採桑老(さいそうろう)

(巻の五/P221)
晴:「葉常 兼家どのの屋敷へ案内してくれ」
葉:「かしこまりました」         
晴:「白柱か採桑老でも吹いてくれぬか」  
博:(採桑老?)             
  晴:「盤渉調の美しいのをな 泣くほどウケるぞ」

長らく謎であった、上記「泣くほどウケるぞ」の意味がほぼ判明しました。(これも掲示板に情報を寄せてくださった皆様のお陰です(^^)。感謝!) 
というわけで、謎解き。下記2つの雅楽関連情報から、およその背景がのみこめるかと思います。

情報1:「盤渉の曲は葬儀の時によくもちいられる。
    
結婚式場で盤渉をやっちゃあいけません。」
         (参照元 http://www.zipangu.com/Bamboo/cd.html
   の下方「冬の夕刻」部)
    情報2:「古師のお話で言い伝えによると、採桑老を舞った舞人は
         余命久しからず
ということです。(中略)曲を聞かれたら
           判りますように華やかなメロディーが突然変調して、  
     もの悲しい旋律に変わります。
」      
          (参照元 http://www.sanynet.ne.jp/~ja3ocb/gagaku/
                bugaku/buzu4/buzu-4.htm
 の下方「#029」部)
要は、ああいうシチュエーションには最適のBGMであったって事ですな(^^;)。 (しかしこんな事、コミック読む普通一般人にわかるまい。) 難解(イジワル)過ぎるゾ、晴明様! ----------P.S. おまけの謎------------ ついでなので、もう一つの謎を提案。 同じく一行目。 晴:「葉常 兼家どのの屋敷へ案内してくれ」 ってなってますが、ここはやっぱり「兼家」ではなく「兼通」が正解だと思うのだが??? 何故かいまだに単行本(第八刷)でも「兼家」のままになっている??? これは大きな謎です。 どう考えても泣くほどウケるのは「兼家」ではなく「兼通」の方だし、コミックの画面を見ても、 間違いなく、晴明達は「兼家公の御衣」をエサに「兼通」の屋敷に近づいているんですがね?? (事実、智徳も「(戻ってきた?命じておらんのになぜだ?)」っていぶかっております。) 何故なのだ〜?? 追記:'99年8月27日発売の白泉社版「陰陽師5」巻をみたところ、なんと問題の箇所が 晴:「葉常 兼通どのの屋敷へ案内してくれ」 に変更されておりました! よって、この謎はいちおう一件落着。。。

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