はてさて、上座の畳をぶんどった真葛ですが、「おのれ小娘まろをばかにするのか」と頭にきている祐姫に対して「双六の相手をしろ」な〜んて重ねて命令したさらにそのうえ、『重六だぞ』なんてセリフを平然と言ってのけております(^^;;;;)。が、これってかなりあぶないセリフだと思うのです(^^;;)。なぜなら、この祐姫&民部卿元方親子が憤死するきっかけとなった事件こそ、双六と重六がらみのいざこざ事件だったからであります(^^;)。(以下『大鏡』より引用)
『元方の民部卿の御孫(広平親王)が儲君(=世継ぎたるべき人)でいらっしゃる頃、帝(村上帝)が庚申待を催しなされた時に、この民部卿も参られた。当然九条殿(藤原師輔=安子の父)も伺候され、人々も多く伺候して双六の遊びをなさった。丁度安子中宮が冷泉院を御懐妊なさっている時分で、それでなくても世間の人は今度生まれる方が皇子であったらどんな事になるだろうかとお思い申していたところへ、九条殿が「どれ今夜は私がサイ(サイコロ)を振ろう」とおっしゃりながら「皇后のご懐妊中の御子が男であられるなら重六よ出てこい!」と言って振られると、一度で出たではないか。その場に居合わせた人々は皆、目を見合わせて関心してほめそやした。ご自身も得意になっておられた。しかし、民部卿のご機嫌はひどく悪くなって顔色も真っ青になった。そして後日、物怪となって出られ(^^;)「あの晩、重六を見て、突然胸に釘を打ち込まれた気がした」とおっしゃったという事だ。』
(この事件については、第七話「鬼やらい」において、元方さん御本人の口からも語られております(^^))
ですのでなんちゅうか(^^;)、真葛の言っている事は例えて言えば『ヤクザの前でヤクザの悪口をいっているみたいな(^^;)、そして相手の傷口に塩を塗り込むような挑発的な(^^;;)アブナイ行為』なんです。が、その事を真葛本人が知ってか、知らずに言ってるかはさだかでありませんが、、。まあどっちにしろ真葛の恐れを知らない性格が良く出てますね(^^;)。
(P.S.この項は当初は双六のウンチクでも調べようと思ったのですが、なんだか以外とDEEPな世界だったので方向転換しました。。)