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二兎を追うこと

   

    二兎を追うことは、よくないことでしょうか。
   二つのものを目指すことは、望ましくないことでしょうか。

   確かに、二つのものを追い求めることは困難で、
   一つを掴みかければ、もう一つが逃げていくということはよくあることだと思います。
   僕自身も、そういうことがありました。
   その意味で、「二兎を追うもの、一兎をも得ず」という諺は、その意を得ているのでしょう。
   古人の、ありがたく、また得がたい経験の蓄積を否定するつもりはまったくありません。

   ですが僕は、そうした経験的な知恵を持ちつつも、二兎を追いたいのです。
   二つ、二つだけ、どうしても達したいことがあるのです。

   一つを達することだけで、正直いって大変です。
   今も大変な思いをしているし、
   これからもっと、大変なことがあると、容易に想像ができるのです。
   それでも僕は、一兎だけを追ってはいられないのです。
   ひょっとすると、ただ僕のワガママなのかもしれません。
   しかし僕は、ワガママでも、もう一匹、まぶしく光るウサギを掴まえなければなりません。
   それは、己が心の導くまま、我がままであることだと思っています。


   とてもわかりにくい、
   そしてまったくの私事である文章をお送りすることを、
   少し恥ずかしく思っています。


   最後にもう一言。
   二兎を追うことは、とても大変なことだと思います。
   でも、夢は、たくさんある方が楽しいんじゃないかとも、思うのです。




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