21日に行われたカタログハウス・ソーイング教室、大阪校の様子が
カタログハウスのウェブサイトにアップされました↓
http://www.cataloghouse.co.jp/shop/nagata/
「ワンピースを作るのだ〜の巻」
21日の教室で着ているのは、タンクワンピースを基本どおりに
梨地織りのグレーで作ったものです。
上に着ているのは、15年前くらいに買った
ルーニィのざっくり編みショートカーディガン。
26、27日は東京校で教えてきました。
カタログハウスのお店・東京店は4月に新宿から新橋に移転して、
今回は新東京店でのはじめての教室でした。
当日着たのがイラストのコーディネート。
タンクワンピースの型紙をアレンジして
黒い麻で前あきのを作りました。
白いパフ袖のワンピースと重ね着したんで、
だれかが「メイド・ファッションですね」と言ってた。
さて、
カタログハウスのソーイング教室は1日で完成させる教室です。
ミシンはひとり1台あるけど
アイロンやロックミシンの台数が限られています。
そのへんでの苦情対策というか時間短縮のために
持ってきてもらう生地や材料を事前に案内書で指定しています。
今回のワンピースは接着芯を(アイロンで)はるのを省略するために
「デニムくらいの厚地を持ってきてください」と案内してあったわけです。
大阪校では芯が必要な薄い生地を持ってきた人は20人中1名でした。
それから、ファースナーはコンシールファスナーを指定してあって
(違うタイプだと作り方が変わる)、
コンシールじゃないのを間違えて持って来た人は大阪では1名。
過去の例だと
東京校は大阪校よりも「優秀でいい子」なはずなんですが、
今回の東京校は、薄い生地を持って来た人が1回あたり10名
(おおまかな記憶なんで、もっといたかも)、
コンシールじゃないファスナーを持って来た人が5名。
「ファスナーをつけたくない、
脇のシルエットをもっとどうとかして、衿ぐりを下げて……」と言って、
コウ先生に無視され続け、
それでも質問し「ご自由に、どうぞ」と言われた人、1名。
教室の開催主旨を理解できない人は無視するに限るとして、
薄い生地で芯をはらずに縫うとミシンに食い込んだり
目がつれたりします。
スタッフは、接着芯とファスナーを買い直しに
ユザワヤ・銀座店に走ってくれました。
薄い生地を持って来た人に確認したら、
みなさん「ええ、案内書は読みましたよ」とは言うものの、
「もう夏だから」
「だって暑いだもん」
「厚地なんてこの時期とても選ぶ気にならない」
ということでした。
まあ、気持ちはわかるけどね。
この薄い生地、そろいもそろって小花柄で、
つうか、薄い生地でワンピースといやあ、小花柄になっちゃうんですよ。
オシャレなタンクワンピースのはずが、あなた、
オシャレなソーイングをめざす私をあざ笑うかのように、
アッパッパですよ(笑。
神様が現実を直視せよとおっしゃっているのですね、はい。
東京よりも大阪のほうがセンスがよかったことってはじめてでは(笑。
福岡、名古屋、期待してます。
でもまあ薄い生地に関しては、
夏の教室だし、仕方ないかと思わなくもない。
しかし、コンシールファスナーの買い間違いに関しては、
日本の危機を感じました。
店員さんに「これがコンシールだと言われて買った」
と言う人が少なくなかったのです。
しかもその手芸店があなた、天下の手芸店、ユザワヤだと言う人が
ひとりふたりじゃなかったんです。
最多は吉祥寺店。気をつけるべし!
まあ、前々から、教室をやっていて、なんだか
店員さんに聞いたってわりには間違ったものを持って来る人がいるなあ
とは感じていたんですよ。
みんなには悪いけど、店員さんへの聞き方が悪かったのではないか、
くらいに感じてたのも事実です。
でもどうやらホントに店員さんのソーイング知識がないようです。
ま、当然か。
ソーイングやらないほうが多数だもんね。
ソーイング知識のある人を雇うほうが無理ですね。
私が最も信頼している新宿オカダヤでも若い店員さんだと
あれ?って回答をするときがある。
私のソーイングのやり方は材料選びも含めてフツーじゃないので、
そのせいだと理解していたんだけど、どうも違うね、これは。
家庭科では実技が必須じゃなくなってるくらいだから。
スタッフにユザワヤ・銀座店(みなさん、出来てたの、知ってましたか)に
接着芯を買いに行ってもらったときも、
「アピコ」って言えば店員さんがわかるはずと言っておいたのに
店員さんが「アピコって言っても不思議そうな顔をしていた」と
言うんでビックリしました。
逆に、そういう現状だからこそ、
私のソーイング教室は今どき不思議なくらい応募多数なんでしょうか。