繧繝端(うんげんべり)

双六を始める祐姫と真葛に対して晴明が「どっちがどっちに坐くのだ?」と聞くと、祐姫が『まろの座は繧繝端(うんげんべり)ときまっているが、この際、許してつかわそう』と言ってます。始めこの意味がよくわかりませんでした。が、調べて見ると繧繝端(うんげんべり)とは畳の一種で、基本的には天皇・上皇ほか神仏のみに用いられる高級品で、端(へり)の部分が赤地に色々の糸で菱形や花形などを織り出した錦を使用してあるもの、、、と、わかりました。その他の人々はそんな錦じゅない、もっと地味な端の畳を使っていたわけで、当然、晴明の家の畳も繧繝端(うんげんべり)じゃあない、地味な端なんだけれども『この際、許してつかわそう』、、という意味だったわけですね(^^;)。

私は初め、「上座の畳は私と決まっているが、この際真葛に『許してやろう』」という意味かと思ったのですが、そうするとその後の展開と矛盾が生じるので「???」だったわけです。

まっ、結局は上座の畳は真葛に取られて丸座(わらふだ)に坐らされてしまう祐姫でありました(^^;)。

P.S. 繧繝端と繧繝端じゃない畳の違いが良くわかるのが百人一首の絵札ではないでしょうか?天皇や天皇経験者がのっている華やかな台座、、あれが繧繝端の畳だったんですね。
(でも私の持っている百人一首を調べたら約一名、ただの女房なのに繧繝端に乗ってる人がいましたが(^^;;)?)


          繧繝端(=錦使用)          繧繝端じゃないの(高麗端?)          
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