だから『主上の年上の甥御』な訳です。(今の主上・村上帝は、醍醐天皇の第十四皇子で、克明親王のうんと年の離れた弟に当たるから、、)そういう事情なので博雅は大変高貴な生まれの殿上人なわけです。母親は藤原時平の娘のようです。
980年に63歳で亡くなっていまして、調べたところ918年生まれで、晴明より3歳ほど年上の人物という事になります
。琵琶の秘曲を聞くために逢坂の蝉丸法師の元に三年間毎夜通ったという有名なエピソードがコミックの中でも紹介されておりますが、桜の精には「熱心なのは認めるけど(管弦の腕は)敦忠卿ほどではない、、」なんて言われてます、、(^^;)。
しかし、コミックでの博雅と晴明の取り合わせはまさに絶妙です。また岡野さんがそれぞれ魅力的に(美男に)描いてくれているのがいいですねっ(^^)。まっ、まんがの主人公のお約束ではあるとはいえ(^^;)、美男美女が好ましいのは普遍的真実です。(歴史的事実はどうせ不明なんだから無視無視(^^;))
(蛇足:一応、平安当時の美の基準でいうと、博雅のような顔は「美男」には入りません。当時は下ぶくれでぽっちゃりした大仏顔が美男の基準だったのです(^^;)。コミックの中で真葛に笑われているように、博雅みたいに眼のでかい骨太な顔立ちは、「濃い」顔とかいわれて、ブ男の部類に入ったのでしょう、、ね? お気の毒(^^;)。)
追記:博雅が亡くなる980年は、例の羅城門倒壊の年でもあります。7月9日の暴風雨で羅城門が倒壊し、そのあと3か月もたたない9月28日に博雅が亡くなっております。一方、安倍晴明が亡くなるのはさらに25年後、1005年9月26日の事でした。(85歳)