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人のふり見て我がふり直せ




    「人のふり見て我がふり直せ」とはよく言ったものだ。
   先人達の言葉や知恵には本当に頭が下がる。
   と、そんな想いにさせられたのは、最近我が家に起こったある事件のためである。


   僕の妹がタバコを吸っていた。
   彼女は未成年なのだ。


   本題に入る前に断っておきたいことがあります。
   この文章は、彼女を傷つけるものでもある。
   彼女の名誉のことを想えば、こんな話を書く僕は非道い兄だとも思う。
   だが僕は、どんな侮蔑の言葉も、怒気に満ちた視線も甘んじて受け入れよう。
   それら全てを覚悟した上で僕は書く。
   みんなが僕に言いたいことがあれば、掲示板やメールで伝えてほしいと思います。
   僕は、逃げません。


   未成年である彼女が喫煙をするというのは、この国においては悪いこと。
   “過ち”です。
   誰でも過ちを犯すことはある。
   大人だって過ちを犯す。若い頃なら分別がつかないからなおさらだ。

   英の政治家・ベンジャミン・ディスレリーは言っている。
   "Youth is blender; Manhood a struggle; Old Age a regret."
   「青年期は失敗、中年期は苦悩、老年期は後悔」 というような意味です。
   この言葉をまるまる飲み込むかはともかく、
   "青年期は失敗"というところは、みんな異論がないんじゃないですか?

   僕だって、中学生でタバコを手にした。
   悪いことだという自覚がありながら、それをカッコイイと思い込み、
   沸き起こる興味をおさえつけることもなく、罪悪感には目をつむった。
   人を傷つけたこともあった。親を怒らせ、泣かせたこともある。

   悪いことをせずに、生きてきたわけじゃない。
   そのことは今、恥や後悔、苦悩となり、僕の胸の内から消えることはない。



⇒人のふり見て我がふり直せ 〜続きへ〜