社会福祉法人 善隣学園
社会福祉法人 善隣学園
 お釈迦様の生誕の地がインドのルンビニーという花園だったと言われています。当施設ではその名前を頂戴して命名されました。
 しかし単にそれだけの理由で命名されたのではなく、園の創立者であり、初代園長であった常念寺住職故内藤察純氏の本園創立の精神に由来するものであります。
 初代園長は昭和9年、寺の経営による保育園を設立して園長に就任、在籍者の中に障害児も多く見られ、卒園時期にはその子達の就学は猶予又は免除になってしまい、家庭での生活を余儀なくされてしまう状況にあり、それを見かね、この子達も社会で立派に生きて行く事の出来る人達であり、それには施設での適切な指導を受ける必要があるという事で、知的障害児施設の必要性を痛感し、この子達にも人生の花を咲かせたいとの一心から施設(花園)建設を発起し、施設建設
資金募集の為の托鉢が始まったのです。
 約10年ほど、雨の日も風の日も肩から托鉢箱を下げ、手には鈴と幟を持っての托鉢が続きました。最終的に托鉢だけで施設を建てる事は出来ませんでしたが、そんな行為が認められ、市や県の補助、更には日本自転車振興会から補助を受け、暖かい市民の皆様の浄財により、施設建設資金を得、ルンビニー園が建設されました。

 実際に施設を建設する為には資金が足りず、出来る事は自分達でやらなければなりませんでした。親族だけでなく、檀家さん、市内の有志の方々、障害を持つ家庭の父兄達にも手伝ってもらい、まさに手作りで作り上げた施設であります。
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創設者の察純和尚です。幟には「建設資金募集托鉢」と書かれているのを読む事が出来ます。肩から掛けられた募集箱はルンビニー園の相談室に察純和尚の精神の象徴として大切に保管されています。


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ルンビニーとは?
ルンビニー園が出来るまで"