北辰&北斗七星

コミックでは内裏に雷を落としに行く菅原道真が『内裏は北辰の方角ぞ!』と言い、註には「北辰:北極星の事」とあります。また、師匠を待つ晴明少年が見ている図の真ん中には北斗七星が描かれております。その他、コミックの装丁の背や見返しにも北斗七星が見えますし、安倍晴明が天文博士であった事や、そもそも晴明の家紋が「星」である事から、『星(天文学)が「陰陽道」にとって大変重要である』という事はおぼろげにはわかっていたのです。、、が、その割にはなにせ漫画の方には星関係の話題が他にはあまり出ない(^^;)。。。(ようやく巻の六に出ましたが、これがまた一般人には難解で理解に困るという箇所です(^^;)。)

たしかに『陰陽五行と日本の民族』という本を読むと詳しくその辺の星がらみの伊勢神宮の行事の事例や解説が書かれてはいたのですが、比較的解りやすいとはいえ、一応専門書なので軽くは読めないし難解だ、、、という事で、結局はこの項はずっと書きあぐねていたのです。

しかし、ここに来て一挙にその悩みが解消しました。荒俣宏大先生の『風水先生レイラインを行く』という文庫を読めば、コミックでもモヤモヤとしていた事などが一気に解決します。本では主に西洋古代の天文学の方からの解説になっておりますが、基本にある思想は全く同じで、古代における北辰(北極星)や北斗七星の重要性を説いております。北斗七星や北極星に、学校の理科の授業で習う事以上にこんなに深い意味があったと、、、ようやくにして腑に落ちました。本当に、この本は大変読みやすいので、ぜひ読んでいただきたいです(^^)。
洋の東西を問わず、古代においては『天文と暦と神秘』は一体であり、まさにそれは日本においては「陰陽師」の領分だったというわけです。
本にはそれ以外に、ストレートに「安倍晴明」の名前の出る箇所もありますし、五芒星も登場します。
神聖幾何学の解説の章などもあって、総合的に見て、『難解な巻の六を理解する格好の参考書の出現である』、、と喜ぶ私であります(^^)。

(なんだか分かったような分からないような解説ですが(^^;)、詳しくは上記の本を読んで頂くという事で、、)

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