応天門炎上(応天門の変)

巻の四「蟇(ひき)」は、初め何の事やらさっぱりわかりませんでした。今、日本史関係の本を調べて、やっと背景となる事件の内容を知って合点がいきました(^^;)。西暦866年(貞観8)といいますから、晴明と博雅の時代から約90年ほど遡る昔に起こった疑獄事件が物語のベースになっていたのですね。(だから、出てくる人々の衣装・髪形・お化粧も全然違っていたんですね(^^;)、百年弱でまた随分変化したもんだ、、、)以下、事件のあらましです。

『応天門の変:平安京応天門の炎上をめぐる疑獄事件。初め、大納言伴善男はこの放火の首謀として左大臣源信(みなもとまこと)を告発したが、太政大臣藤原良房らの工作で源信は無罪となった。ところが炎上から五か月後、今度は伴善男と子息中庸らが共謀して応天門に放火したのだという密告があり、善男らは遠流、紀豊城・紀夏井らも流罪の処分を受けた。この事件によって良房は古来からの名族である大伴・紀両氏を政界から放逐し、臣下として初の摂政となり、藤原政権確立の基礎を固めた。』

尚、この事件は『伴大納言絵詞』という絵巻になって残されているのですが、その絵巻は絵画史上でも火災の光景描写としては最高の傑作という事です(^^;)。

、、しかし、日本史音痴には、理解するのに苦労が伴うマンガだな〜(^^;)。

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