古事記

陰陽師(10巻以降)と古事記、、について書きたいのですが、スサノオとか掘り下げるとなんだか長くなりそうなので(^^;)、とりあえずは自由大学にて岡野先生が解説して下さった箇所あたりをさらりと御紹介。

【その1】
13巻P333の下段の「沖つ水鳥が 胸元を見る時 羽ばたくように」というのは
古事記で、八千矛神(ヤチホコノカミ=大国主)が高志(コシ=越=北陸地方)の沼川比売(ヌナカワヒメ)に会いに行く時に、
八千矛神が、嫉妬深い(^^;)正妻の須勢理毘売(スセリビメ)に歌い掛けたにある表現だそうです。

【その2】
クライマックス、13巻P353-6の「綾垣の ふはやが下に むし衾 にこやが下に 
泡雪の 若やる胸の たく綱(づく)の 白き腕 そだだきに たたきまなかり 
真玉手 玉手さし枕き 股長に 寝をしなせ さ 豊御酒 奉らせ

というのは、【その1】のヤチホコノカミの歌に対してのスセリビメの返歌の後半部のようです。
(※これは上の歌を調べてて自力でわかったんですが(^^*))

ちなみに【その1】では晴明がヤチホコノカミで真葛がスセリビメの役回りですけど、【その2】では道満がスセリビメの立場になってて、村上天皇に御酒を注いで物語はクライマックスを迎えます。で、P353の中程の晴明の道満へのセリフ、「越(こし)たまえ」ってのがちょっと気になるのですね〜〜。やっぱり【その1】の立場で見ると、道満ってヌナカワヒメの役まわりなのでは?? だったらそんなヌナカワヒメな道満がスセリヒメの歌を歌うなんてところに、後の真葛と道満の融合の伏線(^^;?)を深読みできるかな、、なんて。。(>全然自信ありませんが、、) まあ道満も晴明も真葛も、いろいろ重なってますからね(^^:*)。

それはさておき古事記では、上の2つの歌の後に「このように歌って、互いに酒を酌み交わして仲直りし、夫婦の契りを結び固めて、うなじに互いに手を掛け合って、今に至るまで鎮まり座しています」という記述が続くのでした。まったく、陰陽和合して、目出度し、目出度し(^^)。

[2007.01.14]
戻る