’05.2月HMS コースタイム測定結果/レポート
●2/12(土)13(日) WING高橋 HMSスペシャル2DAYS         2日間とも快晴でした。気温も例年より高かったと思います。 
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HMS 1日目 :新潟出発〜トライアル
毎日のように降り続く雪ですっかり別世界になってしまった新潟をしばし忘れ、めざすは埼玉県桶川市にあるレインボー埼玉へ。埼玉に入ると、とても同じ日本とは思えないくらいの晴天が待っていました。
ちなみに屋根の上で雪かきしてるのは
店長です。
厚着すればバイク乗れるもんなぁ〜
この晴天がうらやましい
この違いに少しもの悲しくなってしまう気持ちを抑え、いざ1日目のトライアル教習へ。
晴れてはいますが2月の外気で硬直した体をほぐすように念入りな体操をしたあと、インストラクター&店長からバイク操作の説明から指導してもらいます。

怪しい集団が…乗車前のスタンディングの練習だそうです。 ここにも…怪しいダンスを踊りながらパイロンを使ってバイク時の練習だそうです。 店長の体を使っての実演講習。スタンディング時の上半身と下半身の使い方を確認。
今回トライアル講習をやるときに気をつけたのが、加重を後輪に常におくことと、ハンドルに力の掛からない乗り方でした。特に前半のアスファルト上での教習ではグリップが良いので前傾姿勢になればなるほどハンドルの切れ角に体がついていかず、苦労されている方がいました。ステップに足を乗せるとき足を若干後ろ側に乗せかかとを少し下げてつま先を上げてやると、体が後方にいき後輪加重で乗ることができました。
微妙ですがリヤサスの沈み具合が右の方のほうが沈んでいることに注目!体がリヤ加重になっているのでハンドルがフリーになり操舵が安定しやすくなります。 イントラの足の使い方。爪先立ちになることによって左右のステップにかける荷重を細かく調整することができます。
パイロンスラロームの後は地獄のフロントリフトアップ!!(リフトアップできた方は連続5連続に挑戦!)残念ながら証拠写真はありませんが、私はこれでこの日の夜と2日目使い物にならなくなりました。いよいよこの後はオフロード上での教習です。
オンロード教習の一角にある特設トライアル場。フラットな平地とUP・DOWNのあるコースは路面の上とは違った楽しさがあります。後半では3箇所に難易度の異なるコースが店長の手で造られました。 あまりの楽しさに思わず笑みがこぼれています。トライアル教習は一見行けそうにないコース(今回は店長オリジナル)をチャレンジする面白さとそれを走破した後の達成感が面白い競技です。この笑みは果たしてどちらでしょうか? 青いパイロンが左側、赤いパイロンが右側、その間を前後のタイヤを通す一見簡単そうな競技ですが、パイロンのおき方一つでただの山登りが難関コースに早代わり!リヤのトラクションをかけ続けないと登ることもままなりません。
写真だと分りづらいですが山を越えてからすぐにまたその山を登らなければいけないので谷側でしっかりと車体の向きを変えてやらないと、斜めに入ってもタイヤがスリップして上れません…初級 中級は難易度も上がりUP・DOWNの激しいコースに悪戦苦闘していました。山を下って登るのは先ほどの応用ですが傾斜角がありフロントタイヤがちょっとでも斜めだと全然登りません。一回しかクリアできませんでした。 そして上級コース!なんだか恐ろしげなコースです。序盤でこの有様、後半はフローティングターンを駆使しないとクリーンできなさそうなこのコース、コース設営者の店長も1回しかオールクリーンできませんでした。でもこのいけそうでいけなそうなのが挑戦心を煽ります。
気づくと辺りはすっかり薄暗くなり、オンロード教習がすべて終わってPM5:00を回ってもトライアル教習は続いたのでした。今までで最長ではないでしょうか。心地よい!?体の疲れを感じながら1日目は終わりました。
夜の部(ご想像にお任せいたします。)
HMS 2日目 :オンロード
前日のトライアルに続き二日目のオンロードの始まりです。まだ眠っている体を目覚めさせて朝9:00にはバイク車庫へ移動。バイクを給油、諸点検(各自でやります。)した後に体操をして本格的に目を覚まします。
車庫には違うグループが乗車する新型CBR1000RRが5台準備されていました。
