武蔵が海から帰ってきた。持ちきれないほどのシャコガイと
共に。乱獲ではないかとの与一の質問に武蔵は答えた

「大丈夫よ、貝はひと潮ごとに大きくなるよ。」

 その翌日、十年一日の如く進歩の見られない客人たちが、王国の
客間にたむろしている所へ武蔵がやって来た。やばい、、、

 「みんな暇よね。アミガーとってこようね。」

解説しよう。アミガーとは雨の後、岩にたくさんくっついている、
タニシのような貝である。味噌汁にするとおいしい。

 「昨日採りに行ったばっかりやで、もうおらんで」

のせるさんが口を開いた。みんなの視線が武蔵に集まる。

 「あい、貝は湧いてくる!! みんなで行ってさっと採ってくればすぐよ!!」」

南波照間では貝も大変である。