ログビルダー豆知識

太鼓挽き(タイコビキ)
太鼓挽きとは、丸太の上下2面を平行に製材することです。
上面と下面は、角材の様に使用でき、
側面は丸太のままです。
国産材のように直径の小さいログ材は、材木屋(製材所)にて

台車、もしくはリップソー、ツインソーにて引いてくれます。
これをチン引きと言います。

皆さんが気になるのはこの価格でしょ?
参考例で、4m材2面カットで1000円から1500円位です。

この太鼓引きでログシェル(ログ壁)を刻んだ場合グルーブカットが無いため、
結構ハンドカットログの中では加工費が安く上げられます。
Dさん
このように、上面と下面を
チェンソーで、切断し太鼓にします。
ハーフログ
ログハウスは、ご存知の通りログ材が互い違いに積み上げて、強度のある壁を築きます。ハーフログは、この互い違いのために
一番目に積まれる高さが半分の(半割り)ログ材です。

シルログ
シルログは、ノッチを切って一番目に積むログです。
基礎の上に直接シルログを置くことはあまり無いようです。
コンクリートは、湿気を出しやすいので、ログをいためぬよう
土台を置いてからシルログを置く方式が一般的です。


土台・シルログ・ハーフログ

ノッチ

ノッチとはログの交差部の仕口を言う
ハンドカットで一番人気で、フィット感もいいといわれている

サドルノッチ
ログの交差部分にスカーフカットと呼ばれる面を形成し、
それが馬の鞍に似ていることからサドルノッチと呼ばれる。
経年変化により、ログが乾燥・収縮した時の密着性の問題を
解決するために生まれたノッチのひとつなのです。
木材は、繊維方向には変化が少なく、繊維垂直方向は
変化が大きい。ログ材が交差するノッチ部分は隙間が
出来易いのでスカーフカットを入れることにより
隙間を防ぎます。


ラウンドノッチ
上図のようにスカーフを切らずに、丸太なりにカットし積んでいく
上でも説明したとおり木材は繊維垂直方向は変化が大きい、
いわゆる木材が痩せる為に丸太なりにカットしたノッチ部に、
隙間が生じやすい。
サドルノッチ
サドルノッチ




ラウンドノッチ
ラウンドノッチ

グルーブ

ログ壁は、ログとログが重なって構成されます。十字に重なる部分を
ノッチ、平行?に重なる部分をグルーブといいます。
グルーブにもカットの種類がありそれぞれが、強度とコストに影響します。
安く強度のいまいちなのがVグルーブ。割れやすく加工が簡単。



Uグルーブ

断面が、UになるのがUグルーブ
見栄えを考慮して
ログエンドは、Uグルーブにしてます。




ラトラル・グルーブ

Wになるのがラトラル・グルーブ。

グルーブ