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2008/03/23

「デザイン」を服の値段に含める発想

4月、5月のカタログハウス・ソーイング教室の課題は、
八分丈のセミワイドパンツです。
現在、型紙を製作中です。
型紙は現物をいくつか試作して決定します。

毎回、独自のアイデアを盛り込んだ型紙を作っているんですが、
今回は「接着芯を使わずに仕立てるウエストベルト」を考案しました。
1日教室なんで、芯を切るとかはるとかの作業を省略したかったから。
アイロンが混むのが毎回ちょっとした悩みなんで。

芯を使わないベルトだと生地選びが問題になります。
カタログハウスの教室では、アイテムによっては
生地を含んだ材料キットを販売するんですが、
だいたい私の最も気に入らないやつがいちばん人気なことが多くって
他人の好みはわからないなあと思っていたんですが、
今回は私が最も気に入っていたやつがいちばん人気でした。

材料キットは東京ではよく売れます。
大阪では売れませんねえ。
東京の人は時間をお金に換える発想があるけど、
大阪(関西)の人にはそういう発想を持つ人が少ない
(まあ、簡単にいうとケチってこと?)
といった人がいますが、真実はどうなのかわかりません。
好みの違いもある気がするんだけど。

1月、2月の教室の課題は、インバーティドプリーツスカートでした。
これは、以前の課題のフレアスカートの型紙を
アレンジしたものなんですが、わりと好評でした。
という話は前も書いたんですが、

教室が終わってから、
参加者以外の人から型紙を買いたいという要望が
複数寄せられたと連絡を受けました。
参加者以外の人は参加者から情報を得たと思うのですが、
まあ、よほどみなさん、気に入られたんですね。

桑沢デザイン研究所創設者の桑沢洋子さんの
『ふだん着のデザイナー』という本には、
昭和30年代の洋裁事情が書いてあるんですが、
日本人には「デザイン」を服の値段に含める発想がない、
というようなことが書いてありました。

和裁と洋裁の最大の違いは型紙がいるかどうかですが、

デザインを服の値段に含める発想がない、
というのは、つまり、
「英語」を使わずに簡単にいうと、
型紙にどうしてお金を払わなきゃいけないかわからない、
ということです。

1月の教室に参加した方が、
完成したスカートにいたく感動されて、
「コウさんのデザインした型紙がいいからですね」
といってくれました。
「そのとおりですね」と私は答えました。

次回の「八分丈ワイドパンツ」(このアイテム名が
的確にデザインを示しているようには思えないんですが)
も自信作なんですけどね。

型紙代金を含めてあのお値段で参加できる教室は「お得」だから
応募者が多いんだと私は思っているんですが、
てことは、
デザインを服の値段に含められる人がいるってことなんでしょうか。