め <茗荷><目結・四つ目> |
茗荷 「あるとき釈尊が祇園精舎を散歩しておられた。みすぼらしい男が山門で泣いているのでわけを問うと、ものおぼえが悪いので仏弟子にしてもらえないという。釈迦は気の毒におもいさっそく、 『塵を払い、垢を除かん』 の一句を示された。ところが男は、こまった顔をして『おぼえられない』という。釈尊も驚かれたが、ますますあわれに思い<塵>の語だけを示された。男はどうにか覚えると釈尊につれられ、僧房の掃除をはじめることになった。数ヶ月すぎた。釈尊は男をよび「塵には、目にみえる塵と目にみえない塵がある。おまえは、これから目にみえない塵を掃除しなさい」と説くと、男はたちまちに悟ったという。この男の名はシュリハントク、この男が死ぬと墓に茗荷が生えたというので茗荷は悟りの神のシンボルとなった。いつのころかこの神は、中国を通って日本にきた。これが比叡山延暦寺やその末寺に秘神として祭られている摩多羅神である。 いま、摩多羅神の神像をみると、烏帽子、狩衣で鼓を持っている。両側の侍臣は茗荷と竹をもって舞っているが、この二つの用具が悟りのシンボルであろう。・・・・・・・・・・ やがて、のちに茗荷は冥加の語に通じて、神仏の加護をうける意味に説明されるようになった。摩多羅信仰は天台密教と結びついて、不可解な面が多いが、茗荷は冥加であるといえば、そのものズバリで大衆が納得した。茗荷紋が、これによって大いにひろまったのも事実である」(家紋大図鑑) 抱茗荷の中には、様々な紋を入れる事も出来ます 黒地に白の紋は<上絵>の紋。掲載分は丸無しが多いですが、丸・細輪も付けられます 白地に黒の紋は<刷込み>の紋(丸付きにしている場合があります) (注) Mは「見本紋」という意味です |
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抱茗荷 | 陰抱茗荷 | 中陰抱茗荷 | 抱茗荷M1 | 抱茗荷M2 |
抱茗荷M3 | 抱茗荷M4 |
三つ茗荷 | 抱茗荷M5 |
抱茗荷M6 |
中輪に入込み抱茗荷 | 板垣茗荷 | M板垣茗荷 | 三つ抱茗荷巴 | |
M三つ並ぶ抱茗荷1 | M三つ並び抱茗荷2 | M三つ並び抱茗荷3 | M三つ並び抱茗荷4 | 丸に抱茗荷に一の字 |
M抱茗荷に左三巴 | 丸にM抱茗荷に三星1 | 抱茗荷に七星 | 丸に抱茗荷に平井筒 | 抱茗荷に井の字 |
抱茗荷に轡 | 陰抱茗荷に轡 | 抱茗荷に違い柏 | 丸にM抱茗荷に三星2 | 抱茗荷に剣片喰 |
M三つ茗荷 | ||||
目結 (四つ目) 「目結いのメは『間』のことで、タテ、ヨコの交線のあいだにできた空間、すなわち穴である。布地をつまみ、糸で結んで絞り染めにすると(鹿子)のような目ができる。このカタチをいくつもの布地に散らせたり、列べたりする模様はむかしからあった。これを『目結い』といい、また『鹿子絞り』ともいった。」(家紋大図鑑) 黒地に白の紋は<上絵>の紋。掲載分は丸無しが多いですが、丸・細輪も付けられます 白地に黒の紋は<刷込み>の紋(丸付きにしている場合があります) (注) Mは「見本紋」という意味です #1 上の上絵紋は「七つ割平四つ目」 下の刷込み紋は「七つ割隅立四つ目」 |
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平四つ目 | 細輪に陰平四つ目 | 隅立四つ目 | 細輪に陰隅立四つ目 | 総陰隅立四つ目 |
反り四つ目 | 蔓四つ目 | 四つ目車 | 重ね四つ目車 | 細輪に覗き隅立四つ目 |
三つ目 | 細輪に隅立一つ目 | 七つ割四つ目#1 | 十一割隅立四つ目 | 細輪に十六目 |
M隅立四つ目 | 中陰持合隅立四目 | 繋ぎ二つ目 | ||
四つ目菱 | 陰四つ目菱 | 反り四つ目菱 | 三つ目菱 | M四つ目菱 |
四つ目菱一木 | ||||