VTR1000が今まで10台教習車としてありましたが、Hondaではとっくに生産中止となっており、代わりとしてVTR1000:10台−CBR1000RR:5台が入荷されたそうです。では残りの5台は・・・?というとまだ未定のようですがCBR600RRx5台の予定だそうです。新型CB1300SFも2台入荷しており、残り3台も入荷予定とのこと!これからはHMSで最新バイクで教習できる環境になりそうです。
さぁ、いよいよバイクの調子を確認した後は、オンロードコースへ移動です
隣の滑走路から離陸していく飛行船。桶川特有の川風もほとんどない穏やかな春空で悠然と浮かび上がっていきました。結構な迫力! 飛行船を横目に教習開始です。まずは昨日やったスタンディング(トライアル乗り)で加速減速の体の使い方を見つけていきます。加速時、リア加重にならないようにフロント側に加重を掛け、減速時、フロント過重にならないようにリア側に加重を掛けていきます。
また今回は教習時間いっぱいまで走らせていただき、通常の年で65kmが今年は95kmと測って見ると30kmも多く走ったことになります。
ですが、教習時間が長く感じなかったのはインストラクターの方が、パイロンスラロームだけではなく変化のあるコース設定してくれたからだと思います。

バリアブルコース タイム測定結果
写真はVTRからの取り込みなので、画質が粗いのはご勘弁を…クリックすると拡大表示されます。
No 氏名 性別 車種 ATTACK1 店長からの一言
1 S.M CB750 1’08”77 ●確実に向上されていると思います。動作と感覚のバランスが取れるとよいと思います。その調子で!!
2 K.M CB1300SF(新型) 1’00”28 ●大きなライディングフォームでよいと思います。ターン時のスピードがもう少し早いと切れが出ます!
3 S.M CB1300SF(新型) 1’02”72 ●ビックバイクのライディングができてきました。上体が固くなりすぎて、結果バイクの動きが少し鈍くなっているようです。特に目線に気をつけるともっと切れが出てくると思います。
4 O.H CB750 54”19 ●鋭く、早いターンになりました。後は上体のブレが少なくなるように走れば言うことなし!
5 K.M ホーネット900 59”16 ●自然でスムーズな走りです。ターン時に上体がの字になることがあります。若干目線がパイロンの近くにあると思いますので、遠くにとって走って見ましょう。
6 Y.M CB750 56”34 ●ターンがスムーズになりました。加速時に早めにバイクを起こせるようになると、尚よいと思います。
7 T.T CB750 ―  ●初めてのHMSいかがでしたか。頑張っていられたと思います。後はブレーキ時と加速時の下半身の安定と、上体の使い方のバランスです。
8 Y.M ホーネット900 1’02”50 ●上体のりきみもなくスムーズに走っていらしたと思います。ブレーキをもう少し強くかけられるようになるともっとよくなると思います。
9 M.K CB750 1’13”89 ●初参加ありがとうございました。都合が付きましたら是非新潟にも遊びに来て下さい。ライディングフォームがよくなると、バイクの動き方もよくなると思います。乗車中あごが少し上がっています。少し引き気味にすると上体がもっと安定すると思います。
10 管理人 CB750 57”77 ●目線をもっと大切に。ライディングは体全体を無駄なく使うスポーツです。上体に固さがあるとスムーズなターンができなくなります。目線を先送りするのと上体の使い方のバランスが大切です。
11 I.K CB750 1’07”72 ●初参加ありがとうございました。楽しく乗れましたでしょうか。フォームを大切にするとバイクとの一体感が出てくると思います。またの参加お待ちしています。
12 H.T CB750 ―  ●バイクとの一体感が出てきました。加速・減速時にスムーズな腕と上体の使い方を考えながら乗ってみて下さい。一層の一体感が感じられると思います。
13 U.K CB750 59”95 ●腕の下がりがなくなり、ターンの切れが鋭くなりました。乗っている方の楽しさが伝わってきます。
14 店長 CB750 53”16 ●今回一番転倒していました。逆を返すと一番アグレシッブだったと思います。また、乗り方の工夫を実験しているように思えました。バイクの動きを妨げず、積極的にバイクを動かしている絶妙なバランスだと思います。(管理人)
15 Y.T
CB750 ―  ●もっとブレーキ(F)を強くかけられるとよいと思います。基本的なライディングはできていると思います。ブレーキ時に腕に力が入らないようにしてみて下さい。
☆参加者の皆さん、大変お疲れ様でした。3月もよろしくお願いいたします。