陰陽師の連載中は良くわからなくて、完結後にソレと気付く事がいろいろあるわけなのですが、この、唐櫃から昇ってくる「月夜見」関連もそうでした。浄蔵の捜していた「百済の物」ってのは結局、百済渡りの隕鉄で出来た霊剣だったのですが、その霊剣の入った唐櫃からなぜ月のイメージが昇ってくるのか。何故晴明はその月が「下界の下の月」だというのか。夜空に浮かぶ「お月様」と「霊剣」と「下界の下の月」との、3者の関係とは何か?
なんとなくもやもやとしてたのですが、ある時その答を、上野の科学博物館の地下3階で見つけたような気がしました。そこでは「どうやって月ができたか」というテーマのスーパーコンピューターで描いたCGを見る事ができるのですが、それによると、もともと月も地球と同じくらいの大きさの原始惑星だったのが、両者が衝突した際に原始の月はバラバラになって、その際、月の重い構成要素である鉄とか大部分は地球に呑み込まれてしまい、残りの割と軽い岩石が飛び散ったのがまた地球の回りで固まってできたのが今の月なんだそーな。
つまり、地球の中心には、もともとは月だった鉄があるって事らしいです。さらに宇宙に散った鉄もあるだろうから、そういうのが地球に落ちて来たのが隕鉄とすると、(科学的にも)三者の関係が良く分かるという事で。
コミックの下の言葉等も、上記CGを見てから読むとイメージが湧きますよ〜。
余談ですが、科博にはこのほど、愛地球博で日本館の目玉だった360度シアターが移築されてきたりで、なかなかおすすめです♪(>地球博では5時間待ち(^^;)とかだったらしいけど、科博ではほとんど待たずに見れるのです)