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自衛隊のイラク派遣に思うこと

このコラムは、派遣の是非を問うものではありません。 僕自身、その是非に対する意見はありますが、ここではやめておきます。 他のコラムetcで機会があれば、書いてみたいと思っています。
    このコラムは、僕にはいささか荷が重いテーマです。    ですが、僕が日本人である以上、そして恥ずかしながらこうしてコラムを書いている以上    この問題について考えておく必要があると思い、筆をとりました。    現在、政治の世界では自衛隊を自衛隊のイラク派遣を巡る論議が活発になっています。    また、国民レベルでもそれなりに考えることがあるようです。    ("それなり"というのは、国民はこの問題をどこか他人事のように考えていると思えるからです)    昨年末の12月26日、イラクへ空上自衛隊の隊員が先遣隊としてイラクへ出発しました。    その後の日本時間で29日午後11時頃、イラク北部のティクリット付近で日本人外交官2人とレバノン人の運転手の3人が    テロとおぼしき武装勢力に襲撃され、命を落とすという痛ましい事件が起きました。    自衛隊がイラクへ派遣されてからほどなくして起きたショッキングな出来事でした。    この事件を受けて思うのは、"武器を持っていない人でもテロの標的になる"ということです。    腕力のない人でもテロ行為に遭う危険がある。    テロリストというのは、そこらにいるややツッパった兄ちゃんとは違い、強い者にも向かっていきます。    むしろ、立場が高い人間・腕力の強い人間を倒した時にこそ    彼らのイデオロギーを、力の強さをより効果的に示すことができる。    だからテロリストは民間人よりも社会的立場の高い政府高官や、高い戦闘力を持つ軍人を、その標的にするのです。    自衛隊は、その格好の標的となりえるのではないでしょうか。    自衛隊はイラクへ復興支援のために向かいます。    そしてそれはイラク市民も望んでいることです。    ここだけ見れば一見、ニーズに合った、問題ないことのように思えます。    が、    実際はそうではありません。    イラク市民が反発を強めているアメリカ軍の、    兵士輸送などを手伝うのも自衛隊の仕事なのです。    それはつまり、米軍の武器輸送の一端を日本が担うことになります。    さらに日本は、アメリカが抱える膨大な戦争赤字を埋める役割も担います。    アメリカが日本を手放せない一番の理由はそこにあるのではないか、僕はそう思う。
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